吉岡俊介のレビュー一覧
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同じカウンセラーでも、社会人経験なく臨床心理士になったカウンセラーと、社会人になったあとで資格をとってカウンセラーになった人ではカウンセリングの指向が異なるなと感じた。労働法について述べられているなども特徴だと思う。自己啓発ジャンルなカウンセリングスタイルで、直面している問題をまず直球で解決にあたるにはこのようなカウンセリングのほうがあうと思った。すぐに実生活で役立つヒントがたくさんあった。
・何事も肯定的にとらえる
→この子は引っ込み思案でどうしようもない子
→この子は照れ屋なんですよ~
・相手の攻撃的な言葉は相手の問題
→対象転換法:あなたにはそう思えるのですね
→沈黙法:だまって -
Posted by ブクログ
うつ病になった筆者が題の通りに「心が折れそうなビジネスマン」へ経験談とメッセージをつづった本。
本屋でこの本に目がとまった人 = まさに心が折れそうな人は、ぜひ読むべき本だと思う。
内容は、いってしまえばありきたりで
・がんばりすぎない
・あなたがいなくても会社は回る
・「うつ」のサインに早期に気付いて手を打とう
なのだが、
左遷、リストラ、起業、果ては借金地獄でのゴミあさりまで経験した筆者の体験に基づく暖かいメッセージは、すでに病気のせいで思考が凍りつきかけた「うつ」あるいは「抑うつ傾向」の人の心にも届くかもしれない。
いや、実際、すでに「うつ」になってしまった人に、「治療しな -
Posted by ブクログ
タイトルでは「折れそうな」ですが、
実際に「折れた」方が著者です。
昨日の今井氏の著書 同様に経験者が語る内容ですので
真実味たっぷりです。
その中でも
「社外のパイプをつくり、いざというときには頼れる仲間をつくろう」
というところが、昨日の今井氏の著書と重なりましたね。
社内ではなく、
利害関係が少なくなる社外での人間関係構築に力をいれましょう。
ってことなんですよね。
もちろん家族も大切ですが、肉親以外でも利害関係抜きで頼れる仲間がいると
さらに強くなれるってことだと思います。
自分で言うと大学時代の親友なんかが、ばっちり当てはまりました。
大学時代の親友 -
Posted by ブクログ
(2010年10月5日より読書開始)
自らの闘病経験を交えて書かれた「頑張り過ぎない生き方」への指南本。
自己啓発本にありがちな「社外に人脈を」とか「複数の名刺を持て」という記載もポジティブな観点からではなく、有事の際のセーフティーネットの観点から書かれているのが面白かった。
ただ、記載の多くが自らのデビューのきっかけとなった前の会社での事となっており、実際の「折れて」しまった独立後の記載が薄かったり、「ゴミ箱を漁った」という表現も、そのインパクトと比較して記述量が少なく、やや不満が残った。
予め手許に用意しておいて、実際に「折れそう」になる前に読むのがよいのではないだろうか。