エリック・M・コンウェイのレビュー一覧

  • こうして、世界は終わる

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    温暖化の行方の一例を示す近未来 SF。
    温暖化が進んでも人類が滅亡しないという楽観論だが、自由主義を取らない国家が最も上手に対処するという仮定が反発を呼ぶかも。

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    2015年12月13日
  • こうして、世界は終わる

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    コロナ、水害、蝗害、大規模火災…、最近の出来事の根底に共通する要因があると思う。

    この本の内容がフィクションで終わるなら良いが(確かに終盤の展開は微妙な気もするけど)、わかっているのに止められない資本主義経済社会で、いったいどのように加速する温暖化を軽減していけるのか。

    先日ブルボン好きの女子高生がお菓子のゴミ削減提案をしたように、またグレタさんに始まる一連の動きのように、若い世代の行動に背中を押されてでも大人たちが本気で考えるべき課題だと感じたのでありました。

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    2020年08月20日
  • こうして、世界は終わる

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    未来の歴史学者が、地球で明らかに起こっていた環境の変化に気づいていたにも関わらず人口のほとんどが失われるような状態になったのはなぜかを検証する。

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    2016年11月14日
  • こうして、世界は終わる

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    衝撃的なタイトルに惹かれてました。この本は、300年後に生きている学者が、かつて地球がこのような経験をしたという歴史を語っている形で書かれています。

    地球は2093年に多くの地域で大洪水が起きて、海に飲み込まれるとしています。この本を読んで、現在私達が見ている遺跡は、一度海面下に沈んで、何百年・何千年も経て、海面が隆起したときには、そのような形になっているというイメージが湧きました。

    現在の地球文明の前に栄えていた人類があったと何かの本で読んだことがありますが、今の人類はそれと似たような運命をたどるのかもしれませんね。

    地球が滅亡に向かってしまう原因は、二酸化炭素を原因とする地球温暖化、

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    2016年02月12日
  • こうして、世界は終わる

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    ショッキングなタイトルに驚き、
    手に取ったかと思いきや、買い読み終えてしまった一冊。

    終わってしまった世界から、過去(つまり今の我々の生きているいま)を歴史的に振り返る、
    SF的な物語で展開されていく。

    ちょっと言い過ぎでしょ?みたいな面を感じる部分はあれど、
    きっと未来に振り返ったら、自分らは気づかないふりしてたなぁ、
    と取り返しのつかない後悔の念に苛まれるであろうと感じる。

    これが現実のものとならぬよう、
    環境に興味がある方はもちろん、ない方こそ、
    まず考え・行動するための第一歩として一緒に読みたい、
    そんな一冊。

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    2015年08月15日
  • こうして、世界は終わる

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    ●なぜ人類は、気候変動に対して適切な行動がとれていないのかを検証した本。西洋文明は二つのイデオロギーにとらわれ、身動きが取れなくなってしまっている、と著者は主張する。

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    2025年07月17日
  • こうして、世界は終わる

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    「滅亡」のXデーは2093年

    世界崩壊の300年後から、過去を回想する切り口でアプローチされており、今の人類が理解しつつも、確実に滅亡に向けて進んでいくことになる…

    環境問題からだけでなく、政治、経済など幅広い切り口で、展開されており、読んでいで、ゾッとしてしまいます。過去に分かっていて、手を打てなかった事実を捉えながら、不安を抱えるのみ

    今、何をするか、何ができるかが求められている…

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    2025年02月16日
  • こうして、世界は終わる

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    タイトルをそのままでないと、なぜ未来の中国の学者が過去を検証してるのか分からんわな。
    地球温暖化によって海面上昇その他の環境変化に西洋文明が滅びてしまうと。それがなぜだったのかと未来の視点で検証する。

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    2018年08月19日
  • こうして、世界は終わる

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    西暦2393年の地点から、現在私たちが生きている20~21世紀を振り返るという手の込んだ構成の本です。
    地球温暖化や行き過ぎた市場原理主義など多くの人が重大な問題と認識し、先行きを予測していたのに、手を打たなかったために西洋文明の崩壊を招く。
    そんな近未来SF小説のような内容。
    ただし、著者は世界的に有名な科学者です。
    最新の科学的知見に基づいて、これから起こるであろうことを分析し、読み物としても楽しめる内容に仕上げています。
    それにしても、西洋文明が崩壊した中で、中国が「中央集権国家だった」という理由で生き残ったというのは何とも皮肉なことです。
    しかも、西洋文明崩壊後に立て直しを図った他の国

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    2015年10月28日
  • こうして、世界は終わる

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    帯と表紙はアオリすぎかもしれないけれど、どのようにいま現在の私たちの暮らしている世界の環境が崩壊していくかを、淡々と描く。本書唯一の発明は、著者たちのせめてもの願いか。
    淡々と、ということで、文章量はそれほど多くないしサクサク読める。
    環境の変化への警鐘とともに、なぜそれが止められないのか、市場原理主義と実証主義などを挙げながら、その困難さが招く暗黒の未来を示す。知ることと知ったことを活かすことは別だというある意味単純な事実が、重い。

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    2015年08月18日