ごまえのレビュー一覧
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全5巻完結。長岡マキ子さんのデビュー作。
主人公の変態ぶりから始まって巻が進むごとにシリアスになった。6人の男女がお互いに傷きながら絆が深まっていくのに胸があつくなった。女の子たちの泣きが辛くて、でも美しい。
恵比寿莉子。高飛車お嬢様。高スペック。多分美少女度はナンバーワン。でも性格に難あり。緊縛イラスト、ありがとうありがとう。
瑞本絽美。可愛いみんなのアイドル。ヴィーナスの最有力候補。でもなかなかに重い女の子。
妹尾雪菜。地味目隠れ美少女。で巨乳。
三者三様の魅力があって一人に絞れない。二転三転、女の子の間をいったりきたり、でも最後は純愛に結実したと思う。とても良い。 -
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主人公の成長物語。1巻のナルシストな状態から、周りをよく見て誰かのために行動できるようになった。あまりの成長ぶりに落ち込んじゃうし嫉妬しちゃうよ。目的をもって行動を始めて、一生懸命になって動いて相手のことを考えて。主人公の成道ははじめから好漢になれる要素を持っていたと思う。
だって私だったら友達も恋人もいない自分に焦って、数少ない友達をないがしろにして数を揃えようとしたり、友達がたくさんいる人に嫉妬したり、相手の気持ちより形を大事にしたり、劣等感が強くて成道みたいに真っ直ぐに行動できない。今までの黒歴史を直視できずなかったことにもできず、水泳はできない勉強もできない役に立たないと心を萎縮し、そ -
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ネタバレ面白さは増すばかりで、5巻で終わるなんてもったいない!
と思う一方、この勢いで完結させたほうが綺麗にまとまるとも思います。
それほど今巻は面白かった。
主人公の『ナルシストは卒業したんだ』っていうウザさもあまり感じなかったし、
絽美の妬きっぷりにも存分にニヤニヤさせてもらいました。
でも妹尾が一番いい娘に映っちゃうよね。
主人公の中で莉子サマが無条件に対象から外れてるのも
ちょっと気になったけど(あんだけ言い寄られてるのに!)、
まあ次でラストならここで絞るのは大事なのかな。
てことで散々書きましたが次巻でいよいよ最後だそうで。
こっから逆転絽美ルートも期待しなくもないですが、
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ネタバレ非常によかったです。
主人公の『昔のナルシスト全開な自分とは違う!』っていう
自戒がいい加減しつこい気がすると思ってましたが
(だからって真人間になったという訳でもないので)、
それを終盤のハーレム状態故の混乱に繋げる辺りは上手いと思いました。
その終盤について、絽美の心情を慮るとこれは辛いよね。
妹尾もいい娘なだけに心が痛むけど、
☆ランクだろうからってだけで好きになった訳でもないでしょうし
個人的には当初の目標どおり絽美とくっついてほしいなと思ってます。
そしたら妹尾は僕がもらっていきますので^^
・追記
しまった大事なとこ触れるの忘れてた!
関係代名詞爆笑しましたwセンス -
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前巻で下の下のランクまで落ちてましたから上がるしかなかったわけですが、さて。
ごまえさんの絵が嫌いなわけじゃないんですが、文章から想像する女子の姿と比べてかなりロリ絵なため、どんどん彼女らの恋愛が真剣度を増す展開になってくると、違和感が・・・。こういうのも自分が年をとったせいなんでしょうかね。
それはともかく、次巻でシリーズ完結するようです。修学旅行という大イベントを終え、この巻のラストでは成道が今の自分の気持ちを確認できたようで、ラストへ向けての準備は整った感じです。ただ平凡な男の心理からすれば至極王道な反応なだけにこのまま終わってしまう作品ではないと期待してます。もっとも成道自体、じいちゃ -
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一気読みした!「オタク荘」シリーズの長岡マキ子のデビュー作。主人公である男子に対する、現実世界並みにシビアな女子からの好意はデビュー作から健在。「カップル試験」のある高校で男ランク中の下と判定された主人公が、学園のヴィーナスとカップルになると得られる何でもできる権利でまともな学園にするために奮闘する話。ナルシストで自己中でポジティブというより周りが見えていない主人公が、目標とする同性を見つけ好きな子のために何かをしてあげることを覚え、と少しずつ成長していく姿が面白い。ヒロインはいい子と影のある子と二人いるが、どちらもテンプレに収まらずいい感じに作者に操られてない。ラブコメによくある「こんな女子
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最後まで主人公の成道が好きにはなれなかったものの、嫌になるギリギリのところで踏みとどまっていたのは作者の計算どおりなんでしょうか。最後のほうではいい奴すぎる感じがして、成道らしさがなくなって、ある意味平凡ないい奴になってるのはおもしろみに欠けたと思う。また、こういうハーレム展開でラストでひとりに決める場合、いろんなパターンがあるけど、結果的にはこの点もおもしろみに欠ける王道すぎる展開だった気がする。
ということで、悪い意味でラノベらしい軽い展開だったのが残念だったものの、作者の狙いどおり最終巻は大団円できれいに収まり、スッキリ感があったのでこの評価。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ安心して読めるライトノベルですよね。
四巻が発売されたのを見て、
『そういえば一巻は結構面白かったよなー』と思い購入。
ラブコメと友情とどちらもバランスよく描かれていて、
読んでいて非常に清々しかったです。
作者は女性の方のようで本編のセクハラっぷりに多少面食らいましたが、
あとがきを見てなんだか納得w
内容について。
臨海学校で一週間も滞在できるってすごく羨ましいシチュエーションですよね。
それも美少女三人と一つ屋根の下とか!
主人公をリーダー的な役回りとして描きたいようですが、
いかんせんバカなので上手くいかないところがもどかしい。
かといって安易に天才万能キャラを出さ -
Posted by ブクログ
2巻と3巻を続けて読んだので感想はここにまとめて書こうと思う。主人公の瀬木成道は基本ダメな奴なので、根拠ない自信から来る行動でイラッとさせるシーンがある割に、読後に不快感が残らないのは作者の演出がうまいせいだろうか。いやまぁ、なんでこんなにもてるのかという疑問(ねたみ?w)は残るわけだがw。学園長のじじいの理不尽な妨害とかあっても必要以上に恨むようなこともせず、とりあえず前向きに行動しているのはプラス印象になってる気がする。3巻の終わりでは大接近していたヴィーナスが成道と距離を置く宣言が出るなどモテすぎ状態にもメスが入りw、ランクどおりの展開に。