青木やよひのレビュー一覧
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なんて素晴らしいんだ!
全ての芸術家と全ての音楽家にオススメする。
ベートーヴェンに対する著者の異常なまでの好奇心によって、多視点から大胆ながらも細やかにそしておおらかに人間像を表現している。
名著!Posted by ブクログ -
「ベートーヴェンの生涯」というタイトルだけですと、ロマン・ロラン著の同タイトル本のほうが有名ですが、青木やよひさんの本書はそれに負けておらず、むしろより正確な情報を盛り込んでいると思います。
青木やよひさんのベートーヴェン研究著書はたくさんありますが、本書はその集大成と言えるでしょう。
ロマン・ロラ...続きを読むPosted by ブクログ -
ベートーヴェンというと、耳の聞こえない偏屈で恋愛に不器用な作曲家、ゲーテを嘆かせた野人、最後は孤独で悲惨、といったステレオタイプなイメージが刷り込まれている気がする。
この本は、資料を元に丹念にベートーヴェンの偉大な生涯を追った素晴らしい力作。
先に書いたようなベートーヴェン像を見事にひっくり返...続きを読むPosted by ブクログ -
今から241年前の1770年12月16日頃に現在のドイツのボンで生まれたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、人類史上もっとも偉大なといっても過言じゃない作曲家ですが、深刻すぎてどうもとっつきにくいという人もいるようです。
美術ばかりか兵器までも守備範囲にした芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチもそう...続きを読むPosted by ブクログ -
『ベートーヴェンの生涯』(青木やよひ、2009年、平凡社新書)
「生まれながらにこぶしをふり上げ、悲惨な境遇をものともせず、すべて独力であれほどの偉業をなしとげた超人的な天才」などと一般には理解されているが、本当のベートーヴェンの姿はあまり知られていない。
そこで、本当の彼の生涯を、「愛の喜びや...続きを読むPosted by ブクログ -
今も生き続け、人々を感動させる作品を幾つも創作する人物とは、多々数奇な人生を辿り、その生き様自身が人類の遺産となるものと思うが、まさに音楽家としてモーツァルトやショパンなど(他にも色々いようが)とともにベートーヴェンが挙げられるのであろう。
それにしてもこの偉大な人物を、いかに正確に捉えることは...続きを読むPosted by ブクログ -
ベートーヴェンがめちゃくちゃ好きな作者さんによる一冊で、彼への愛に溢れている。
文体は読みやすく、さくさく読める。彼の生活と作品、歴史的背景が同じ流れで進む本に今まで出会えなかったので、とてもタメになった。他の音楽家たちとのエピソードも面白い。シューベルトがベートーヴェンを隠れながら推してるところと...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
一八一二年夏、二人の巨匠はボヘミアで出会う。
ゲーテ六三歳、ワイマル公国の枢密顧問官として社交に余念がない。
ベートーヴェン四一歳、“不滅の恋人”との恋に心を高ぶらせていた。
そして時代は、ナポレオンの没落を前にして激しく動いている。
本書は、政治的・社会的状況を丹念に踏まえ、巨匠たち...続きを読むPosted by ブクログ -
ベートーヴェンの伝記は初読み。
苦悩に満ちた一生を送った偉人、という印象だったけど、私自身40年生きてきて、まあ、そういうこともあるよね、人生には、と言うほど『苦悩に満ちた』感じは受けなかった。
親しみやすく読んでもらいたい、という青木やよひという作者のフィルターがかかっているからかもしれないけれど...続きを読むPosted by ブクログ -
ベートーベンに詳しくない人が読むには少しマニアック過ぎる^^; 普通の伝記はいくらでもあるのでそれと同じようなことを書いてもしょうがないんだろうけど。
それにしても「ベートーベン」は歴史上最も偉大な人間の一人なんだと思う。誰も傷付けずただ感動だけを残してるんだもの。
ちなみにベートーベンは難聴であ...続きを読むPosted by ブクログ -
偉大な芸術家同士が理解しあっていて欲しい、といいう願望がかなり強いので、どうなのだろう、と一定の説得力は認める一方で疑問をさしはさみたくなる。両巨頭ともに多くのものから吸収しているわけだし。Posted by ブクログ
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ちょっと思い込み、思い入れが強すぎはしませんか。ベートーベン相手に冷静になれるわけもないが。当時のパトロン・音楽家たちの交友や援助関係が細かく書かれているのは興味深い。Posted by ブクログ