黒田涼のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ江戸に幕府が開かれてから終戦まで、東京で起きた事件の現場を地図と写真で紹介。
だからこの本を参考に、興味のある事件の現場を実際に行ってみることもできる。
私だったら「伊達騒動」の現場とか、西郷どんと勝先生の会見場所とか、「二、二六事件」関係の地とか。
それ以外にも、歴史上の有名人の生誕地や、住居跡、お墓などなど。
Part2では、大体10キロ弱の距離を歩きながら史跡を辿るルートマップが11コース。
これは、歩いてみたいでしょう。
ただ残念なのは、住所がない。
文章には詳しく目印や情景が書かれているけど、住所がないとやっぱり不安。
地図も詳しく書いてるんだけど、いかんせん小さい。知りたい情報 -
Posted by ブクログ
ネタバレ古地図と現代地図を並べて表示、1章ごとに、1日以内で歩けるルートを案内している。
地図のページに指を挟んだまま、「次は右に行ってみましょう。○○門が見えてきます」という文章を読むのは、行ったり来たりで目が泳いでしまうが、閉じてある“本”なのだから仕方が無い。
文章の通りのものを地図上に発見してたどるのは、地図が好きな自分としては楽しかったです。
それ以上にやはり面白かったのが、古地図と現代地図の対比。
堀や川の流れがそのまま生かされ、または道路になったりして、地図の見た目があまり変わらない。
本当に、『東京』の土台は家康が作ったのだな~と実感した。
その割には、建物はほとんど消失してしまって -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
朝日マリオン・コムで超人気のブログ「江戸城を歩こう」連載30回を大幅に加筆し、カラー写真と現在の地図と古地図も載せた、ヴィジュアル版読むガイドブック。
江戸城の周辺には、まだ多くの碑や石垣、門、水路、大工事の跡などがのこっていて、それこそ謎と魅力に富んでいます。
地図には、碑や案内板だけでなくトイレやコンビニなど散歩に必要な情報もついています。
江戸と東京の歴史にも触れ、読んで歩く、楽しい一冊です。
全12コース。
[ 目次 ]
江戸城は東京の土台
埋もれていた江戸城―虎ノ門から新橋
巨大土木工事だった天下普請―飯田橋から四谷
東京の心臓部を作り出した大工事―お茶の水から飯田橋 -
Posted by ブクログ
江戸城一周とは、現在ランニングコースとして人気がある内堀を回ることと思われているが、本来は、外堀までを含んだ範囲が江戸城一周になる。外堀とは、北は水道橋から西の飯田橋を通り、南の虎ノ門ぬけ、東の有楽町を囲むほどの広範囲であった。江戸城建設工事が始まった頃は、土木工事が中心で神田山を切り開き、掘った土を現在の皇居周辺や有楽町などに持っていくなどの大工事だったことが、この本でもわかった。他にも利根川や隅田川(大川)の流れを変えるなどの大工事が行われたこともわかった。
今日では、当時の面影が残る物(遺跡?)が少なくなってしまったが、今でも多少残っている軌跡を頼りに当時の様子を紹介してくれているのが、