L・O・V・Eありませんでした・・・。
何かと作者が暴走しまくって、イラストライターも暴走、編集部も暴走したために、富士ミスのシンボルたる帯からLOVEが喪失してしまいました・・・。
さてと、LOVEが見つかるのが先か、打切りになるのが先か・・・。
って言うか、あとがきは著者のネタ大会?
このライトノベルのあとがきが面白いみたいな事やらなくちゃだめですか?
でも、GOSICKが最強・・・。
内容的には、夏休みに千夜子と一緒に海に行くと言うイベントが発生して、それぞれのヒロインとの関係がさらに深くなって言うというか、なんって言うかそんな感じの物語なんで、日常会話的にそれぞれの恋愛に関する思想が語られていくというパターンで、なんて言うか淡々とした進み方なんですよねぇ・・・。
まあ、それでも一緒に行く千夜子との進展はあるのかとか、誘われたホタルはどういう対応をするのかとか、置いて行かれる冴子はどうなるのかとか、ツバメも攻略対象なのかとか、気になってしょうがない事はいろいろあるわけで、対人関係のいろいろな変化も期待させられるわけで、しかも以前より分厚いというなんて言うか、撃墜記録のさらなる更新を期待させられてしまうような、なんていうかそんな期待感から一気に最後まで読んでみたくなるような気がする所はさすがだなぁと思うのです。
でも、個人的には、事件発生で二人の関係がより深まっていくと言うパターンの方が一冊一冊が面白く感じられるDEARシリーズの方が好きなんで、このパターンはどうかなぁと思うわけですが・・・、この小説の場合、プロローグで数年後の主人公たちが語り合うという始まりであるために、冴子は?綾さんは?これから一体どうなるのと言う先が気になってしょうがないパターンに落とされてしまってる感が強い。
主人公たちの間違った恋愛感覚が無ければ、ギャルゲーテイストなフラグ立てまくり的なシナリオのプレイして1〜2時間位みたいな退屈な物語を適度なグラフィック回収イベントて繋いで飽きさせないようにしてるような感じにも見え無くない・・・。
でも、ラストが気になると言いながらも、さっさと完結して欲しいと思っていなかったり、むしろ真の愛を見つけるより、千人切りを達成する方に期待してるような気がする・・・。