こうましろのレビュー一覧

  • ラン・オーバー

    ネタバレ 購入済み

    古のガガガ文庫で時々出ていたスクールカーストものの一つかと思いきや…講談社?
    先行作品では田中ロミオ『Aura』『灼熱の小早川さん』や秀章『脱兎リベンジ』、江波光則『ストレンジボイス』が挙げられるか。
    しかし毛色としては『ペイルライダー』に近い、狂人たちが「正常な」システムたるスクールカーストを物理的に破壊するスプラッタな作風となっている。

    彼らはそのシステムから直接被害を被ったわけではない。だがそれはそれとして、不都合で目障りだから破壊する。なんであれ、叩き潰す。

    『Aura』は箱を作り変えた。『脱兎リベンジ』は別の箱を用意した。『ストレンジボイス』は箱に期待するのを辞めて殻に閉じ籠った

    #ドロドロ #ダーク

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    2024年06月18日
  • 魔王と聖女が導く冒険者ライフ -魔法適性0だけど極大魔力に覚醒しました- 2巻

    購入済み

     

    終始とってもハイテンション。
    その作風に漫画家さんの画風がめちゃくちゃマッチしてて、トータル良い作品になっている。
    見続けるのは少ししんどいかもしれないけど、キャラの可愛さコミカルさは買って正解な出来だと思う。

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    2022年11月07日
  • アイドル稼業、はじめました!

    Posted by ブクログ

    既刊1冊。後書きによると著書は元業界関係者とのこと。魑魅魍魎、妖怪跋扈の芸能界、マスコミをそれはもう醜く描いた作品なんだけど、リセを始めガルジョの三人がとても好きなので花丸✕5の作品です。スキャンダルの真実がいかにもありそう、って思わせる。
    TS男の娘なのにリセがいちばん可愛いく見える、こうましろのイラストは神。

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    2022年05月12日
  • ラン・オーバー

    Posted by ブクログ

    1冊。日常に何となく不満な少年の押し掛け美少女とのチョツト危険でエッチな同棲ライトノベル、と作者があとがきでのたまう、いじめという犯罪を楽しむ畜生の奴らへの反撃に溜飲が下がる思いをした続きが"やり過ぎ"と世間的には思える事態になだれ込む無間地獄ライトノベル。
    各章のタイトルはピクシーズというアメリカのロックバンドの曲名。
    やり過ぎなのか正当防衛なのか、復讐なのか暇潰しなのか。自分の頭が割られ脳みそををさらけ出されたみたい。
    一番の被害者の生徒の顛末がやりきれない。遣り返しても尊厳を奪われる。そんなことするな!

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    2023年09月24日
  • 推しの認知欲しいの?←あげない【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    有貞手鞠が好きな幼馴染・星地春永は、謎の覆面音楽ユニットのボーカルdarella推し。しかし、それは実は有貞手鞠自身。なすれ違いラブコメ。
    推し活をするも自分への気遣いを忘れない主人公に対し、ヒロインが悶絶するかわいい姿を楽しむ、面白い作品でした。
    表紙のヒロインの、「ちょっとムスッとしながら、指でバッテンを作って、上目遣いに見上げる表情」。本作品の面白さは色々とあると思います。しかし、読み終わって改めて見ると、ヒロインのこの表情が本作品の全てを表していると思います。
    ということで、表紙のこの表情にキュンと来た方は、是非。

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    2022年04月28日
  • ラン・オーバー

    購入済み

    ラノベを軽くみてはいけない

    とても読みやすい文章なのに
    内容は純文学作家が選ぶような、平凡さと紙一重にある狂気がありました
    村上春樹より、村上龍が好きなかたはぜひ、ラノベだからとやめたりせず読んで下さい

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    2016年01月19日
  • ラン・オーバー

    Posted by ブクログ

    アキバブログで話題となっているのを見て、読むのを楽しみにしていた作品。期待に違わずブラックで後味が悪く、面白かった。ストーリーは割とシンプルで、いじめが横行するクラスに転入してきた女生徒がいじめの新たなターゲットとなったが、強烈な仕返しをし、いじめられていた生徒に協力してクラス全員に壮絶な仕返しをする物語。
    ヒロインは普通じゃない、一般的に見て頭がいかれているとしか思えないが、そもそも裸で土下座を強要し、殴り蹴り金をとり人間の尊厳をとことん奪い尽くす暴力を振るうことこそ、頭がおかしい。自殺にまで追い込まれた人間がおこなうに相応しい仕返しとはなんだ?理由があれば暴力は許されるのか?ヒロインのある

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    2015年07月18日
  • 異世界作家生活 女騎士さんと始めるものかきスローライフ

    Posted by ブクログ

    作家生活というよりは作家「育成」生活といった感じ。そして主人公の面倒見がいいのか、存外ちゃんと教師してた。…あれ、物書きより教壇に立つ方がお金になるんじゃ(ry たまに見せる闇の部分が面白い。まぁ身近に(私的にはめんどくさいと感じた)成功者がいるとダークにもなるよね。表紙になってる女騎士さんは思いのほか出番が少なかったけど、続きあるなら関連話も読んでみたい。

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    2016年10月29日
  • 異世界作家生活 女騎士さんと始めるものかきスローライフ

    Posted by ブクログ

    流行りの小説家小説+異世界もの。中堅ライトノベル作家が、国家単位で交流のあるファンタジー異世界に招かれライトノベル作家教室の講師となり、エルフやドワーフなどの生徒とほのぼのした触れ合いをする。アニメ化したことのない中堅作家の心の叫びが嫌みにならない程度に主人公に表れていた。森田季節先生は寡作なのにアニメ化したことなかったね……。ライバルの同業小説家やオタ文化にどっぷり染まった留学生騎士、おっぱい少女や跳ねっ返り努力家ドワーフ、ロリババア魔女などのヒロインとの触れ合いを小説教室という舞台で楽しむ話なのだと思う。小説家小説だが嫌みにならない程度にオブラートに包まれている。
    なお、あとがきは必見。伊

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    2016年07月09日