木工家として40年の経験を持つ名匠による一冊。
自身のエピソードを交えながら、人と木・木工の歴史が語られる。
体系的にまとめられた形ではなく、エッセイ的に節毎で話題が変わる構成。
丁寧でありながらサクサクとした文章からは、経験に裏打ちされた謙虚さ実直さが伝わってくる。
しかし、コンクリートに囲ま
...続きを読むれて育った私には敷居の高い一冊だった。
木や木工の経験が全くないためか、どうしても書かれた場景を思え浮かべることができず、言葉を上滑りで追うだけの形になってしまった。
基礎的な経験や強い興味があれば、もっと楽しめたのだと思う。