河治和香のレビュー一覧
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ネタバレ【本の内容】
前作「笹色の紅」が評論家に絶賛された新鋭が、鉄火肌の浮世絵師国芳と、脳天気な弟子たちの浮世模様を娘の女絵師登鯉の目から描いた、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第一作。
国芳の娘登鯉は、刺青が大好きで博奕場にも平気で出入りするような“侠風”な美少女。
一方で、天保の改革を鋭く諷刺した国芳は、とうとう北町奉行所に召喚されてしまう。
[ 目次 ]
[ POP ]
柴又生まれの江戸っ子作家、河冶和香さんの書き下ろしシリーズ第1作である。
今回のは江戸末期を代表する浮世絵師の一人、歌川国芳一門の活躍を娘登鯉(とり)の眼から描いた作品である。
登鯉は入墨が -
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小説なんだけども
事実を上手に使って書いてあるので
とってもワクワクしました。
こういう「創業」話、大好き。
滋賀県草津駅の駅弁売りからはじめて
ご近所さんや、ご贔屓さんを連れて
お伊勢参りをすることになる。
その取りまとめが自然と団体旅行に。
評判が良かったため、次は善光寺だ〜となり
参詣旅行のはしりとなったそうです。
それまで善光寺がわりと寂れていたなんて
知らなかったわ。
登場人物もみんないいけど
特に旅芸人の娘・茶良とのエピソードは
なかなかドラマチック!
途中に昭和7年3月の本物の
「旅の栞」を写したページもあります。
なかなかのハードスケジュールだよ。 -
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今ではみんなが知るツアーも
はじめがあり、こんなにいろいろな思いがある。
バリバリのノンフィクションのようなフィクションだと読み終えて知りました。 びっくり
けれど、全部がノンフィクションでもないということで、こういう
ストーリーも夢があって素敵だと思います。
私も知らない世界が見れる旅行は
いつでもわくわくして大好きですし、
この明治の激動の時代は
本当に新しいことや今まで考えもしなかったことをはじめて歴史に残る人々もたくさんいました。
なので、きっと遠からず近からず
こういう 南新助さんのような
人もいて語り継がれているように
感じました。 -
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以前 若冲の小説を読みましたので
なんとなく ターゲットにした 時代とかが
被っていたので 頭の中が 少し混乱してしまいました。
今度からは同じ人をモデルにした 小説を読む時は
前の内容が消えてからの方が 新鮮に読めると思いました。
今回のは 現代とまではいきませんが
近代から お話が始まっていました。
そして 若冲の生きている時代。
この時代は もうかなり 文献も残ってはいるものの火事とか 色々あってなくなっちゃっているので
作家さんの想像力をかりたてるものが 多いのでしょうね。
今回の面白いなぁと思った所は
屏風祭りの章で 升目描きをするのですが その升目が煩悩の数
8万4千(無限 -
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新聞記者の鶯亭金升が歌川国芳の末娘・お芳に、国芳の十三回忌が行われた明治六年頃を中心に、国芳一門のそれぞれの半生を語るエピソード集。
同作家さんの「国芳一門浮世絵草紙」シリーズの後日談らしい。シリーズはお芳の姉・登鯉を主人公に据えた騒動記らしいが、そちらを読んでいなくても楽しめた。お侠な登鯉とは対照的に地味なお芳が中年を過ぎて語るスタイルなので落ち着きがあるし、一門の弟子たちの浮き沈みを語りながらもどこか物悲しさもある。
お芳同様に有名絵師の娘と言えば、お芳に『女絵師なんていうのになったところで、哀れな末路が多い』という例にあげられた北斎の娘・応為。彼女とは対照的に、河鍋暁斎の娘・お豊は『