稲庭淳の作品一覧

「稲庭淳」の「ラン・オーバー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ラン・オーバー
    値引きあり
    4.2
    1巻55円 (税込)
    湊里香が転校してきてから、クラスは一変する。いじめのターゲットにされても動じない彼女はあるとき伊園を呼び出した。湊に秘密を知られた伊園は、言われるがまま同棲生活をスタートさせる。不思議な彼女は伊園にあることを提案する。それはいじめのリーダーカップルに反撃すること。はじめは気乗りしなかった伊園も、次第に湊の意見に賛同するようになる。いじめのターゲットの原を巻き込み、三人の過激な反逆が始まる。

ユーザーレビュー

  • ラン・オーバー

    ネタバレ 購入済み

    古のガガガ文庫で時々出ていたスクールカーストものの一つかと思いきや…講談社?
    先行作品では田中ロミオ『Aura』『灼熱の小早川さん』や秀章『脱兎リベンジ』、江波光則『ストレンジボイス』が挙げられるか。
    しかし毛色としては『ペイルライダー』に近い、狂人たちが「正常な」システムたるスクールカーストを物理的に破壊するスプラッタな作風となっている。

    彼らはそのシステムから直接被害を被ったわけではない。だがそれはそれとして、不都合で目障りだから破壊する。なんであれ、叩き潰す。

    『Aura』は箱を作り変えた。『脱兎リベンジ』は別の箱を用意した。『ストレンジボイス』は箱に期待するのを辞めて殻に閉じ籠った

    #ドロドロ #ダーク

    0
    2024年06月18日
  • ラン・オーバー

    Posted by ブクログ

    1冊。日常に何となく不満な少年の押し掛け美少女とのチョツト危険でエッチな同棲ライトノベル、と作者があとがきでのたまう、いじめという犯罪を楽しむ畜生の奴らへの反撃に溜飲が下がる思いをした続きが"やり過ぎ"と世間的には思える事態になだれ込む無間地獄ライトノベル。
    各章のタイトルはピクシーズというアメリカのロックバンドの曲名。
    やり過ぎなのか正当防衛なのか、復讐なのか暇潰しなのか。自分の頭が割られ脳みそををさらけ出されたみたい。
    一番の被害者の生徒の顛末がやりきれない。遣り返しても尊厳を奪われる。そんなことするな!

    0
    2023年09月24日
  • ラン・オーバー

    購入済み

    ラノベを軽くみてはいけない

    とても読みやすい文章なのに
    内容は純文学作家が選ぶような、平凡さと紙一重にある狂気がありました
    村上春樹より、村上龍が好きなかたはぜひ、ラノベだからとやめたりせず読んで下さい

    0
    2016年01月19日
  • ラン・オーバー

    Posted by ブクログ

    アキバブログで話題となっているのを見て、読むのを楽しみにしていた作品。期待に違わずブラックで後味が悪く、面白かった。ストーリーは割とシンプルで、いじめが横行するクラスに転入してきた女生徒がいじめの新たなターゲットとなったが、強烈な仕返しをし、いじめられていた生徒に協力してクラス全員に壮絶な仕返しをする物語。
    ヒロインは普通じゃない、一般的に見て頭がいかれているとしか思えないが、そもそも裸で土下座を強要し、殴り蹴り金をとり人間の尊厳をとことん奪い尽くす暴力を振るうことこそ、頭がおかしい。自殺にまで追い込まれた人間がおこなうに相応しい仕返しとはなんだ?理由があれば暴力は許されるのか?ヒロインのある

    0
    2015年07月18日

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