2009年から2014年までコニカミノルタの社長を務めた著者。リーマンショック、欧州債務危機、東日本大震災などの経営環境にあって、グローバルに展開していつつも、業界最大手に比して発展途上とする同社の経営の施策とその精神が語られている。
具体的な取り組みとして紹介されているので、個別事例に過ぎる感もあるが、方針についての思想もきちんと説明されており、リアルな会社運営が感じられた。
経営統合や事業提携、ジャンルトップ戦略、CSR活動、リーダーの養成など、それぞれの取り組みに同社ならではのエッジを感じた。
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