田中大介のレビュー一覧

  • 電車で怒られた!~「社会の縮図」としての鉄道マナー史~

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    世の中にはいろいろな研究家がいるものだ。副題にもあるように鉄道マナーの変遷・歴史を例にとって、大げさに言えば人々の「倫理観」がどう変わっているかがわかる。車内の不愉快行為の上位項目グラフがわかりやすかった。そういえば読書の歴史の本を読んだときに、昔は交通機関の中で音読する人が普通にいたということを知った。このように人々の感覚は変わるのは当然。痴漢や盗撮は犯罪だから言語道断だが、イヤフォンの音漏れや化粧、リュック、爆睡寄りかかりなどそういえば数限りない迷惑行為がある。モバイル機器が加わってその項目も増えた。

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    2024年08月13日
  • 電車で怒られた!~「社会の縮図」としての鉄道マナー史~

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    内容的には固すぎず、テーマとしても疎遠とまではいかないものであり、社会学やメディア論的な議論を味わえた。

    個人的に好きな寺田寅彦の随筆も引かれていたが、戦前から続く鉄道の歴史の中でのマナーというものの扱われ方が、「鉄道が社会の縮図」という言説を導く構図のなかで果たす役割など、学問的な論究がなされていて、筆者も述べる通りに鉄オタではないからこそ啓かれた思索なのだと思う。

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    2024年08月11日
  • 電車で怒られた!~「社会の縮図」としての鉄道マナー史~

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    最近、バックパックの電車内での持ち方についての記事を読んだ。
    私は、混み合った電車内では体の前で抱える様にしている。
    そしてふと思いだした。
    若い頃、通勤中に混み合う山手線内で見かけたOLさん。
    立っていて吊り革に掴まっていた。
    流行りのブランドバック(丸型のポシェット)を肩からかけていたのだが、
    降車時振り返った拍子に、バッグが座っていた中年サラリーマンの顔を直撃。
    怒ったサラリーマンは、ボクシングのパンチングボールの様にバッグを殴っていた。
    心の中でクスッと笑ってしまったが、やはり混雑した電車内では、音も含め周りにある程度の気配りは必要かと思いました。

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    2025年05月28日
  • 電車で怒られた!~「社会の縮図」としての鉄道マナー史~

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    一言要約:電車を社会の仕組み、歴史のモデルと捉える面白さ
    日本社会の状況、人々の価値観や意識の変遷が電車内での在り方として表出していること、つまりは電車内の様子を見ることで、例えばどう言った価値観や風土があるのかを調査できるような、そんな「指標」として捉えることの面白さが示されている
    かなり詳細に書き綴られているので、後半はやや満腹感がある

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    2025年03月26日
  • 起立性調節障害(OD) 朝起きられない子どもの病気がわかる本

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    今年に入ってから毎日のように朝起きられない息子、ひょっとして起立性調節障害かもと思って読んでみました。(朝8時半くらいには起きてくるので心配しすぎなのはわかっていますが…)
    起立性調節障害は体の病気であること、主な症状やその対処法など、基本的なことがしっかりとおさえられており、イラスト入りでサクサクと読み進めることができます。

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    2025年02月05日
  • 起立性調節障害(OD) 朝起きられない子どもの病気がわかる本

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    起立性調節障害の診断を受けている人はたくさんいる。不登校の子は特に起立性調節障害を伴っていることが多い。
    知っているようで知らなかったことがたくさんあった。
    ・冬は血圧が上がるため体調が夏より良好。曇りや雨の日は空気中の酸素濃度の低下により症状が重くなりやすい。
    ・デコンディショニングという弊害。筋力低下。
    ・要因として急激な身体の成長、思春期のホルモンバランスの変化、遺伝、ストレスの他に「熱中症」などの体温上昇が続いた後や「ウイルス感染」などにより体調を崩した後もあること。

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    2021年12月24日