高津和彦のレビュー一覧
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タイトルの通り、うまい話し方と言うのは、心、思考、声、の3つがうまく重なり合っている状態のことを指します。例えば、声で言えば、発声や声量、そして歯切れの良さなど滑舌をコントロールする要素であります。思考で言えば意見をまとめたり話す内容や順番の整理を行います。各要素の力にばらつきがあれば、重なりが少なくなり、話し方が悪くなります。
ただし、どれか1つが不安定であっても、残りの2つがそれを十分に補うことができれば防ぐことも可能です。まずは頭で考えながら練習をしていくことで、そのうち体が覚えてきます。
も、なぜ無意味な言葉が出てしまうのか、無意味な言葉、別名フィラーとも言いますが、話が長くなり、 -
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えーっと、、、など「フィラー」が出てしまう理由とその対策について、納得感のある説明がされている。
「心」「思考」「声」の3つ要素の一角が崩れるとフィラーが発生する。どれか1つが不安定でも、残りでカバー可能。話す相手や環境は変えられないので「心」の要素は不安定になりやすい。その分を他の要素で補う。特に「思考」は以下の方法で強化しやすい。今後は意識して取り組みたい。
・1センテンスを短くする(相手が繰り返せるくらい短く)
・エアストーリを組み立てる
・5W1Hでネタを探す
・写真を思い浮かべ、それを説明
最終章には「鏡前1分スピーチ」などのトレーニングが紹介されている。やるには恥ずかしさがあるが、 -
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ネタバレ2,3分原稿なしで話しただけで20回、30回とフィラーが出てしまう自分にとって原因とそれに対する対策を練るために、手に取った一冊。
《気になった部分》
・フィラーは悪い者、完全になくさないといけないものと過激な認識をしてしまいがちだったが、心地よい小休止、考える時間の共有、一体感を生み出すなどの効果もあるため、完全に悪者というわけではないということで、フィラーに対して新たな視点を持つことができた。ただ、それは使いすぎないということが大前提。そして、気にならないかどうかを決めるのはオーディエンス。自分が、ではなく、聞く相手がどう思うかを常に意識したい。
・自己評価が低い人はフィラーが出やすい -
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会話やスピーチで出てしまう「えー」「あー」のことを、フィラーというらしい。ほとんどは無意識に発せられているもの。
聞き手にゆるみをもたらす効果があることもあるが、たいていは、自信のなさ、あいまいさ、何を言っているかがわからない感じを相手に与えてしまう。フィラーを連発している方にとっては直したいと思っているに違いない。当然私も。
フィラーは幅広く、「えー」や「あー」だけではない。
基本的には、なくても会話やスピーチが成り立つのに、ある特定の言葉を連発することで、相手に自信のなさや不快感を与えるものはフィラーに入れて考えてよさそうである。
具体的には、「やはり」「いわゆる」「つまり」「というこ -
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なぜフィラー(えーっとなどの間を埋める言葉)が出るのかを前半で説明し、後半で対処法について述べている。メカニズムの理解というより、後半部分のトレーニング内容に価値のある本である。
正直フィラーが出てくるメカニズムは抽象的で、緊張したら出るんだなという理解しかできなかった。
そのため前半部分はあまり新鮮さはない。
後半部分はフィラーを出さないようにするにはということが述べられている。
斬新な手法は載ってはいない。しかしながら紹介されているトレーニングに真摯に向き合った人はほとんどいないのでは無いかと思われる。
とにかく場馴れしろというメッセージが伝わってきた。
少し前半が冗長であるので、読