堺憲一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説を読んでいると著者が書いた情景やキャストを自分通りにイメージできるので、映画を見るよりも素晴らしいです。映画を見るのも好きな人間でしたが、今では面白い小説に出会うと嬉しくなります。
私が読む小説は、世間で話題になっている人の売れ筋品、歴史小説、それに経済小説です。この本は嬉しいことに、私の代わりに著者の堺氏が読まれた1000冊にも及ぶ経済小説のなかから激選した78冊を紹介しています。
以下は気になったポイントです。
・「小説・安宅産業」「空の城」「メインバンク」は、いずれも安宅産業の破綻をテーマにしている(p27)
・「兜町の狩人」を読めば、一般の投資家には株価の大幅な変動は予期せ -
Posted by ブクログ
今年の自分のテーマの一つに
「経済小説を読んで、疑似体験をたくさんする」
というのがあるのですが、
そんな自分のニーズにピッタリ一致した経済小説のガイド本。
本を読み勧めていくと、自分の知らない(見たことのない)本が
あるわあるわ…。毎週のように本屋に通っている自分でも
こんなにも知らない世界があったなんて。。と
改めて本の世界の深さを知りました。
特に、「この業界について知りたい!」と思ったときに、
業界ごとの小説リストがあるのは助かります。
(巻末に索引があれば尚良かったんですが。。)
一方、自分の好きな楡さんとか黒木さんの
評価が高いのも本当に嬉しい限りです。