行く行くは仕事でPower BIを使うことを想定し、まずは自宅で勉強しようと購入しました。
取り組み方としては、まずは7章までの演習を本のとおりにやり、その後、その章で勉強したテクニックを自分オリジナルのファイル(家計簿)で使ってみる、というような手順でした。
(8章以降のPower BIサービスについては、斜め読みです。)
まったく何も知らないところから、一通りの機能が使えるようになりました。
これは本の感想というよりはPower BIの感想ですが、以前はExcelと簡単なグラフだけで管理していたものが、Power BIのビジュアルで示されるようになったのには、かなり感動しました。
ほかの方の感想で、分かりにくいというものが散見されますが、確かにDAX関数が出てきてからの文章説明は、長い上に抽象的で、分かりにくいかもしれません。
ただし、これもPower BI自体の難しさによるところが大きいように思いますので、紙幅の限られた本書にそこまで求めるのも酷かもしれません。
特にテーブルや列を返すDAX関数だと、計算結果を視覚的に確認できないため、理解しづらいものがあります。Microsoft Accessならクエリでデータシートに計算結果を出せるような初歩的なものでも、Power BIだと表示できないのです。
本書では、DAX関数の実際の使い方について、フルカラーの画像で丁寧に見せてくれるので、後は習うより慣れよという感じではないでしょうか。
あと、Power BIを使う以上はPower Queryを使わなければいけないのですが、このPower Queryの解説を丁寧にやってもらえたのはありがたかったです。
というのも、このPower Query、Excelでインポートをするときにも起動するもので、割と利用頻度が高かいのですが、これまで場当たり的に使うばかりで、どういう機能があるのかを理解していなかったのです。
Power BIも使えるようになり、その上Power Queryも勉強できて、2度おいしいと感じました。