加山竜司のレビュー一覧

  • 「推し」という病

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    ルポルタージュとして興味深いエピソードを渉猟しながら、社会学でいう質的調査に近い実践的な探求になっているように思う。それぞれの多様なナラティブから、終章における一つの着地点に至る流れは、こういったものの中でも読後感として優れていた。

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    2026年03月28日
  • 「推し」という病

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     10年ほど前からだろうか、「推し」や「推し活」という言葉をよく聞くようになった。むかしから考えれば、ツウ、ファン、支持、オタク・ヲタ、萌え、などと文化や時代背景に伴って、「推し」に変化してきたように思う。マスメディアの印象操作なのか「推し」と聞くと、趣味として応援しているイメージであるが、著者が丹念に取材した当事者の声を聞くと、様相が一転する。
     アイドル、ホスト、2次元・2.5次元アニメなどの「推し」の沼にはまり、毎月10万円の費用を惜しまず投資、または消費し、全ステージ遠征や聖地巡礼、気がつけば数十年の月日が経過し、トータルで1千万円以上を費やした男女のインタビューから見えて来たものとは

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    2026年03月17日
  • 「推し」という病

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     最近、といっても結構前からだが、「~推し」という表現をやたらと目にするようになった。近頃は「ファン」ではなく「推し」というのだな、くらいに考えていたのだが、そんな単純なことではないと、この本を読んでよくわかった。やはり、新しい言葉が流行するのは、既存の言葉では表せない何かが生まれ、進行しているからなのだろう。
     本書は有名なアイドル、地下アイドル、AVアイドル、ホスト、架空のキャラクター、声優を、ほとんど身を持ち崩してまで「推す」人たちへのインタビューとそれに対しての著者の考察で構成されている。「推す」人々は高校生から還暦が近い人まで様々だが、彼ら、彼女らは、膨大な時間と何千万円という金を消

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    2026年03月01日
  • 「推し」という病

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    とてもおもしろかったです。

    様々な推し活、推し活の業態を知ることができました。

    推し活の光景を一般の友人に見せるとよく「宗教じゃん」と嘲笑されますが、推し活はまさしく宗教のようなものであることがよく理解できました。

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    2026年02月07日
  • 「推し」という病

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    なんとなく読み始めたが、推しと一言で言っても様々な形があるなと思った。作者の方が丁寧な取材で細かく分析をされている。
    確かに宗教と近い部分があるなとは途中から感じていたが、最後にその点について明快に整理をしてくれている。

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    2026年03月25日
  • 「推し」という病

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    推し=神。宗教との類似性の指摘は確かにそうかと思った。不変性はなくとも、自己肯定の拠り所として信者たちになくてはならないものになっている。筆者は客観視の言語化がとてもうまい。腹落ちしながらあっいうまに読めた

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    2026年03月15日
  • 「推し」という病

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    女子校で教鞭を取る教師がAVアイドルのTO(トップオタク)をしている話が印象に残った。
    教師は日常的に規範を遵守し、生徒の健全な成長に努める。そんな日常から抜け出し、規則に縛られずに楽しむのが一般的な推し活の楽しみ方である。
    しかし彼はTOとして現場全体の秩序を守り、自分の推し以外にも気を配ることを心がけていた。
    真面目で誠実な性格ゆえの出来事であるが、彼が規律に縛られずに自己の解放ができる場所はどこだろうと考えてしまった。

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    2026年02月27日
  • 「推し」という病

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    よく取材されていてリアルな情報は伝わったが、推しを病と言い切るのはいかがなものか。人はみんな好きなものにお金や時間を使う。

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    2026年02月25日
  • 「推し」という病

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    推し活は活力になるけれど、一方で散財しすぎたり事件に繋がったりもする。推しとは一体何なのか?

    実際に様々な界隈で推し活している人や運営、アイドルに話を聞いて書かれた本書は興味深かった。

    推し活という風潮、構造がもたらす歪みの一端を見た気がする。

    界隈ごとに推しに対する考えは全然違うし、出てきたのは一例で個々人でもスタンスは違うだろうと思う。だけど、お金を使うことは善みたいな風潮はなんとなく全体的に感じている。
    まさに神様がいない時代の宗教みたいになっている。
    宗教はなんとなく嫌がられているけれど、推し活においては宗教用語が用いられたりしているという話もなるほどなあと読んだ。

    何事もそう

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    2026年02月21日