吉川良三のレビュー一覧

  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    現状のサムスンの成功についての整理が目的。

    ・プロセスイノベーション、見える化、見せる化によるコスト低減
    ・各市場別に適切な価格設定。そこに合わせた原価目標設定
    ・現地のニーズに合わせた多品種少量生産を可能とする
    ・各地に散る「地域専門家」の育成


    組織、リーダー
    ・会長の危機意識。
    ・IMF危...続きを読む
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    1.この本をひと言でまとめると
     日本の製造業企業再生の道

    2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
    ・人を通じた情報流出は、日本の企業が長年にわたって行ってきた「技術者の使い捨て」のツケという側面もあります。「義理堅く誠実」という日本人のメンタリティを考えると、企業が大切な技術情...続きを読む
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    著者の前著「危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション」と余り代わり映えのしない内容。
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    自分の会社も含めて、意思決定が遅いことに不満を抱いていたので、ついついタイトルに惹かれて買ってしまった。
    本題に行く前に、サムスン電子の営業利益が、日本の大手電機メーカー8社合わせても及ばないという事実に衝撃を受けた。
    日本の文化が、「石橋を叩いて渡る」なら、韓国は「始めたら半分終わったも同じ」であ...続きを読む
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    失敗学の畑村洋太郎氏と「サムスンの決定はなぜ世界一速いのか」の吉川良三氏の共著。
    ものづくりを「もの」「つくり」と捉え、日本が「つくり」にこだわっていて伸び悩んでいるのに対し、アップルやサムスンのように「もの」に重きを置くことも必要だとする。無駄に高機能なものをつくっても仕方がないというのは、ブルー...続きを読む
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    社内の情報を共有化することで、開発スピードを上げているという取り組みは自社も見習うべきものだと感じた
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    なぜ決定が速いのか、のポイントは、権限委譲と品質はユーザーが決めるという考えだろうか。サムソンではボトムアップ方式とのことで、トップはおおまかは方向性だけを示して現場に決定権を与えているとのこと。確かにこれは重要だろう。自分の経験でも、トップが強すぎる組織は統制はとれているが、決断が遅く動きが遅くな...続きを読む
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    日本企業、特に製造業は世界を席巻した。
    しかし、それも今は昔。
    どうして電機業界のように、衰退の一途をたどっているのか?
    それは過去の成功体験が邪魔をし、韓国企業など新興国の企業を甘く見くびっていたからではないだろうか。
    素早い決断が求められるが、大企業病といわれる責任の所在があやふやで決断が下せな...続きを読む
  • 危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーション
    サムスン改革の中心にいた著者と失敗額・創造学の権威が明かす、サムスンを通して浮かび上がってきた日本の弱点と強みが書かれています。
  • サムスンを変えた吉川氏が語る ものづくり維新 世界で勝つための10箇条
    なんだか少し違和感。市場が求める品質を提供すべし、QCDは会社の価値観でお客様からの視点では無い、という点は多少共感しましたが後の部分はやはり自社の企業理念とは相容れない感がありますね。サムスンの強さは分かりますがサムスンに皆成りたい訳では無いでしょう。
    スマホは筆者も危惧したように中国市場に特化し...続きを読む
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    なぜ意思決定が早いか?

    →本来は無用な過去の実績を重視した資料作成などが必要なため、トップダウンよりボトムアップにすべき
    リーダーは将来的な方向性だけを示して、そのためにどうすべきかは下に任せる
    求められる情報を速くわかりやすく供給する見せる化をしていく
    品質は顧客が決めるものであり、メーカーが勝...続きを読む
  • サムスンを変えた吉川氏が語る ものづくり維新 世界で勝つための10箇条
    日本のものづくりの低迷は、グローバル化とデジタル化にきちんと対応してこなかったからであって、円高や法人税率などの六重苦を理由にすべきではない。

    ものづくりが新次元に入ったようではある。強みを活かせる道を探すべきなのか、もはや強みではないから別を探すのか。
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    勝つためには?

    →情報不足は意思決定の遅さにつながるため、経営者が外の世界とつながりをもち、外部から組織を見ている人の意見を聞ける状態をつくる
    消費者が望んでいる機能を持つ製品を望んでいる価格で提供することが大事
    自分たちも気づいていないかもしれない競争力の源泉となり得るタネ、秘伝のタレを生かす
    ...続きを読む
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    「始めたら半分おわったも同じ」「品質にも松竹梅がある」「製品の価格設定は引き算方式」「戦略とオペレーションは分けて考えるべき」「卵の殻は自分で破らなければ意味がない」…なるほど!
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    ものづくりの意味を再定義する必要がある。
    それがないために日本の競争力が低下している。
    品質は消費者が決めるもの。
    危機意識を持ち前に進むことの重要性を認識した。
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    ものにこだわって商品開発をしないといけない。トップが危機感を持って、それが全体や伝わり、具体的なアクションになると理想的。
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    「ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる」、「千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン」参照
  • サムスンの決定は何故世界一速いのか
    半分くらい読めば全体がわかるのだが、、、
    こうしたい、こうすべきだ、という意志と危機意識を、常に持つ
    判断をするまでの時間、もしくは先にのばす時間が一体何をもたらすのか、を改めて考えさせられる
    一、サラリーマンには飛躍して物事を理想になすことは難しそうだが、権限をもったならそうありたい
    日本では難し...続きを読む
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    ■経営

    1.日本企業が持つ「高い技術力」が武器にはならない。それは、近年、性能ではなく、製品コンセプトやデザインが製品の価値を決めるようになってきているからである

    2.韓国の減価償却期間は日本より短い。
  • 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略
    以前にこの著者の本を読んだことがあるので非常に取っ掛かりやすく読みやすかった。内容も『サムスンの~』に既出しているものが多かった。強いて言えば、こちらの著書は著者と数人の有識者が意見を交わしていることから、『サムスンの~』よりもより高度な議論になっている気がした。