秋山千佳のレビュー一覧

  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    保健室をしれば今どきの子どもの問題をしる

    「人間として扱われたい」という訴えがとても心に残った

    日々関わる人と人間として向き合っていきたいと思わせてくれる本

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    2025年12月16日
  • 東大女子という生き方

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    東大女子は入れないサークル
    東大男子が王様扱いされ他大学の女子をバカにする
    男尊女卑の最高峰 
    それゆえに自己肯定感が持てない女子が存在する
    男子の中でも名門男子校出身かそれ以外か、
    学部間のヒエラルキー
    サークル間のヒエラルキー
    医学部しか入れないサークル
    文三の男子
    理三の女子の扱われ方などなど。

    ここは何時代だ?という感じだ。

    共働きが主流よ世の中で、専業主婦が許されるのはエリート家庭という認識があったが夫側が要求するのか。

    50年以上前の感覚がここにある。

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    2022年06月17日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    昔の保健室は怪我をしたり、熱や頭痛・腹痛などの体の症状で通っていたように思うけれど、現在は、心身、心も身体も両方のケアを求められていて、養護教諭が果たす役割が大きくなっているのですね。やってもやっても終わりがない、幅広い活動が求められているようです。

    スクールカウンセラーはまだ、配置が遅れていて、配置されても、週1回、など時間や日にちが限られているところが多いのですね。

    数年に渡り、ルポライターの著者が沢山の学校の保健室をまわり、サブタイトルにもあるように、その裏に隠れている「貧困・虐待・性の問題」を取材、自分の知らない沢山の世界を垣間見ました。
    子どもには親の他にも、周りの人たちがちゃん

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    2022年05月08日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    自分がSSWを志すきっかけとなった1冊

    『保健室は困ったときに来るところ』
    『困った子は困っている子』
    『なるべくたくさんの人の手をかける』

    一見あたりまえのようではっとさせられる

    子どもの些細なSOSも見逃さないように
    世間の ふつう の枠組みからこぼれ落ちてしまった子どもを受け止める保健室

    普通の子に戻ったらもう振り返らない

    それでもなにかが変わるきっかけのひとつであれたら

    定期的に読み返したくなる大切なことが詰まった1冊

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    2021年05月26日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ネタバレ

    普通に面白かった。タイトルから想像したもの以上の事が書かれていた。子どもの貧困、児童虐待、LGBTなど、近年注目されている内容について、保健室の養護教諭の方の取り組みと実際のケースを細かに記すことによってリアルに描かれていた。美談だけではなく、残念ながらバッドエンドとも言えるその後となってしまったケースもしっかり取り上げており、現実味があった。
    最後には日本の現状を踏まえ解決策の提案と今後の展望についても綺麗にまとめてあり、心に留まった。
    まちかど保健室の設置およびそれの公的補助、養護教諭のスクールカーストの根絶、複数の養護教諭を学校に配置するなど、現実的には難しいかもしれないが良案が豊富で、

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    2019年03月18日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ■困った子は困っている子
    ・教師から見て問題行動の多い「困った子」は見方を変えると,様々な困難を抱えて助けを必要としている「困っている子」である。
    ■養護教諭は日本独自の教育職。
    ・養護教諭のツールは1905(明治38)年,岐阜県の小学校に配置された「学校看護婦」にある。
    ・トラコーマという目の感染症が全国的に大流行していたため,当初は子供たちの洗眼を役割として各地で公費採用されるようになった。
    ・1941(昭和16)年に公布された国民学校令で,学校看護婦は「養護訓導」に変わり,教育職員となった。
    ・1947(昭和22)年,学校教育法の制定により,養護訓導は「養護教諭」へ改称された。
    ■養護教

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    2018年02月10日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    ネタバレ

    「子供たちの悲鳴が聞こえる!」というキャッチフレーズそのままでした。
    8月に出版されたばかりの本ですが、内容がとても生々しく、まるでドキュメンタリーを見ているようでした。

    中学校の養護教諭をインタビューしてまとめた本。
    「虐待」「いじめ」「貧困」「性的マイノリティ」

    子供も親もみる医師としては本当に見逃せない内容でした。
    ここ最近、養護教諭の先生と話す機会の減った私としては、驚きの内容でした。

    本人が理由でなく、学校に行けなる子たち。
    私としては、第2章の「虐待の家から出されたSOS」が衝撃で胸が苦しくなりました。

    親のアルコール依存、虐待、貧困、食事が食べらない。
    そんな子が頑張って

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    2016年09月27日
  • 戸籍のない日本人

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    かなり衝撃的でした。無国籍の外国人が日本で子供を産んでも戸籍が取れて、日本人になれるのだけど、日本人同士から産まれた子供も、タイミングによっては戸籍が取れないのだと。戸籍が取れない人は学校にも通えず、選挙権もなく、保険もなく、日本人とみなされていないのだ。完全に政治の怠慢であり、法案を潰した故中川一郎氏を心から軽蔑する。そして応援している稲田朋美氏もネガティブな立場だと知って、かなり驚いた。300日ルールを廃することや、市区町村の権限で戸籍に足すことによって誰が不利益を被るだろうか?
    全く理解できないことが多すぎる。

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    2015年09月28日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    読んでみて、ジャニーズ問題が取り沙汰されていた頃にいくつかネットで見た男児の性被害に関する記事がほとんどこの方のものだったということが分かった。それらの記事がいかに世の中や裁判に影響を与えたか、というその後の話まで記されておりとても興味深い。メディアが被害者を救ったという意味で応援したいし、もっと多くの人に読んでもらいたいと思う一冊。

    それにしてもジャニーさんの性被害の件数はとんでもないと思っていたが、小児性愛の人が起こす性被害件数の平均は1人あたり何百件という事実を知って驚いた。いかに声をあげていなかったり隠蔽された被害者が多いかということがよく分かる。
    また、日本は諸外国においてもそうい

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    2025年09月25日
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち

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    早く法整備と時効の撤廃を願いたい。加害者にとっては欲望を解消するなにか、でしかないんだろうと思うと本当に酷いと思う。サバイバーが少しでも生きやすくいられますように。尊厳を守れますように。子どもと関わる人間として正常な感覚を育める環境を作れるように努力していきたい

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    2025年09月06日
  • 東大女子という生き方

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    ネタバレ

    歴代の東京大学を卒業した女子学生たちにインタビューしたもの。昨年亡くなり、男女雇用機会均等法の生みの親である赤松良子さんや、脳科学者の中野信子さん、東大→ハーバード→東大大学院、弁護士でありコメンテーターとして活躍する山口真由さんなど、学生時代に感じた女子であるがゆえの差別や違和感、育ってきた環境、就職、結婚、中高一貫校から東大に来た学生とのアウェイ感、親が高卒で大学の知識ぐないまま東大に進学した人の頓珍漢だった話(これは、エリートコースで学んできた人との能力の差を感じた話)、東大のなかでも偏差値カーストがある、偏差値の低い学部の男性は辛い、東大女子お断りのサークルの存在など、東大の学生だった

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    2025年04月12日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    臨床心理士の立場から。養護教諭の先生の役割はとても大きい、どちらかというと閉じて入りづらい(相談という用事がない限り)スクールカウンセラーの部屋とどちらかというと開いていて入りやすい保健室、そこの違いも大きくあるような気がした。どちらが何を背負うべきという話ではなく、スクールカウンセラーはスクールカウンセラーとしてより学校に根ざせるように何かできないものかと考えさせられた。

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    2023年02月06日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    子どもの頃、保健室には身体測定とケガをしたとき以外ではお世話になったことのない僕です。たまたまなにげなく見たテレビの特集でなんとなしのイメージがあるばかりで、具体的には保健室ってよくわからず、でもなんだか知っておかねばならないような……というひっかかりを本書のタイトルから感じて、手に取りました。

    保健室ってどう機能しているのだろう? どのような苦しみを背負った子どもたちがやってきて、どういった悩みが寄せられるのだろうか。そこで養護教諭はどんな対応をしているのだろうか。著者が実際にいくつかの中学校の保健室に滞在し、そのなかでリアルタイムに経験したものや、養護教諭や生徒への取材から知ったことなど

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    2022年11月14日
  • 東大女子という生き方

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    東大女子。片や東大男子とは言わない。
    これは男性目線の社会が作り出した言葉。
    女性の進学者が増えたけど、まだ2割程度。
    彼女らは順風満帆と思われがちだが、それぞれ心に葛藤を抱えつつ、受験に挑んだ。合格と同時に解き放たれるものもあるが、東大独特の男性中心の環境のなか時代錯誤の逆境に直面する。婚活のハードルを自ら高めた結果、待ち受ける人生の選択。
    インタビューを通して、心の内面が披瀝されるが、東大というフィルターを通った者のみが背負う宿命みたいなものを感じる。

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    2022年10月26日
  • 東大女子という生き方

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    豊田真由子、山口真由などの有名人を含め、10名ほどの東大卒の女性たち(+α)を取り上げ、彼女たちが「壁」にぶつかり、悩みながらも道を切り拓いてきた姿をインタビューを中心とした構成で描く。
    ふだんあまり接することのない、様々なジャンルの東大卒女性の苦悩やそれを乗り越えてきた生き方に触れることができて、興味深かった。また、本書のエピソードから東大に根ざす男尊女卑の風土が感じられたが、日本における真の男女平等の実現のためにも、まず東大から男尊女卑の風潮を一掃することが求められると思った。

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    2022年06月20日
  • 実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実

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    あんた、ご飯食うたん?の次に読んだ。
    ご自身が記したのとは当然違う視点で中本さんの活動について記されている。
    中本さんの祖母の代からの話。
    美談ではない半生が深く考えるきっかけになった。

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    2022年05月15日
  • 実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実

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     保護司で、子供達にご飯を食べさせ続けているばっちゃん。
     美談のように語られるばっちゃんを淡々と見つめている著者がすごい。
     偶像化せずに、いや、偶像化されているばっちゃんの裏側を見つめる姿勢がすごい。

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    2020年09月28日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    洋の東西、時代の今昔を問わず、社会の歪みは全て子どもたちに表れる。いつもどこでも、犠牲者は子どもたち…。

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    2017年06月27日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    小学校の時、保健室は逃げ場の一つだった。
    周りより少し大人びていた私は、放課後に、休み時間に、そこに駆け込んだ。
    話を聞いてくれる大人がいることに安心した。
    中高ではそんな少女たちがたくさんいた。
    追い返されたこともあったが、今考えればある程度見極めていたように思う。

    本書に登場する子供たちは、当時の私よりずっと過酷な状況である。
    私と同じ、などとは言えない。
    発達障害が疑われるのに、保護者や教員の理解を得られぬ子、虐待を受けている子、貧困に喘ぐ子......。
    見えない、見ようとされない子供たちを必死で支えているのが養護教諭たち。なのに彼女たちも理解されず、孤軍奮闘を強いられている。
    この

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    2017年06月15日
  • ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル

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    スクールソーシャルワーカーとして、度々出会う場面がいくつも詰まった一冊でした。

    学校内でのもどかしさ。
    関係機関との連携のもどかしさ。

    そのような中で何ができるのか。

    本書を読むうちに工夫を凝らした実践を重ねる先生方のお顔が浮かびました。
    子どもの支援に携わる方に一読を勧めたい内容でした。

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    2016年11月12日