梅木達郎のレビュー一覧
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コアになる以外の人物については、そこを踏破した先人のルートをまず倣いたいというのが、自分の考えである。
道がどうできているか、何でできているか。そうした問いを全ての道へ向けることができれば文句はないが、それには時間が限られている。
だから、そうしたものをいちいち解体するのではなく、道を歩くガイドの言...続きを読むPosted by ブクログ -
わたしがサルトルを学ぶ上で最初に手にしたもの
梅木さんの遺稿でもあります
これを読んでから『嘔吐』を読むと新しい発見があるのかもしれない
手に取るように頭に入ってきて容易に理解することが出来た
あくまで本文の内容のことについてだけれど..
サルトルの思想そのものの理解はまだまだこれから ...続きを読むPosted by ブクログ -
まさに「人と人」の間、触れ合いにある問題を取り上げた、サルトル哲学の入門者向け良書。これは、哲学云々ではなく、人間関係・恋愛関係・自己追求の局面に対峙するすべての人へのメッセージであり、エールです!! 悩んでいる人程、読んでごらん。 著者は本書が遺著となった・・・・黙祷。Posted by ブクログ
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著者のあとがきが感慨深い。いわくD1の時にサルトルが読めなくなったと。サルトル自身もフッサールについてそうした「汲み尽くし」があったと。その後の本書であっただけに、文章は流れるようでいながら、新たな驚き(可能性)と限界がちりばめられ、熱があります。
・サルトル的人間は、ひとりひとりが光を発し、世界...続きを読むPosted by ブクログ