小駒勝美のレビュー一覧

  • 漢字は日本語である

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    ネタバレ

    漢字が伝来してから、日本で改善されてきた漢字。
    中国でも、別の道で変更が加えられてきている。
    日本に定着した漢字の良さをいろいろ教えてくれている。
    残念なのは、日本で作った文字鏡フォントが、すべての漢字を電子化して、中国などでも使われていることを伝えていないことかもしれない。
    漢字の図形は、識別が難しく、同じ字か、異なる字かの判定に、漢字の一部で検索できる今昔文字鏡は有効な道具だと思う。

    道具は問題を解決する訳ではなく、専門家の判断が必要である。

    ある漢字と別の漢字が同じ漢字であるかどうかをどうやって判断すればよいかという問題に対する助言があると嬉しかったかもしれない。

    1つ

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    2011年06月25日
  • 漢字は日本語である

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    面白い!昔から日本人は輸入したものをより使いやすく,より良いものにするのが得意だったのですね。しかし1900年前の「部首」と300年前に決められた配列に、未だ縛られているとは知りませんでした。

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    2013年06月09日
  • 漢字は日本語である

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    「新潮日本語漢字辞典」を作った新潮社の校閲家による漢字の話。
    特に前半は「新潮日本語漢字辞典」がいかに素晴らしいかの宣伝文句ぽくって気にかかるが、読んでいくにつれ漢字オタクの本領発揮といった面白い話が盛りだくさんである。
    当用漢字表だの常用漢字表だの使っていい漢字を国が規制する過程での実にいい加減な決定方法を読むと、漢字をはじめ言葉に正しいだの正しくないだの言うことのバカバカしさが感じられた。私も例えば「チーズバーガーになります」といった最近の間違った言葉遣いには嫌な気持ちがしていた方だが、この本を読むにつけそういうのも言葉の変化として許容してもいいのかと思うようになってきた。「全然、大丈夫で

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    2010年11月02日
  • 漢字は日本語である

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    小学生の頃は毎週のように漢字の書き取りテストがあった。読み方や書き順のテストもあった。大変だったが、漢字が身についたのは財産だったのだ。本書を読んでそう思った。慶応2年に前島密は「漢字御廃止之議」を建白し、昭和21年の「アメリカ教育使節団報告書」は漢字や仮名を全廃し、日本人にローマ字を使わせようと提案したというが、そうならなくてよかった。

    著者は、三歳か四歳のとき、夢の中に漢和辞典が出てきて、翌朝、両親に買ってほしいとねだる。初めての夏休みの自由研究にノート2冊の漢和辞典を作る。第11回漢字読み書き大会青年の部で第一位。漢字検定1級。今は新潮社で書籍や雑誌の校閲をしている。筋金入りの漢字オタ

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    2009年10月04日
  • 漢字は日本語である

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    2008/3
    漢字の成り立ちや歴史から豆知識まで書かれている。中国の文字ではなく、どれだけ日本語に溶け込んで、そして発達していたか熱く書かれている。

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    2009年10月04日
  • 漢字は日本語である

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    確かに漢字を調べるのに漢和辞典は不便だと思ってた。著者が編纂された新潮日本語漢字辞典は見てみたい。
    漢字に関する疑問に思ってたことも記述されてた。使える漢字と使えない漢字、その理由はややこしい。

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    2015年11月14日
  • 漢字は日本語である

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    本著は一般的な漢字論といえるが、矢張り『新潮日本語漢字辞典』は画期的というより、白川静以来の快挙と申し上げたい。

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    2014年12月02日
  • 漢字は日本語である

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     漢文を読むための漢和辞典ではなく、はじめて「日本語に使われている漢字を収録した漢和辞典」という『新潮日本語漢字辞典』。その企画者であり、新潮社の校閲部に勤務する著者が書いた、漢字にまつわるあれこれの話。
     学者が書いた本ではなく、校閲者が書いた本、という特徴はよく出ている。異体字の話や、人名漢字、常用漢字・JIS漢字の話など、おもしろいと感じる人がどんくらいいるかは置いておくとして、こういう視点で書いた漢字の本はたぶんなかった。
     目ウロコだったのは、漢字の部首がどう決まるのかということ。「問、聞、悶、閣、閥、閲」の6つの漢字で、〈すべて「門がまえ」かと思いきや、これがそうではない。「閣、閥

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    2014年03月29日
  • 漢字は日本語である

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    第一章は新潮社の漢和辞典のPR(笑)。
    漢字についてのいろいろな個別的な知識も面白いだろう(が、類書でも読んだ話はたくさんある)。

    個人的には韓国語の漢字の字音語の割合が、6割程度という話が興味深かった(ちなみに日本は4~5割)。
    ただ、その数字だけが書かれていて、どのような調査なのか、いつの調査なのかなどがわからないのが残念。
    旧JISコードと新JISコード間の混乱については、他の本でも読んだが、この本の記述の方がわかりやすかった。

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    2013年06月19日
  • 漢字は日本語である

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    斎藤佑樹は「斉藤」じゃない」「気になる「学」の「ツ」の部分」など、まず目次の見出しから面白い。漢字マニアならではの深イイ話が満載。後半はちょっとマニアックだけれど。

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    2013年05月20日
  • 漢字は日本語である

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    新書をたくさん読もうと思って読みました。
    内容は好きな漢字のことだったのですらすら読めました。
    新潮社の漢和辞典を見てみたくなりました。

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    2013年02月28日
  • 漢字は日本語である

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    [ 内容 ]
    漢字のルーツはもちろん中国だが、現在日本で使われている漢字は、長い年月を経て、さまざまな日本式改良が施された、わが国独自ものである。
    中国にはない訓読を駆使し、送り仮名という画期的な発明を加え、見事に日本語のなかに組み入れたのは、まぎれもなく、日本の英知なのである。
    日本ではじめて、日本語のための漢字辞典という画期的辞典を編纂した著者による、日本語の素晴らしさを実感できる漢字の話。

    [ 目次 ]
    第1章 漢和辞典はなぜ役に立たないか
    第2章 斎藤さんと斉藤さん
    第3章 三浦知良はなぜ「カズ」なのか
    第4章 日本の漢字は素晴らしい
    第5章 分解すれば漢字がわかる
    第6章 常用漢字

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    2011年05月21日
  • 漢字は日本語である

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    漢字にまつわるあれこれ。
    漢字の元は中国ですが、もはや日本語と行っても良いとのご指摘。
    いろいろな漢字制定(当用漢字、常用漢字)の裏側やコンピュータとの関係などなど、内容が盛りだくさんです。
    お勧めの一冊です。

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    2010年05月13日