丹治信春のレビュー一覧

  • クワイン

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    [ 内容 ]
    「外的世界についてのわれわれの言明は、個々独立にではなく、一つの集まりとしてのみ、感覚的経験の審判を受けるのだ」とすれば科学も、一つ一つ蓄積された真理の体系ではなく、神話と同様の(効率よい)信念体系にすぎない―。
    現代論理学から出発し、言語の理解と使用についてあざやかに踏査するクワインの思考を、手をとって案内する必読書。

    [ 目次 ]
    序章 修業時代
    第1章 カルナップとクワイン
    第2章 ホーリズム
    第3章 翻訳の不確定性
    第4章 存在論とその相対性
    第5章 認識論の自然化

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年07月15日
  • 実践!クリティカル・シンキング

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    文章を読んだり話をしていて違和感を覚えることがある。この本を読むと違和感の原因探しにとても役に立つと思う。自分は理屈よりも感覚で文章の意図をとらえるタイプなので参考になった。緻密に物事を考える人には当たり前な内容なのかもしれない。

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    2024年05月09日
  • 実践!クリティカル・シンキング

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    読み終わるまで、一週間以上かかった。
    外出先でも読んでいたので、さすがに例題や練習問題を紙に書いて解くことまではしなかったけど、だ。
    その意味ではずぼらな読者だと思う。
    でも、勉強になった。

    ずっと前、野矢茂樹さんの『論理トレーニング』のシリーズを読んだ。
    内容としてはあれと重なっている。
    ただ、本書の方が多少とっつきやすいかもしれない。

    野矢さんの方では、文章のすべての文を拾って論証図にしていく。
    本書では、主張に直結しないものは「コメント」としてばっさりカットする。
    もちろん、野矢流の方が精密に分析できるのだろう。
    でも、特に自分のような初学者にとっては、構造がつかみやすかったり、論証の確認をしたりするにはわかりやすい。

    それから、もう一つ驚いたのは、もとの文章を分けたり変形させたりと、割と柔軟に対応していること。
    たしかに、普通の文章の内容を論証図に書こうとすると難しくて困ってしまうことがある。
    本書では省略されている表現を補ったり、一文で書かれている条件文を分けたり、暗黙の前提を加えたりされている。
    もちろん、説明しやすい例文をご自身で作っているのだろうが、論証図を書くための下準備作業が必要で、どんな風にしていくのかが分かるのはありがたい。

    とはいえ、すらすらと読み進められはしなかった。
    いきなり、冒頭の「認識根拠」と「存在根拠」のところで手こずった。
    認識根拠とは、そこから導き出される結論(主張)が正しいことを証明する根拠。
    一方、存在根拠とは、世界にそのような事態が存在する理由を説明する根拠。
    一般に言われる「理由」にはこの二つ(前者は「証拠」、後者は「原因」)が区別せずに含まれているという指摘はなるほど、と思ったのだが…。

    二者の違いを説明する例文として、以下の二つが挙がっている。
    (1)雨が強くなってきた。だから台風が近づいてきたのだ。(認識根拠)
    (2)台風が近づいてきた。だから雨が強くなってきたのだ。(存在根拠)
    丹治さんはこの二つがどちらも「筋の通った自然な話」としているのだが、自分にはどうしても(1)が自然には受け取れなかった。
    何か別の例文だったら、もっとすっきり腹落ちしたのだろうか?

    必要条件と十分条件の違い、割合の扱い方、言葉の多義性など、論証を検討する際気を付けるべきことが具体的に書かれていて、これもよかった。
    必要条件と十分条件のことは数学の授業でも、ホカノクリティカル・シンキング系の本でも出てくるが、自然言語になった場合、どう問題なのか、今までピンとこなかったが、本書の説明で、なるほど、気を付けないとな、と思えた。

    少し時間をおいて、もう一度読み直したい一冊だ。

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    2024年03月30日
  • クワイン

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    言葉(名)と対象を一体と観るいわゆる西洋的な(密教の真言に近い?)認識構造から、対象から名を引き剥がし、名を一つの形式の記述として対象と結びつける(つまり対象と名の関係は恒久的でない、と理解していいのか?)という考え方

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    2013年01月08日
  • 実践!クリティカル・シンキング

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    「この推論は結論を正しく論証できているか」というのが中心的な課題

    例となる文書を題材に、認識根拠と存在根拠、割合の考え方、文書を構造的に分解するなどの手法を展開

    解説と例文を見返すために、頁を行ったり来たりと理解しようとするが、なかなか進まず。そもそも、そこまで深く文書を読み込む、時間はないよねと思ったり。

    AIなどで文書も生成したり、要約したりということが可能となってきたけど、ここまでは深く文書を分析できないと思う。また生成された文書をきちんと考えて人の目で確認することは必要だと思いました。

    たまには、自分で考えながら文書を読むことも大切

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    2024年02月04日
  • 実践!クリティカル・シンキング

    Posted by ブクログ

    ■評価
    ★★★☆☆

    ■感想
    ◯論理的に考えることの解像度が挙げられる本。存在根拠(=reason)と、認識根拠(=evidence)の違いを説いた本である。

    ◯なかなかに難解。とくに存在根拠と認識根拠の言葉遣いがごっちゃになって、理解が難しかった。言葉遣いをもっとシンプルにできるものも、わざと回りくどい言い方をしているようにも思えた。

    ◯一方、文章で展開されている論理を、数字や記号で論理の組み立てをしていくのは、とてもわかり易いと感じた。文章は大事だが、記号で関係性を整理することで、よくわからないものがわかるようになる感覚があった。

    ◯日本語だけに限らず、英語も、ロジックを考える上で自然言語の揺れは、認識の食い違い・意味の取り違いをもたらすのだと感じた。

    ◯ロジックは例も含め載っているのだが、視野を広げるための具体⇔抽象 の態度が言及されていない。これがないと、実務上役立てることはこんなんだと感じた。

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    2023年12月07日
  • 実践!クリティカル・シンキング

    Posted by ブクログ

    イエットアナザー非形式論理学。ちょっと大部すぎて一般読者向けじゃないかもしれない。「存在根拠」と「認識根拠」っていう言葉による区別はちょっとわかりにくいのではないか。
    内容は論理的推論寄りで古い感じがする。定義の話をどう扱ってるか見たかったんだけど「多義性」の指摘はあるけど定義自体をあつかってるところはないみたい。

    まあこのレベルのものを読めるなら十分(論理的な話としての)クリシンできてるだろう。

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    2023年10月14日