カエサルのレビュー一覧
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2000年経とうが全く色褪せることない、普遍的おもしろさ。人間の本質がある。良い文章は、何回読んでもおもしろい。5回は読んだな。人生の曲がり角で、これからも読み続けよう。Posted by ブクログ
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ガリア戦記
著:カエサル,G.J.
訳:國原 吉之助
講談社学術文庫 1127
難読書、地名、人名ともなじみがないので、カエサルが率いている軍団がどのように動いているのか、イメージがしにくい。本書後ろに座標が入った地図と、その後ろに地名辞典とその座標が載っているのでそれを頼りにするしかない。ガリア...続きを読むPosted by ブクログ -
カエサルのガリア征服は目玉となる業績の一つで糸も容易く成し遂げたように誤解するが、さまざまな想定外や苦労を乗り越えていたことをリアルに認識できた。
文面の裏側が気になるところ。どうしてカエサルはガリア人や自分たちの動きを読み切れるようになったか。どうやって味方の士気をあげたか。普段どんな言葉を部下...続きを読むPosted by ブクログ -
ローマ人の物語を読んだときからいつか読もうと思っていた本。
2000年前の話が生々しく伝わってくる。幾つもの惨殺すら記述するのだから。勝者の弁と言う当たり前の事を抜いても、それ程多くない人数で、戦いを勝ち抜いてきた所、特に、事前の情報収集を元に作戦を立て、実行に移し、相手の降伏の交渉においては、武器...続きを読むPosted by ブクログ -
「ー」
カエサルによるガリア地域の平定がカエサルによって書かれている。大変にシンプルな書き方で、美しい。たぶん原文はもっと美しいのだろう。ローマ人の物語、でカエサルの章をすでに読んでいたので、うまく理解できた。8巻からはヒルティウスによって書かれており、それによってカエサルの文章の書き方が優れてい...続きを読むPosted by ブクログ -
ユリウス・カエサルによって書かれたガリア遠征記。
カエサルの文章はキケロと並んで、ラテン語の名文といわれていますが、2000年以上前に書かれたものとは思えないほど、簡潔にして要点を得た文章。9年に亘ったガリア・ブリタニア遠征の全貌がつかめます。この遠征によってライン川がローマ帝国とゲルマン民族との国...続きを読むPosted by ブクログ -
講談社「ガリア戦記」、何気に解説がよかった。あと、やっぱりカエサルが書いていない”第八巻”があるのもいい。第八巻を書いたヒルティウスによると、カエサルは、自己の考えを正確に明瞭に述べる技量を備えていた、とのこと。確かにその通りと思う。ちなみに、やっぱり第八巻はなんとなく爽快さに欠ける。カエサルとヒル...続きを読むPosted by ブクログ
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カエサルが自身のガリア遠征を簡潔な文体かつ客観的に描いた史料。民族うんぬんはごちゃごちゃするので無視すればとても読みやすい構成になっている。第八巻はカエサル以外の人が書いたためやはり劣ってしまう。自画自賛したり我褒めするようなことは書かれておらず、遠征での成功・失敗・ガリア民族について余すことなく描...続きを読むPosted by ブクログ
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まるでエイジ オブ エンパイアを観ているかのよう。簡潔で客観的な描写は読みやすい。大八巻だけは別の作者が書いたものでカエサルの文章よりも劣る。巻末の専門用語略解に絵があるので戦闘の様子が想像しやすかった。ガリア人がケルト人のローマ読みだったのを初めて知った。ガリア人とローマ(カエサル)はアケメネス朝...続きを読むPosted by ブクログ
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2000年前に書かれた本ですがローマの作戦、ガリア人の戦いぶりが実に鮮やかに描かれています。登場人物が多く、また地名が現在と異なる等多少難しく感じるところもありますが、所々に挟まれた地図や挿絵が理解の助けになるでしょう。Posted by ブクログ
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ローマの英雄カエサルによる、7年にも及ぶガリア遠征記。綿密にして簡潔な文章は自身の筆によるものとは思えないほど客観的な記録となっている。当時のローマとガリア(ヨーロッパ本土からイングランドにいたるまで)の関係が面白く、興味が湧く。長く読み継がれてきただけのことはある。記述が冷静過ぎて小説のような盛り...続きを読むPosted by ブクログ