水島昇のレビュー一覧

  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    ノーベル賞で話題になった、オートファジーの解説です。とても分かりやすく、初学者でも読みやすいです。
    まだまだ未解明の部分も多いようで、研究の最前線が紹介されています。
    高校生や大学生に興味を持ってもらって、今後もっと研究が盛んになれば良いですね。

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    2019年03月21日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    大変面白く読ませていただいた。内容はとても分かりやすく、かつ実験結果や研究の内容も含めロジカルに展開されている。そこが良い。ただただ筆者が考えたことなどが「知識」として並べたてられている物は信憑性に欠けるが、この本では実験的事実があるので、筆者の考えとは別に自ら考えて吟味していくことができる。
    「生命の見方に変換を迫る」というのがこの本の裏面には書かれているが、まさにその言葉通りである。分解という制御、それがただの飢餓耐性だけではなく、もっともっと命の在り方に直結するものであるということが分かったのが良かった。

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    2018年02月20日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    ネタバレ

    皆さんが気になるとこだけ
    オートファジーとは→細胞内でおこる掃除、リサイクル。

    ・掃除?リサイクル?→
    細胞内の古くなったミトコンドリア等の部品を分解して
    色んなタンパク質に作り変えるみたい。
    栄養が無い時にも起きる。(飢餓対策)

    ・出来ないとどうなるの?→
    掃除が出来ないのでゴミ細胞、つまり腫瘍になる。
    脳細胞だとボケやパーキンソン病に。
    その他、リウマチやクローン病など色々あるかも?

    ・オートファジーでダイエットできるの?
    →殆ど期待出来ない。あくまでゴミ掃除なので、
    いざという時の為の貯金である脂肪は対象外。

    ・飢餓の時にオートファジーが活性化する。
    という事は低カロリー環境だと

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    2018年01月07日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    オートファジーの基礎的な事から、研究の歴史、疾患との関わりなど丁寧に説明されている。特定の分野の専門知識を必要としないようにわかりやすく書かれているものの、内容は高度だと感じた。

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    2014年02月12日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    大隅先生がオートファジーの研究でノーベル賞を受賞される5年前に出版された本である。この本の中では「まだわかっていない」とされていたことの中には、現在では解明されたものもあるのだろう。オートファジーについて、やさしく解説された新しい本があれば、ぜひ読んでみたい。

    この本は詳しく分かりやすく説明されており、オートファジーについて予備知識がなくても理解することができた。特に、酵母が生物実験に適している理由を知ることができたのは興味深かった。酵母は一倍体であり、わずか二時間で分裂する。一倍体の酵母には性があり、接合させると二倍体にもなる。この特性を利用して、遺伝子の優性や劣性を調べることができる。酵

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    2025年04月04日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    オートファジーとは?を学べる1冊。オートファジーの仕組みと役割が様々な例を用いて分かりやすく書かれている。類書で更に理解を深めたいと思わせる1冊。

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    2023年11月09日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー研究」。受賞者である大隈良典先生と共に研究してきた愛弟子・水島昇先生が「オートファジーの仕組み」ついて分かりやすく解説した本。

    オートファジーは栄養飢餓に応答して誘導される細胞内の分解システムの一つで、真核生物特有の現象です。自分自身、オートファジーに少し関連する研究を行っているため、オートファジー研究の歴史を学ぶ意味で本書を読んでみました。オートファジー研究はここ数年で急速に発展してきた分野で、まだまだ未解明な部分が多いことを実感しました。

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    2022年01月29日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    すごい面白かったです!
    オートファジーは週刊少年ジャンプで登場したこともあり栄養がない状態で自分自身の食べることで栄養を得るという認識で知っていました。
    今回この本を読ませていただいてオートファジーにはそれ以外の役割もたくさんあり、未だ謎多きものなのだと分かりました。
    私たちが生きていくいく中で重要な役割を担っているであろうオートファジーについて新しい発見がある事をこれからも楽しみにしています。

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    2021年10月12日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    ネタバレ

    「オートファジー」はそのメカニズムを分子レベルで解明されたことで、2016/10に大隅良典氏がノーベル生理学・医学賞を受賞し話題となりました。著者は大隅氏の愛弟子で、2011年刊行時点のオートファジー研究の最前線についてまとめています。この分野が進展してきたのはわずか10年足らずのこと。本書でも「まだまだ研究段階」という旨の言葉が何度も登場します。そんな発展途上かつ注目の集まる研究の最前線に触れられるのは有難い限り。
    ヒトの生命を支える必須機能というのはニュースで耳にしていましたが、動植物にも備わっているとは驚きでした。医学はもちろん、生物学・植物学など多方面で大きな影響を与えることとなりそう

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    2017年07月18日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    本棚から落ちたのを手に取ったら、偶然にも先輩方の研究テーマだったので、
    オートファジーのあらましが分かりやすく解説されている。このように面白い現象が、最近まで見過ごされてきて、そこに注目を集めたのが日本の科学者たちだったのいうのは心強い。
    特にマイトファジーで、起源的にマクロファジーに通じること、悪くなったミトコンドリアを認識しているという点が興味深かった。

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    2013年06月08日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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     細胞内の洗浄、エネルギーリサイクルシステムであるオートファジーという現象をわかりやすく解説している。また、著者が最先端の研究に携わっていることもあり広範に渡る最新の状況を知ることができる。まだまだ分かっていないことのほうが多いものの、オートファジーが生命維持に非常に重要な役割を果たしていることが理解できた。

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    2013年05月19日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    自分たちは毎日体重1kgあたり1gのタンパク質を摂取することを推奨されている。体重70kgなら、70gである。しかし、体内で一日に合成されるタンパク質は実に200g相当にものぼる。食事由来のタンパク質ではとても補いきれないのだ。まさにここで注目されるのが、自分で自分を食べる生命活動”オートファジー”である。自分たちの体内では、毎日200gのタンパク質が分解され、再び合成されている。(そして、食事由来相当量が排泄される。)生きること、食べること、その根幹に迫る。

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    2013年04月03日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    ❶オートファジーの仕組みが分かる。
    ❷オートファジーがすごいのがわかる。
    ❸オートファジーをどうやって利用していくのかなど、実生活目線ではあまり言及されていない。

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    2020年06月29日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    オートファジーの仕組みを少しでも理解したくこの本を買ったんだけど、読めば読むほど分からなくなった笑
    この本はオートファジーについて科学的な知見を一般書として興したと言ってるが、自分みたいなレベルの低い一般人には難し過ぎました。

    この本から分かったことは、飢餓によってオートファジーが活性化することだけ笑



    「体を構成する細胞の寿命」
    白血球➡︎3〜5日
    腸の上皮細胞➡︎3〜5日
    皮膚➡︎1ヶ月
    赤血球➡︎4ヶ月
    肝➡︎1年
    骨➡︎2〜10年
    脳(神経)➡︎ほぼ一生

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    2017年03月27日
  • 細胞が自分を食べる オートファジーの謎

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    飢餓状態になると細胞内でタンパク質をアミノ酸に分解するオートファジー。まだ謎が多いこの現象について解説する。おそらく状況に応じてアミノ酸、タンパク質の組み換えを行うために必要な原材料を分解で生成しているらしい。またこの現象は細胞内の不要有害化したミトコンドリアを分解することで細胞の寿命を延ばす。と聞けばカロリー制限による長寿命化を連想する。実際、飢餓状態によってオートファジーが活性化することが関連しているらしい。

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    2011年12月18日