加山竜司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10年ほど前からだろうか、「推し」や「推し活」という言葉をよく聞くようになった。むかしから考えれば、ツウ、ファン、支持、オタク・ヲタ、萌え、などと文化や時代背景に伴って、「推し」に変化してきたように思う。マスメディアの印象操作なのか「推し」と聞くと、趣味として応援しているイメージであるが、著者が丹念に取材した当事者の声を聞くと、様相が一転する。
アイドル、ホスト、2次元・2.5次元アニメなどの「推し」の沼にはまり、毎月10万円の費用を惜しまず投資、または消費し、全ステージ遠征や聖地巡礼、気がつけば数十年の月日が経過し、トータルで1千万円以上を費やした男女のインタビューから見えて来たものとは -
Posted by ブクログ
最近、といっても結構前からだが、「~推し」という表現をやたらと目にするようになった。近頃は「ファン」ではなく「推し」というのだな、くらいに考えていたのだが、そんな単純なことではないと、この本を読んでよくわかった。やはり、新しい言葉が流行するのは、既存の言葉では表せない何かが生まれ、進行しているからなのだろう。
本書は有名なアイドル、地下アイドル、AVアイドル、ホスト、架空のキャラクター、声優を、ほとんど身を持ち崩してまで「推す」人たちへのインタビューとそれに対しての著者の考察で構成されている。「推す」人々は高校生から還暦が近い人まで様々だが、彼ら、彼女らは、膨大な時間と何千万円という金を消 -
Posted by ブクログ
推し活は活力になるけれど、一方で散財しすぎたり事件に繋がったりもする。推しとは一体何なのか?
実際に様々な界隈で推し活している人や運営、アイドルに話を聞いて書かれた本書は興味深かった。
推し活という風潮、構造がもたらす歪みの一端を見た気がする。
界隈ごとに推しに対する考えは全然違うし、出てきたのは一例で個々人でもスタンスは違うだろうと思う。だけど、お金を使うことは善みたいな風潮はなんとなく全体的に感じている。
まさに神様がいない時代の宗教みたいになっている。
宗教はなんとなく嫌がられているけれど、推し活においては宗教用語が用いられたりしているという話もなるほどなあと読んだ。
何事もそう