水島昇のレビュー一覧
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ネタバレ皆さんが気になるとこだけ
オートファジーとは→細胞内でおこる掃除、リサイクル。
・掃除?リサイクル?→
細胞内の古くなったミトコンドリア等の部品を分解して
色んなタンパク質に作り変えるみたい。
栄養が無い時にも起きる。(飢餓対策)
・出来ないとどうなるの?→
掃除が出来ないのでゴミ細胞、つまり腫瘍になる。
脳細胞だとボケやパーキンソン病に。
その他、リウマチやクローン病など色々あるかも?
・オートファジーでダイエットできるの?
→殆ど期待出来ない。あくまでゴミ掃除なので、
いざという時の為の貯金である脂肪は対象外。
・飢餓の時にオートファジーが活性化する。
という事は低カロリー環境だと -
Posted by ブクログ
大隅先生がオートファジーの研究でノーベル賞を受賞される5年前に出版された本である。この本の中では「まだわかっていない」とされていたことの中には、現在では解明されたものもあるのだろう。オートファジーについて、やさしく解説された新しい本があれば、ぜひ読んでみたい。
この本は詳しく分かりやすく説明されており、オートファジーについて予備知識がなくても理解することができた。特に、酵母が生物実験に適している理由を知ることができたのは興味深かった。酵母は一倍体であり、わずか二時間で分裂する。一倍体の酵母には性があり、接合させると二倍体にもなる。この特性を利用して、遺伝子の優性や劣性を調べることができる。酵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「オートファジー」はそのメカニズムを分子レベルで解明されたことで、2016/10に大隅良典氏がノーベル生理学・医学賞を受賞し話題となりました。著者は大隅氏の愛弟子で、2011年刊行時点のオートファジー研究の最前線についてまとめています。この分野が進展してきたのはわずか10年足らずのこと。本書でも「まだまだ研究段階」という旨の言葉が何度も登場します。そんな発展途上かつ注目の集まる研究の最前線に触れられるのは有難い限り。
ヒトの生命を支える必須機能というのはニュースで耳にしていましたが、動植物にも備わっているとは驚きでした。医学はもちろん、生物学・植物学など多方面で大きな影響を与えることとなりそう