篠崎啓嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
亀井大臣の剛腕で成立した中小企業金融円滑化法で、にわかに脚光を浴びた「リスケ」。
要は、銀行からの借り入れに関して、銀行の了解を取った上で返済期限を延ばすこと。
経営者ならどんなものかぐらいは知っていても、実際にどうやるのかとか、リスケしたらどうなるのかといった細かい部分の情報はこれまで殆どなかった。
資金繰りのコンサルとして、多くの企業のリスケを実際にサポートしてきた著者が、軽妙な語り口でそのノウハウを惜しげもなく披露している。
その辺のコンサルに数十万出しても、これだけのノウハウは教えてくれないと思うが、なんと1600円!
これは嬉しいデフレだな。 -
Posted by ブクログ
最近、多い銀行対策本。
経済が低迷する中で、中小零細企業はあえいでいます。
特に零細企業はきついです。
金融機関はいいですよね! 経営が傾いても税金を注入してもらえるし、頭を一回下げれば終わり。
経営責任もそんなに追及されません。
一方、零細企業の経営者は、連帯保証でぐるぐるまき。 会社はおろか、個人まで徹底的に追及されます。
連帯保証という制度。 最悪です。
ずるいことをするのはだめだけど、普通にがんばっても経営の舵取りを間違えることはあります。
人生、やり直すということもありだと思います。
がんばれ!零細企業経営者。 この本には、そんな零細企業が銀行に組する方法が書かれています。
地方銀行 -
Posted by ブクログ
内容のほとんどは、タイトルに見合ったものとは思えなかったですし(ノウハウに関する記述が薄すぎる)、全ての銀行に通ずるものでもないとは思います(著者は地銀出身のようですので、メガバンクに関する記載は想像でしかないのでしょう)。タイトルに見合った内容としては、銀行はいつでも手の平を返してきますよということぐらいでしょうか。
しかし、中小企業の経営者の方は、一応、読んでおいて損はないかもしれません。参考になる項目も結構ありした。
担保物件の競売を「強制競売」と書かれていたり(通常は「強制競売」とは、判決などの債務名義に基づく競売をいいます)、担保物件を「仮差押」するなどと書かれており(あまりしま