秋山千佳のレビュー一覧

  • 実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実

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     保護司で、子供達にご飯を食べさせ続けているばっちゃん。
     美談のように語られるばっちゃんを淡々と見つめている著者がすごい。
     偶像化せずに、いや、偶像化されているばっちゃんの裏側を見つめる姿勢がすごい。

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    2020年09月28日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    洋の東西、時代の今昔を問わず、社会の歪みは全て子どもたちに表れる。いつもどこでも、犠牲者は子どもたち…。

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    2017年06月27日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    小学校の時、保健室は逃げ場の一つだった。
    周りより少し大人びていた私は、放課後に、休み時間に、そこに駆け込んだ。
    話を聞いてくれる大人がいることに安心した。
    中高ではそんな少女たちがたくさんいた。
    追い返されたこともあったが、今考えればある程度見極めていたように思う。

    本書に登場する子供たちは、当時の私よりずっと過酷な状況である。
    私と同じ、などとは言えない。
    発達障害が疑われるのに、保護者や教員の理解を得られぬ子、虐待を受けている子、貧困に喘ぐ子......。
    見えない、見ようとされない子供たちを必死で支えているのが養護教諭たち。なのに彼女たちも理解されず、孤軍奮闘を強いられている。
    この需給のミスマッチはなぜ起きるのだろう。

    「困った子は困っている子」という言葉が印象に残る。
    一般の大人が考える以上に子供たちは困っている。
    しかし彼らは、表現方法も、発信力も、何もかも未熟で、うまく自分を語れない。
    それを補って汲み取ってあげる側の大人も、余裕がない、知識がない、いろいろな理由で十分に向き合えていない。
    そのため、「できる人」に負担がのしかかる。

    すでに提言されているようだが、本当に今、必要なのはチームを組むことだ。
    スクールソーシャルワーカーを入れたり、複数配置にすることが子供のためにも、支援者のためにも重要なのだ。
    善意だけでは人を支えることなどできない。
    本当に、この社会を持続させていきたいのなら、もっと子供に予算を使わなければ、間違いなくこの社会は消滅する。

    「まちかど保健室」の提案は魅力的だ。
    子供食堂と合わせて解説できれば、より適切なフォローができるように思う。

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    2017年06月15日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    スクールソーシャルワーカーとして、度々出会う場面がいくつも詰まった一冊でした。

    学校内でのもどかしさ。
    関係機関との連携のもどかしさ。

    そのような中で何ができるのか。

    本書を読むうちに工夫を凝らした実践を重ねる先生方のお顔が浮かびました。
    子どもの支援に携わる方に一読を勧めたい内容でした。

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    2016年11月12日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ネタバレ

    高校の養護教諭に友人がいて、たまに話を聞くが、中学での保健室の実態がルポられている。昔の保健室といえば、怪我した時、お腹が痛い時などに駆け込む場所であったが、昨今は、心の病、貧困など多岐にわたる問題が持ち込まれる場所だと。一方、教科の先生からは先生扱いされていなかったり、学校に一人の職種なので、スキルアップなどにも問題があると。

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    2016年09月02日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    本を読んだらその内容をよく人に話す自分だけど、それをしようという気すら起きない悲しい内容だった。大人の身勝手で子どものその後の一生が壊されるって本当に理不尽。自分が明らかにおかしいとわかっていてもカウンセリングとかは行ってみようとはならないものなのかな。捕まると思うからか。光明を感じさせる終わり方だったけど、光のないまま亡くなっていった被害者もこれまでたくさんいたんだろうと思う。誰もこういう理不尽な目に遭わないように願うし、その第一歩となる本だと思った。

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    2026年07月31日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    性被害を受けた男性たちによる告発をまとめた本。部分的には女性の被害者も出てくるが、焦点は男性に当てられている。

    なぜ焦点が男性に当てられたか。それは本書を読んでもよくわからないかもしれない。性被害において、本質的には男性も女性も変わらないからだ。被害による症状は遅れて出てくる、従順でおとなしい子が狙われやすい、被害を告白してもまわりからの無理解がある、逆に被害者が責められることさえある、など。

    おそらくは本書を手に取ろうとする読者は、性被害(加害)に対する知識がある程度は持っているのではないか。だから本書を読んで、なにか新たな知識が得られるということはあまりないと思う。性被害(加害)に対する知見は常識的なことしか書かれていない。

    では本書の意義がないのかといえば、そうではない。この本は読者のための本ではなく、性被害者たちのための本だからだ。
    先に、なぜ男性に焦点を当てられてるかよくわからないと書いたが、たしかに男性と女性の性被害において本質的な違いはない。
    ただ唯一違いがあるとすれば、場の数である。女性の場合、告発に心理的なハードルがあっても、やはり告発の場自体は男性と比べて多いのである。それは単に性被害者の数として多いということでもあるが、それゆえに、社会の空気としても告発しやすい。

    改めていうと、本書は男性の性被害者のための告発の場となる役割を持つ。だから被害者たちのための本なのである。

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    2026年05月02日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    性虐待とかってこんなに酷いのっていうエピソードがたくさん。
    ジャーニーさんの被害も書いてある。興味ある人は読んだら面白いと思う

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    2025年11月15日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    18歳未満の子どもに対する性加害が被害者の性別問わず、時効になることもなく、しっかり裁かれるようになるといい。

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    2025年09月01日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    重い内容だった。
    性加害は“心の殺人”と呼ばれる。被害者はたった一度の被害でも心をずたずたにされるのに、信頼すべき実の親や教師に幼い子供が繰り返し性虐待を受けることの残酷さ。子供は家庭や学校しか行く場所がない中で、日々を鬼畜に支配され、心を殺され続ける。
    そして自死を選ぶ者も。サバイバーとなっても、何十年か後にPTSDを発症することもあるという。
    本書の告発者の場合、警察や周りの大人に何度も訴えても誰も本気で取り合わず守ってもらえなかった。子供の絶望を思うと泣けてくる。
    男子の性被害がやっと女子と同列に扱われるようになりつつあることは一つの前進と言える。
    それでも、裁判に訴えることへのハードル(時効のや証拠保全の問題)はまだまだ高い。
    どうか一刻も早く、子供の性被害の時効を撤廃してほしい。
    そして、児童性愛は愛でも嗜好でもなく病気だという観点に立って、加害者を治療するシステムをしっかりと作り上げてほしい。

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    2025年08月30日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    児童の頃に性被害を受けた男は中年になってからその内容に向き合う事が多いというのが興味深い。告発してる被害者たちは同世代で、あの頃は子供が多くて教員の質が全く担保されない時代だったが、これからは恐ろしいほどの少子化でこの辺りはカバーされていくようになると思われる。
    一人のモンスターみたいな加害者が千人単位の被害者を出すというので、これは医療に繋げて表に出さないなりの制度にしないとダメだろう。

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    2025年08月20日
  • 東大女子という生き方

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    東大女子が在学中や卒業後にぶち当たったさまざまな困難が紹介されていた。全体としての感想は、東大には世間では一昔前と思われるような思想や考えが深く根づいていると思った。東大女子お断りのサークルがあったり、東大生同士の結婚でも妻は仕事を辞めるものだ・あるいは働きながら家事もするべきだと考える人もいたりとSNSで発言したら炎上しそうなものがたくさんあり、驚きだった。日本一の大学の考えがこれじゃあ中々世の中も変わりにくいよな、とも思った。

    そんな中でも自分に合う生き方を模索し、生き生きとしている東大女子の姿を読んで、とても勇気をもらえた。困難にぶち当たっても折れるだけでなく、自分の居場所を探せるレジリエンスを私も東大女子の皆さんのように身につけていきたい。

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    2025年08月02日
  • 東大女子という生き方

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    早稲田出身、朝日からフリージャーナリストになった秋山千佳さんのインタビュー録。競争社会を勝ち残った東大なのに、自己肯定が低い、計画性が高すぎて強調できる人がいない。いまや東大は海外大学の滑り止めになってきている。インカレサークルに呼ばれない東大女子(東大男子文三)といった意外な側面が描かれる。このハゲで有名な豊田真由子氏はセクハラを勝ち上がって周りの環境に過剰反応してきた人だという人物像は意外な気がした。上野千鶴子氏による東大入学式の式辞が有名であるが、その中でも言われた通り、結局のところ女子が東大に入る最大の利点は選択肢を増やす、そういうわかりやすいところにあるべきだと思う。

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    2023年02月16日
  • 東大女子という生き方

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    お疲れさまですな。
    「東大女子」にスポットを当てることがどうかとして、みな、さまざま悩みと苦労があるもんだ。
    改めて思うのは、日本が腐った原因の一つは、「東大男子」が原因の一つだな、と思った。奴らが、官僚になり、いろんな日本の中枢にいて、日本を壊して来たんだな。
    その原因も勿論あるだろうけど。一旦、粛清してもいいんじゃないか。

    それにしても、やっぱり東大生、悩みも頭がいい感じ。

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    2022年10月07日
  • 東大女子という生き方

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    タイトル通り東大出身者の女性のインタビュー&東大女子の実態が語られた一冊。中野信子さん、赤松良子さん、山口真由さん、豊田真由子さんなどかなり濃いメンバー全10名のインタビューが収録されている。戦後の東大~平成時代の東大~現在の東大まで、東大に通う女性に立ちはだかった「壁(孤独・挫折・ハラスメントなど)」が語られる、なんとなく賛否両論ありそうな作品。日本の最高学府東大出身の女性の実態を知りたい人にオススメ。

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    2022年07月13日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ネグレクトや貧困、どんな状況でも学校に来ている子どもたちがたくさんいる。保健室は子どもたちが平等に頼れるセーフティーネットでなくてはならないなぁ。

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    2021年09月27日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ネタバレ

    これを読んだら次は子どもの貧困について興味がわいた。
    自分ははずれの養護教諭しか当たってないので保健室にお世話になったこともないが、こういった子どもにきちんと目をむけて気づいてくれる養護教諭もいるんだということが知れた。
    文章がなんか読みづらかった。内容も少し薄いなと感じた。

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    2017年09月01日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    公立中学校の保健室を丹念に取材したルポ。都市圏の事例という偏りはあるかもしれないが、学校の中で受け止められる一人ひとりの「SOS」に関わる養護教諭の養護実践は、さながらソーシャルワークそのもの。養護教諭自身のスクールカースト問題や、コーディネーターとしての役割課題など、なんだか共感できる部分も。これから養護教諭を目指す人、そして福祉関係者も必読の一冊。

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    2016年08月16日