ネイチャー・プロ編集室のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
頁をめくるたびに出てくる出てくる珍妙な顔の動物たち。
鼻の奥から赤い粘膜を膨らませるズキンアザラシ、
こんな顔 (・-・)ミ でカメラ目線のサンショウウオ、
背中に歌舞伎の隈取のような模様のジンメンカメムシ、人間から見ると「なんだこりゃ」な動物の貌たちの写真集。
鼻の先の触手をウネウネさせるホシバナモグラや、
吸い付きの強そうなカワヤツメ、
目が片側に捩れたような顔のカレイ、
顎の歯が皮膚を突き破って牙のようになっているバビルサなどは変というより怖い…。
上記に挙げたのは生態系からしてちがう「ヘンな顔」だと思いますが、
笑ったように見える猿とか、目を見開いた爬虫類とかはたまたまカメラが面 -
Posted by ブクログ
「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」は情熱の芸術家・岡本太郎
だが、「動物にだって昆虫にだって表情があってもいいじゃないか」が
本書である。
表紙カバーに掲載された写真だけでも十分楽しめるのだが、各ページの
写真はひとつひとつが面白くて飽きずに眺められる。
特に好きなのは死んだふりをしているヨーロッパヤマカガシ。このまま
ホルマリン漬けになっていても違和感がないくらい見事に死んでいる。笑。
水族館や動物園は好きなので幾度も足を運ぶのだが、これほどつくづく
と生き物の表情を観察したことはなかった。あくびをするライオンにつら
れてあくびをしたことはあるけれど。
ただね、写真につけられ