作品一覧

  • ベートーヴェンの生涯
    4.7
    1巻1,232円 (税込)
    女性を愛し、駄洒落を好み、甥への愛に振り回される──最新の資料を駆使して従来説を大幅に書き換え〈隣人ベートーヴェン〉の新像をいきいきと提示した名著、待望の再刊。
  • ゲーテとベートーヴェン
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一八一二年夏、二人の巨匠はボヘミアで出会う。ゲーテ六三歳、ワイマル公国の枢密顧問官として社交に余念がない。ベートーヴェン四一歳、"不滅の恋人"との恋に心を高ぶらせていた。そして時代は、ナポレオンの没落を前にして激しく動いている。本書は、政治的・社会的状況を丹念に踏まえ、巨匠たちの交響する世界を臨場感豊かに描写する。手紙、日記、友人たちの証言など資料を駆使した、まったく新しい視点による芸術家像がここに誕生。
  • ベートーヴェンの生涯
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 手紙、日記、会話帳、友人たちの証言など、最新の資料を駆使して、徹底的な自由人ベートーヴェンの姿を、臨場感豊かに描き出す。バッハ、ヘンデル、モーツァルトの音楽とどのように出会い、カントの哲学やインド思想をいかに自らのものとしたのか。従来の諸説を大幅に書き換え、まったく新しいベートーヴェン像を提出する。

ユーザーレビュー

  • ベートーヴェンの生涯

    Posted by ブクログ

    なんて素晴らしいんだ!
    全ての芸術家と全ての音楽家にオススメする。

    ベートーヴェンに対する著者の異常なまでの好奇心によって、多視点から大胆ながらも細やかにそしておおらかに人間像を表現している。

    名著!

    0
    2020年09月09日
  • ベートーヴェンの生涯

    Posted by ブクログ

    「ベートーヴェンの生涯」というタイトルだけですと、ロマン・ロラン著の同タイトル本のほうが有名ですが、青木やよひさんの本書はそれに負けておらず、むしろより正確な情報を盛り込んでいると思います。
    青木やよひさんのベートーヴェン研究著書はたくさんありますが、本書はその集大成と言えるでしょう。
    ロマン・ロラン著のものと併せて読み比べるのも面白いかもしれないですね。

    0
    2018年07月11日
  • ベートーヴェンの生涯

    Posted by ブクログ

    ベートーヴェンというと、耳の聞こえない偏屈で恋愛に不器用な作曲家、ゲーテを嘆かせた野人、最後は孤独で悲惨、といったステレオタイプなイメージが刷り込まれている気がする。

    この本は、資料を元に丹念にベートーヴェンの偉大な生涯を追った素晴らしい力作。

    先に書いたようなベートーヴェン像を見事にひっくり返してくれる。
    如何に彼が当時の中で先進的な思想を持ち、それを体現していたか。
    どれだけ情愛深く、関わりのあった人を心配し、恩人に感謝を捧げる人であったか。

    ベートーヴェンというと、堅い曲、というイメージがあるかもしれないが、彼は当時の他の作曲家が思いもしなかった様々な実験的チャレンジをし、さらには

    0
    2012年09月12日
  • ベートーヴェンの生涯

    Posted by ブクログ

    今から241年前の1770年12月16日頃に現在のドイツのボンで生まれたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、人類史上もっとも偉大なといっても過言じゃない作曲家ですが、深刻すぎてどうもとっつきにくいという人もいるようです。

    美術ばかりか兵器までも守備範囲にした芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチもそうですが、その作品に接するだけでなく、どうしても人となりというか生き方そのものを知りたくなってしまう人物ですが、その通り期待にたがわず悲喜こもごもてんこ盛りの人生劇場の主役そのもので、けっして飽きることのない息をもつかせぬ波瀾万丈の生涯でした。

    すでに私たちは、彼の伝記的なものはロマン・ロランの『ベ

    0
    2011年07月20日
  • ベートーヴェンの生涯

    Posted by ブクログ

    『ベートーヴェンの生涯』(青木やよひ、2009年、平凡社新書)

    「生まれながらにこぶしをふり上げ、悲惨な境遇をものともせず、すべて独力であれほどの偉業をなしとげた超人的な天才」などと一般には理解されているが、本当のベートーヴェンの姿はあまり知られていない。

    そこで、本当の彼の生涯を、「愛の喜びや苦悩や、あるいはためらいや絶望と共に、ありのままにたどってみ」るために本書は書かれた。

    年少時代、ハイドンやモーツァルトの出会いから晩年の失聴の時代まで、ベートーヴェンの生い立ち、恋愛、作風、等を知ることができる。

    筆者の深い研究には深く敬服するとともに、自分がまだ聞いたことのないベートーヴェン

    0
    2009年12月31日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!