カエサルのレビュー一覧

  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    カエサル自身の文才(?)によるものなのだろうか、どんどん先へ先へと読み進めたくなるような文章だった(第七巻までは)。もっともラテン語原文を読んでいるわけではないので実際どうなのかはわからないが、少なくとも訳者の国原氏の力があってこそのものでもあろう。
    共和政期ローマ時代のガリア(現在のフランス・ドイ...続きを読む
  • ガリア戦記
    ユリウス・カエサルによる記録。ローマがガリア(現フランス)、ゲルマン、ブリタニアに侵攻した際の記録。土木工事の記録と、当時のゲルマン人、ガリア人、ブリタニア人の風俗に対する観察が興味深い。
  • ガリア戦記
    普通に読むのに苦労したのですが、普通におもしろくて困りました。
    離れられなかった。
    いわば業務連絡でしかないこの記録がこんなにおもしろいというのがカエサルのカエサルたる所以のような気がします。古代の人はかわいいな!
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    ようやっと読んだ。んー、これまでなじみの薄いタイプのカタカナ名前が多いのがつらい。でも文章の躍動感はすさまじいものがある。塩野でなくてもカエサルに惚れる気持ちはわかる。ハゲの女ったらしだけど。これは時間をおいて再読、かな。
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    人物名や部族名を覚えるのが大変でしたが、2000年以上前の天才的政治家・武将が実際に書いた迫真の記録を読めた、というのは貴重な体験だったと感じました。全体的に文の訳し方(日本語への訳し方)は塩野さんの文章よりも自然な感じがしましたが(兵士への演説とか)、カエサルが兵卒達を「お前ら」と呼んだり、兵卒達...続きを読む
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    塩野七生氏が著書の中で絶賛していたので試しに読み始めてみたが、読み始めた時は「それほどか?」という印象。

    塩野氏が歴史家でも研究者でもないのに歴史書のような装丁、引用でミスリードしながら嘘混じりの誤解・勉強不足の内容を平気で書くことや『ローマ人の・・』の書き方への嫌悪を差し引いても、
    1) 原文で...続きを読む
  • ガリア戦記
    カエサルによるガリア地方の討伐報告を自身の手で書かれた報告書。非常にシンプルでまるで第三者が記述したような印象を受ける。

    部族の数が非常に多く、土地勘も無いので巻頭の地図を見比べながら読み進めることとなり時間がかかった。また、当時の設備等がイメージしにくいこと、登場人物の名前が長く皆似ていることも...続きを読む
  • ガリア戦記
    多少の誇張はもちろんあるだろうが当時の戦況やカエサルの思考を垣間見れただけで価値があった。本のはじめの方に各部族や国の地図があるので、それを見ながら話を追っていくと戦況の進み具合などが俯瞰できて良いかと思う。
  • ガリア戦記
    ローマの将軍カエサルが、ローマ人から見た蛮族(ガッリー人・ゲルマーニー人)たちを帰順させるために転戦奮闘した記録。著者が自分のことを三人称で「カエサルは・・・」と書くのが特徴的だが、これによってカエサルは自分の感情を書き込まないという制御と、客観的な報告の体裁を得ることに成功している。ただ、行ったこ...続きを読む
  • ガリア戦記
    以前読んだときは時代背景を理解していなかったため、全く楽しめなかった。

    ローマ人の物語のカエサル(ルビコン前)を読んでからあたると、楽しめる。
  • ガリア戦記
    ローマ人の物語から派生して読んでみた。先にローマ人の物語読んでないと、理解は難しかったかも。非常に淡々と語られていて、カエサル本人の想いを読み取ることはできないけど、先読みの力と複数を同時に実行する力は良く伝わってきた。
  • ガリア戦記
    ユリウス・カエサルのガリア遠征についてのレポート。

    2000年前の戦争報告書なので、かなり難解なものであることは確か。ハッキリ言うと、位置関係やどういう部族がどれくらいの領土を持っていて……というところが(現代の日本人には)ほとんど分からない。当時の人々にとっては自明のことかもしれないけれど、やは...続きを読む
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    この訳は読みやすく、毎日1巻づつよめる。日曜の晩はガリア戦記をたのしむことにした。その前にふと思い立って、ラテン語で1ページ目を「ながめ」でみた、それからおもむろに和訳を読んでみると、ラテン語で分かったつもりになっていたことと丸で違う。ラテン語の進捗は程遠いことに気づいただけだった。
  • ガリア戦記
    有事の際のリーダーのあるべき姿が分かります。東日本大震災による危機的状況にある今の日本に必要なのはカイサルのような人物かもしれません。
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    確かに名文なのだろう。カエサルが一気に書き上げたと言うけれど、なるほどそのときの情景が浮かんでくる様である。
  • ガリア戦記
    面白くはない。
    物語を描いているのではないのだから当然といえば当然。

    ただ、ところどころ緊迫した空気が感じられるところがあり、さすが古典になる名著ではあるなと納得する。
  • ガリア戦記
    ユリウス・カエサルのガリア戦記。
    塩野七生さんのローマ人の物語に引用されていて、どうしても読みたくなって。
    読みました。カエサル、という人は文章においてもすごく魅力的な人物だった。
  • ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
    塩野七生の『ローマ人の物語』のカエサルについての内容を読んで、
    気になった本。

    カエサルが7,8年に及ぶガリア遠征について、
    1年毎にまとめて記述したもの。
    自分の行動について書くときに一人称ではなく「カエサルは...」と客観的に記述してるのがちょっと面白い。

    「簡潔にして流麗」というのがカエサ...続きを読む
  • ガリア戦記
    ユリウス・カエサルの戦争報告。キケロとともに古代ローマの文筆家として名高いカエサル。英雄でありまた独裁者であるカエサルの名著
  • ガリア戦記
    もし人を扱ったプロジェクトをおこなうのなら 考え方 タイミング よりよい効果 何を分析するか をこの本を会得していなければ 話にならない 帝王学のテキストと言われるゆえんである