稲庭淳の作品一覧
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「稲庭淳」の「ラン・オーバー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
古のガガガ文庫で時々出ていたスクールカーストものの一つかと思いきや…講談社?
先行作品では田中ロミオ『Aura』『灼熱の小早川さん』や秀章『脱兎リベンジ』、江波光則『ストレンジボイス』が挙げられるか。
しかし毛色としては『ペイルライダー』に近い、狂人たちが「正常な」システムたるスクールカーストを物理的に破壊するスプラッタな作風となっている。
彼らはそのシステムから直接被害を被ったわけではない。だがそれはそれとして、不都合で目障りだから破壊する。なんであれ、叩き潰す。
『Aura』は箱を作り変えた。『脱兎リベンジ』は別の箱を用意した。『ストレンジボイス』は箱に期待するのを辞めて殻に閉じ籠った
ラノベを軽くみてはいけない
とても読みやすい文章なのに
内容は純文学作家が選ぶような、平凡さと紙一重にある狂気がありました
村上春樹より、村上龍が好きなかたはぜひ、ラノベだからとやめたりせず読んで下さい
Posted by ブクログ
アキバブログで話題となっているのを見て、読むのを楽しみにしていた作品。期待に違わずブラックで後味が悪く、面白かった。ストーリーは割とシンプルで、いじめが横行するクラスに転入してきた女生徒がいじめの新たなターゲットとなったが、強烈な仕返しをし、いじめられていた生徒に協力してクラス全員に壮絶な仕返しをする物語。
ヒロインは普通じゃない、一般的に見て頭がいかれているとしか思えないが、そもそも裸で土下座を強要し、殴り蹴り金をとり人間の尊厳をとことん奪い尽くす暴力を振るうことこそ、頭がおかしい。自殺にまで追い込まれた人間がおこなうに相応しい仕返しとはなんだ?理由があれば暴力は許されるのか?ヒロインのある