史群アル仙のレビュー一覧

  • 臆病の穴 2

    Posted by ブクログ

    明け方に読むと、尚更せつない気持ちになれます。

    1巻はブラックなエピソードが多くて、救いがなかったり、救いがあるようで実は逆説的だったり、とにかく「苦しい」印象だった。

    けれど2巻は、黒だけでなくいろんな色彩があったように思う。
    もちろん「ハッピー」ではないけれど、「苦しさ」だけを見せつけられるのではなくて、16通りの「感情」の形についてを考えさせられたような。そんな気分にさせられた。

    楽しかったよ。ありがとね。
    差し当たっては、独りですが。


    これからどんな形でどんな作品を発表されていくのか、本当に楽しみです。

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    2016年05月12日
  • 臆病の穴 1

    Posted by ブクログ

    なんなんだろう
    最後まで読んで、んっとなって、また読んで、
    うわあってなる。
    まるで、天性の哲学者か芸術家。

    二十代で中卒でこんな深いの描けるってすごい。

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    2015年09月02日
  • 臆病の穴 1

    Posted by ブクログ

    ツラい人が割とツラいまま終わることによってほんの少しだけ癒される(と言っていいのかどうか)的なお話が多いのは変わらず。崩壊家庭に暮らす少年に「泣いてもいいのよ」と言ってくれた魚へ心を開くことができず殺してしまうなんの救いもない話「涙魚」のラストが心に残る。

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    2015年08月08日