河治和香のレビュー一覧

  • 国芳一門浮世絵草紙2 あだ惚れ

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    ネタバレ

    ちゃきちゃきの江戸っ子群像劇、という体の第二巻。
    歌川国芳の娘、登鯉が主人公、ということで、
    彼女が中心ではあるのですが、
    徐々に周りの人物それぞれのドラマも描かれ始めます。
     
    一巻にちょっと「名前出し」していた登場人物のドラマなども動き出し、
    さあ面白くなってきたぞ!という感じ。
     
    全員のキャラクターがつかめるまでは、ちょっとキツいのですが 笑、
    つかめてしまえば一気読みしてしまいまいます。

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    2012年09月19日
  • 旅行屋さん

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    今ではみんなが知るツアーも
    はじめがあり、こんなにいろいろな思いがある。

    バリバリのノンフィクションのようなフィクションだと読み終えて知りました。 びっくり
    けれど、全部がノンフィクションでもないということで、こういう
    ストーリーも夢があって素敵だと思います。
    私も知らない世界が見れる旅行は
    いつでもわくわくして大好きですし、
    この明治の激動の時代は
    本当に新しいことや今まで考えもしなかったことをはじめて歴史に残る人々もたくさんいました。
    なので、きっと遠からず近からず
    こういう 南新助さんのような
    人もいて語り継がれているように
    感じました。

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    2025年12月19日
  • 旅行屋さん

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    ノンフィクションと思いきや、フィクションだった…すごく面白かったんだけど、どこまで信じてもいいんだろうか。
    日本旅行さん、いつもお世話になっています。

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    2025年11月30日
  • 遊戯神通 伊藤若冲

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    以前 若冲の小説を読みましたので
    なんとなく ターゲットにした 時代とかが
    被っていたので 頭の中が 少し混乱してしまいました。

    今度からは同じ人をモデルにした 小説を読む時は
    前の内容が消えてからの方が 新鮮に読めると思いました。

    今回のは 現代とまではいきませんが
    近代から お話が始まっていました。

    そして 若冲の生きている時代。
    この時代は もうかなり 文献も残ってはいるものの火事とか 色々あってなくなっちゃっているので
    作家さんの想像力をかりたてるものが 多いのでしょうね。

    今回の面白いなぁと思った所は
    屏風祭りの章で 升目描きをするのですが その升目が煩悩の数
    8万4千(無限

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    2022年06月16日
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙

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    新聞記者の鶯亭金升が歌川国芳の末娘・お芳に、国芳の十三回忌が行われた明治六年頃を中心に、国芳一門のそれぞれの半生を語るエピソード集。

    同作家さんの「国芳一門浮世絵草紙」シリーズの後日談らしい。シリーズはお芳の姉・登鯉を主人公に据えた騒動記らしいが、そちらを読んでいなくても楽しめた。お侠な登鯉とは対照的に地味なお芳が中年を過ぎて語るスタイルなので落ち着きがあるし、一門の弟子たちの浮き沈みを語りながらもどこか物悲しさもある。

    お芳同様に有名絵師の娘と言えば、お芳に『女絵師なんていうのになったところで、哀れな末路が多い』という例にあげられた北斎の娘・応為。彼女とは対照的に、河鍋暁斎の娘・お豊は『

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    2021年01月29日
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙

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    江戸末期〜明治にかけての雰囲気が良く出てますね。おおらか、浮き沈み、個性、粋。有名人が出てくるのもへぇ〜って感じ。もっとこの分野に詳しかったならば、より楽しめたのかもしれません。

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    2021年01月21日
  • 国芳一門浮世絵草紙3 鬼振袖

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    このシリーズは本当に面白い!大きな声では言えないけど、私も国芳の狸の絵が好き。でもこれが本の表紙に使われるなんて、国芳もびっくりだろうな。

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    2017年04月06日
  • ひとり夜風 紋ちらしのお玉

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    幕末で名を馳せたあの人やこの人たちが登場します。
    日本を変えようと駆け抜けていく男たち。
    それを横から見ている女たち。

    何とも切ないなぁ。
    お玉の遣る瀬無さが伝わってくる様です。

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    2016年08月06日
  • 国芳一門浮世絵草紙2 あだ惚れ

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    「侠風むすめ」の続編。
    あいかわらず、登鯉さんは絵より男に気持ちが向かっています。
    そしてもてもて。
    このシリーズは、登鯉さんの恋バナがメインだと、あきらめました。

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    2016年05月29日
  • 国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ

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    国芳一門の話。
    「ヨイ豊」で豊国一門の話を読んだ翌日に読んで、清太郎(4代豊国)がひどい奴に書かれていたので、びっくり。

    国芳を筆頭に、登場人物が魅力的でテンポも良く、話が進んで面白かった。
    章毎に関係する浮世絵が載せてあるのも良かった。

    ただ、国芳の娘 登鯉(とり)が、あまり絵に向かっていない(のに上手い設定)で、男に夢中なのがどうも好きになれなかった。

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    2016年04月29日
  • 鍼師おしゃあ 幕末海軍史逸聞

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    江戸っ子女鍼師のおしゃあの、幕末から明治にかけての物語。
    お相手役には、塩飽島から来た水夫、のちに幕府公式のオランダ留学生に選ばれ箱館戦争にも参加した古川庄八を。

    女流作家さんの歴史作品はクセがあるものが多いような気がしますが、主人公おしゃあの江戸っ子ならではの気質からなのか、はたまた筆者自身の持たれる気質からなのか、サッパリとした文調で気持ちよく読める作品でした。

    これもひとつの、女の生き方。
    ですね。

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    2013年03月24日
  • 鍼師おしゃあ 幕末海軍史逸聞

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    江戸から明治に生きた粋な女性の話。キップがよいとはこういうことか。
    恋愛というよりは時代の景色が楽しめた気がする。
    鍼灸院に一度いってみたくなるなぁ。肩凝りなおりそう。

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    2013年02月09日
  • 国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ

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    とにかくおもしろい!
    国芳一門の連中のおかしさったら。そして登鯉ちゃんの大人びた、ある種冷めたようなものの見方がいいです。
    そんな登鯉ちゃんも、やっぱりまだまだ子供な部分があって、そういうところがまた可愛いんだよなァ~って、もう、出てくる人みんなバカで情に篤くて、ニヤニヤしてしまう。
    江戸の風俗、異常な取締りの強化などもおもしろおかしく書かれていて。
    作者さん、粋です。

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    2009年10月13日