杉田成道のレビュー一覧
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フジTV「北の国から」を二十数年にわたって演出してきた杉田成道氏。
57歳にして30歳年下の医学生と結婚しました。
倉本聰氏に「犯罪」と言われた年の差カップルは、二十年の付き合いがありました。
家族ぐるみの付き合いで、一緒にスキーによく行った友人の長女が、7歳のエリさんだったのです。
長じて銀行員となったエリさんは、父親より年上の杉田氏と結婚すると心に決めます。
数年前に妻を亡くし、その後は亡妻の母と同居する杉田氏の家に入り浸り、既成事実を作ろうとします。
勤めていた銀行を辞め、一年浪人して医学部を再受験したのには遠大な計画がありました。
「お父さんと出会わなければ、絶対こんなこと思わな -
Posted by ブクログ
ネタバレさすが山田太一が薦めるだけあって良書。面白かった。
言わずとしれた”北の国から”の演出家。
60近くになって30歳年下の女性(自分の息子より若くてお嫁さんの両親よりも年上って)と結婚してそっから3人の子どもに恵まれるなんて、そりゃあ、連れてたらお孫さんって言うよね。
そのエピソードを面白く、ねずみの攻防は気味悪く面白おかしく、いとこの女性が変死した話しは感慨深く、(会津藩の
山川姓ここに途絶える)と亡妻の育ての母の生き方の立派さ。最期の死に方は胸をうったわ。自分から食事を断って自分の意思で逝ったこと。神々しく尊厳ある最期だったと医師にも言わしめたエピソードには泣けた。
森繁久弥、三木のり平、 -
Posted by ブクログ
親子ほども歳の離れた女性と結婚するなんて!
(新しい奥さんは、前妻との間の息子より若い)
まあ、お幸せなこと。
・・・と、思いながら読んでみたら、あ・・いや、大変なんですね。歳の離れた女性と結婚するのは。。。
まあ、いろんな困難やら苦悩やら、もちろん私が今まで知る由もなかった世界が描かれています。(小説じゃなくて事実ですが)
そして随所随所に、「北の国から」の裏話がちりばめられていて、嬉しくなったり、地井さんのエピソードではやっぱり号泣しちゃったり。
しかし、一番驚いたのは、苦悩しながらも困惑しながらも、子供3人!!!
そして、毎年作者が出したという年賀状の文面。
長いよ!!!年賀状にあんな長 -
Posted by ブクログ
表紙に描かれた家系図がまず印象的だ。著者本人を中心に上へ伸びていくご先祖様には、歴史上の人物から著名な芸能人も、さらには怪しげな人物もいらっしゃる。ユニークなのは下に伸びていく先だ。著者自身の家族以外に、何と多くの芸能人たちの名前が記されている。著者は国民的ドラマ「北の国から」シリーズで知られたフジテレビの名演出家であり、この本を執筆するきっかけとなった「年の差結婚」でも注目された人物でもある。 昨年の12月に刊行され話題となっていた作品で、すぐに飛びつくのはいかにもミーハーぽく敬遠していたのだが、先日たまたま毎日新聞でのインタビューで、さりげなく子育てするご本人の様子を拝見して気が変わった。