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変革をつくりだせ!
持続的成長に向けて改革に挑んだリーダーの経営哲学と判断軸、そして心得に学ぶ
「そういえば、キミは端っこのほうを一生懸命走っていたな」
新規事業だったプリンター事業に携わっていた当時の私を振り返り、ある役員OBの方がおっしゃった。
うまい表現だと感心するとともに、「端っこを走っていた」社員にも目配りしていただいたことを有難く思った。
発展途上の会社の発展途上の経営者が記す本だからこそ、
変革を迫られている日本企業のビジネスリーダーに、
「自分たちもできる」と響くものがあるのではないか。
コニカミノルタは、ほぼ同規模の2つの会社が2003年に経営統合して誕生した会社であり、2006年に両社の創業事業から撤退して事業ポートフォリオを転換しています。
著者は、リーマン・ショック直後の2009年4月から5年間、同社の代表執行役社長として、「持続的に成長できる会社を目指す」を旗印として掲げ、成長戦略の推進、事業の転換、グローバル経営の進化に取り組んできました。
会社としての“足腰”の強化、「社会に支持され、必要とされる会社」を目指したCSR経営、経営組織変更などを推進し、同社を成長軌道に乗せています。そして現在は、同社取締役会議長として、コーポレートガバナンスの実効性向上に取り組んでいます。
本書は、30代、40代には傍流事業に身を置き、「端っこを走っていた」著者が、社長在任中の5年間、どのような哲学や判断軸の下に意思決定し行動して来たのかを、豊富なエピソードを交えて執筆した書下ろしです。
ビジネスリーダーおよびビジネスリーダーを目指している人たち、企業の事例研究に興味のある人たちにとって、示唆に富んだ一冊です。
Posted by ブクログ 2015年11月14日
2009年から2014年までコニカミノルタの社長を務めた著者。リーマンショック、欧州債務危機、東日本大震災などの経営環境にあって、グローバルに展開していつつも、業界最大手に比して発展途上とする同社の経営の施策とその精神が語られている。
具体的な取り組みとして紹介されているので、個別事例に過ぎる感もあ...続きを読む
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