唐澤太輔のレビュー一覧

  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    昔から気にはなっていたけれど、なかなか読めていなかった
    南方熊楠さんを読む入門として手に取る。

    百科事典などを自分の中に刷り込み、
    自然観察/交わりや本の渉猟でその知を複合的に組立て

    粘菌への興味へと繋がる。

    驚くべき知の力を発揮する人には、この
    博学丸のみとも言えるエピソードの共通性も気にな...続きを読む
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    まさしく<何も足さず、何も減らさず>といえる評伝。
    等身大の熊楠がよく描かれているように思われる。
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    まさに「ぶっ飛んだキャラクタ」である.常人とは脳の構造が違っていたようだ.観察力と思考力の両方に並外れたものを感じる.
    本書では,多数の文献をもとに少年期にはじまり各時代の「南方熊楠」を示してくれる.
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
     熊楠については何一つ知らなかったし、名前聞いたことあるな~くらいの認識であったにも関わらず、すらすら読めて尚且つ、面白かった。
     天才であるし、常軌を逸しているその行動ぶりから、変人・奇人扱いを受けるけれども、その実とてもシャイな性格で、人前で話すのが苦手で、お酒を飲んで柳田国男と会わないと話せな...続きを読む
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    「南方熊楠 日本人の可能性の極限」唐澤太輔

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    百科事典を丸ごと暗記、二十以上の言語を解した、キューバ独立戦争参戦といった虚実さまざまな伝説に彩られ、民俗学、生物学などに幅広く業績を残した南方熊楠。「てんぎゃん(天狗さん)」とあだ名された少年...続きを読む
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    枠にはまらない人であった。南方曼荼羅についてはまだわからないことが多い。またネイチャー誌が当時どのようなものであったかが窺い知れるのが面白い。
  • 南方熊楠 日本人の可能性の極限
    一般社会の評価枠に収まらない人は、いるところにはいるのだろう。
    条件が揃ったからこそ、名前を残されたが、こうはならない可能性もあったのではと思う。