岩下慶一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
良い効果も時には悪い効果もある。
瞑想によって脳が変化していく事を、そして思いやりを持てるようになる事を、純粋な好奇心と喜びを持って読み進みました。でも、中には自分が生きる世界の非永続性を認識し、瞑想をする前よりも不安定になる人もいると書かれていて少し怖くなり、自分にとってはどう影響するのか冷静に見なくてはと思いました。今のところ、一週間ほど瞑想を続けていますが、私には向いているようで、リラックスといつもより落ち着いた自分を感じられています。もっと良い変化を感じたいので、気長になりたい自分になる事を楽しみに続けていきます。瞑想の事を話したい人がいるけれど、怖さもあるのでもう少し自分が体験してから話そうと思います。そして、もし興味があると言われたらこの本を読んでって言おうと思っています。 -
Posted by ブクログ
【感想】
「瞑想」によるマインドフルネスについてまとめられた本。
この1冊で、様々なケーススタディ、著名人や学者の体験談が書かれていて、「瞑想はいかに色んな面でプラスになり、かつ沢山の効果をもたらすものである」ということがしっかり分かりました。
瞑想は、昨今でも色んな経営者や著名人、そしてエリート層のビジネスパーソンたちががルーティンワークとして行なっているかと思います
皆、明鏡止水の如く心を落ち着かせ、冷静に物事を考慮し、対応するためにこのような「瞑想」というルーティンを取り入れているのでしょう。
僕自身、たまにイライラしてしまう事も多いので、常に冷静に物事を見据え、対処する能力が欲しいと思っていたので、本書を手に取った次第でございます。
はじめは、「マインドフルネス=イメージトレーニング」のようなモノなのかなーと思っていましたが、実際のところ全く違うようでした。
曰くマインドフルネスとは、「自分の考え、感情、感覚を観察して、自分自身の集中力を高め、より効率的に、より幸福にすること」らしいです。
こう書くと、もっとよくわからなくなってくるのですが、、、、少なくとも何かを強く望むイメトレとは大きく一線を画しているようですね。
どちらかというと、呼吸以外はあまり何も気にせず、「無になる」みたいな・・・こんなイメージであっているのかな?笑
そういった「無の境地」を手に入れる事で、集中力を自由自在に高める事ができ、心が広くなるのでストレス耐性も強くなり、より高尚なハイスペック人間になれる。
といったことなんでしょう。
ただ、ちょっとクドすぎるかなぁ・・・・
こんな事を言うと元も子もありませんが、もう少し要点を絞って短くまとめてほしい。
こういった海外の書籍に多いんですが、本当に冗長というか、蛇足だと読んでいて感じる箇所が多いんです。
この本も多分に漏れず、内容として「瞑想によってマインドフルな状態になる」という理論を強くPUSHしたい為に、エビデンス参照かのように様々な体験談などがダラダラと書かれていて、単純に無駄な文章がガッツリと盛り込まれておりました。
確かに、章ごとに新しい発見は多々ありましたが、例文が多いと単純に読むのが面倒くさくなってくるというか・・・・
決して論文を読んでいるわけではないので、理論武装しまくるのは勘弁して頂きたいですね・・・
この本は、終始そのきらいがあった気がします。
とにかく、この本は瞑想の入門書としてはなかなかDEEPすぎたのではないかなと思います(笑)瞑想の本というより、些かテーマが脳科学に寄りすぎたような気が・・・
とは言え、新しい気づきも沢山あり、より「瞑想」という1つの行動に興味が湧く1冊でした!
【マインドフルネス瞑想のやり方】
1.自分にとって楽な姿勢を見つける。背筋は真っ直ぐでなくてはならない。
2.目を閉じて、深い呼吸を数回し、姿勢を安定させる。特別な意識をせずに全身の力を抜いてリラックスして、息を自然に出入りさせる。
3.頭からつま先まで、自分の身体の感覚に注意を向ける。
4.一つの感覚(たとえば呼吸が鼻孔を出たり入ったりする感覚)を選び、すべての注意を集中させてみよう。他の感覚をすべて意識の外に追いやり、この感覚だけに集中ふる。
5.自分が考えていることや、自分の気を逸らしているものに気づこう。それを認識し、リセットし、穏やかに呼吸に注意を戻してみよう。
この動作を、何度も何度も繰り返すこと。
【内容まとめ】
1.マインドフルネスを一言でいうと
私たちの頭の中に生じる様々な考えを、それに心を動かされることなく観察する力のこと。
自分の感覚を、苦痛なものでさえも、心を動かされることなく感じることのできる能力。
2.マインドフルネスとは・・・
⇒過去の思いに囚われたり、未来を夢見たりすることなく、このとき、この場所に存在することだ。
⇒優しさ、好奇心、そして受容の心を具現化した状態のことだ。
⇒自分の身体の感覚を感じ取り、たとえそれが不快なものであっても、それに執着したり、消え去るよう臨んだりしないことだ。
⇒自分の思考が唯一の真実であるとは考えずに観察することだ。
3.物事の儚さ、「無常」を理解する。
無常を理解することでストレスは大幅に軽減する。
自分を動揺させるものが何であれ、決して永遠には続かない事さえ知っていれば、不愉快な感覚にこだわり続けずに済む。
4.「ストレスは起きるのではない。それはあなたの反応にすぎない」
ストレスは、「私たちが起こってほしいと望む事」と「現実に起こる事」のギャップによって発生する。
ストレスは、誰かに押し付けられるものではなく、自分が自分に押し付けているものだ。
物事をありのままに受け止めれば、自分の反応を変えることができる!
5.怒りと向き合う。怒りの瞬間は、トレーニングの絶好の機会!
誰かと対立したとき、思いやりの心を持った上で、怒りの対象である相手の良い部分を探すと同時に自分の反応を観察すること。
相手に対して何らかの怒りの感情が芽生えたら、
→まずその経験に気づき、
→次に湧き上がる不快感に注意を向け、
→自分の呼吸に戻る。
そのように怒りの感情をコントロールして、呼吸を整えた上で、落ち着いた態度、筋の通った言動で、不快感の原因を改善して頂くように先方と交渉する。
【引用】
マインドフル・ワーク
p9
・瞑想するCEO
混乱の最中でのジョブズの冷静さと集中力は、彼を偉大なリーダーたらしめた資質の一つだ。
彼は瞑想に関するシンプルなこと、「自分の呼吸と身体に注意を向け、心の中に湧き上がる考えを、判断を加えることなくただ観察する」を行っていたに違いない。
p11★★
・マインドフルネスを一言でいうと
私たちの頭の中に生じる様々な考えを、それに心を動かされることなく観察する力のこと。
自分の感覚を、苦痛なものでさえも、心を動かされることなく感じることのできる能力。
物事に対して恐怖や不安、貪欲からではなく、明晰さと思いやりの心で反応すること。
p11
安楽な姿勢をとり、自分の考え、感情、感覚を観察すること。
マインドフルネスの実践が私たちの集中力を高め、より効率的に、より幸福にしてくれる。
p35
マインドフルネスとは、過去の思いに囚われたり、未来を夢見たりすることなく、このとき、この場所に存在することだ。
マインドフルネスとは、優しさ、好奇心、そして受容の心を具現化した状態のことだ。
マインドフルになるとは、自分の身体の感覚を感じ取り、たとえそれが不快なものであっても、それに執着したり、消え去るよう臨んだりしないことだ。
マインドフルネスとは、自分の思考が唯一の真実であるとは考えずに観察することだ。
p49
・心を観察したら何が見える?
心を観察すると、いつも過去について考えているか、未来の計画を練っているかのどちらかなのに気付く。
過去も未来も現実ではない。
本当の現実とは、今この現在だけなのだ。
私たちは現在という瞬間だけに生きていて、この瞬間は真実だ。
私たちが人生を最大限に生きるためには、物事を現在あるがままに見ることが大切なのだ。
p61
・MBSR
マインドフルネス・ストレス低減法
カバット=ジンの影響力は数百という病院に及び、仏教的なルーツを否定しないが宗教との無関係性を保ち、またスピリチュアルではないということもしっかいと説いている。
p74★
ブルアー教授いわく、後帯状(こうたいじょう)皮質の反応が活性化しているのきは心がさまよい自分の物語に浸っている。
逆に眠っている時がマインドフルな状態、「努力のない覚醒」の状態にあり、心理的な執着のない状態と言われている。
尚、マインドフルネスが熟達すれば、マインドフルの状態を意図的に操作することも可能だった。
p87★
・使用依存性皮質再構築
道をすべてマスターしたタクシードライバーの脳は記憶と空間認識に関する脳の部位である「海馬の灰白質」が普通の人よりはるかに厚い。
集中に関する脳の部位を使えば使うほど、その部位は鍛えられる。
p90★
・「扁桃体(へんとうたい)によるハイジャック」をマインドフルネスで防ぐ!
脳の真ん中あたりにあるアーモンド状の部位・扁桃体はストレスに対する反応に関して重要な役割を果たしている。
脳の土台部分にあるタツノオトシゴのような形をした海馬は、五感から情報を受け取り、もし危険と判断すれば扁桃体を活性化させる。
扁桃体が活性化されると、いわゆる闘争・迷走反応が発動され、体内にストレスホルモンと言われるコルチゾールをはじめとするホルモンを発生し、血圧を上げ、判断力を鈍らせる。
そして怒ったり過剰に反応してしまい、往々にして状況が悪くなる。
マインドフルネスを実践すれば、刺激に過剰に反応したり、怒りに身を任せてしまうことを防げる。
p106★★
・物事の儚さ、「無常」を理解する。
無常を理解することでストレスは大幅に軽減する。
自分を動揺させるものが何であれ、決して永遠には続かない事さえ知っていれば、不愉快な感覚にこだわり続けずに済む。
p113★★
・「ストレスは起きるのではない。それはあなたの反応にすぎない」
ストレスは、「私たちが起こってほしいと望む事」と「現実に起こる事」のギャップによって発生する。
ストレスは、誰かに押し付けられるものではなく、自分が自分に押し付けているものだ。
物事をありのままに受け止めれば、自分の反応を変えることができる!
p119★
・怒りと向き合う。
怒りの瞬間は、トレーニングの絶好の機会!
誰かと対立したとき、思いやりの心を持った上で、怒りの対象である相手の良い部分を探すと同時に自分の反応を観察すること。
ケブラルは、まず無視された時の自分の反応を変えることから始めた。
上司が彼を無視したり遮ったりしたら、
→まずその経験に気づき、
→次に湧き上がる不快感に注意を向け、
→自分の呼吸に戻った。
怒りの感情をコントロールして呼吸を整えた上で、落ち着いた態度、筋の通った言動で、不快感の原因を改善して頂くように先方と交渉する。
p137
働く時は真剣に働き、働いていない時は仕事について全く考えない。要は、「今に集中する」ということ。
p238
・マインドフルなリーダーがなぜ必要なのか?
責任が重くなるにつれ、解決すべき問題の範囲や度合いは広がる。地位の上昇に従い、管理の規模も複雑さも増していく。
不快で予測不能で極端な出来事に取り組み、効率よく対処することがリーダーには益々求められる中で、個人もチームも組織も莫大なストレスを抱えることとなる。
その重荷を軽減する助けになるのがマインドフルネスだ。
p332★★
・マインドフルネス瞑想のやり方
1.自分にとって楽な姿勢を見つける。背筋は真っ直ぐでなくてはならない。
2.目を閉じて、深い呼吸を数回し、姿勢を安定させる。特別な意識をせずに全身の力を抜いてリラックスして、息を自然に出入りさせる。
3.頭からつま先まで、自分の身体の感覚に注意を向ける。
4.一つの感覚(たとえば呼吸が鼻孔を出たり入ったりする感覚)を選び、すべての注意を集中させてみよう。他の感覚をすべて意識の外に追いやり、この感覚だけに集中ふる。
5.自分が考えていることや、自分の気を逸らしているものに気づこう。それを認識し、リセットし、穏やかに呼吸に注意を戻してみよう。
この動作を、何度も何度も繰り返すこと。 -
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・マインドフルネスとは、過去の思いに囚われたり、未来を夢見たりすることではなく、このとき、この場所に存在することだ
・心を観察すると、いつも過去の出来事について考えているか、未来の計画を練っているかのどちらかなのに気づくだろう。過去は現実ではない。それは過ぎ去ったものだ。未来も現実ではない。それはまだ来ていないものだからだ。本当の現実とは今この現在だけなのだ。私たちは現在という瞬間だけに生きている。現在という瞬間は真実だ。だから私たちは人生を最大限に生きるために、生き生きと、物事を現在あるがままに見ることが大切なのだ
・ストレスを受けると、まず、ストレスホルモンのコルチゾールが上昇する。アドレナリンも上昇し、身体に一連の反応を引き起す。まず、おなかの脂肪が増加し、悪玉コレステレールが増え善玉は減る。炎症が悪化し、テストステロンは減り、不妊になる確率が上がる。女性は髭が濃くなり、髪の毛が抜く落ちる。筋肉も落ち、不眠症になり、動悸が激しくなりめまいがする
・「汝、泥が落ち着き、水が澄むまで待つ心を持てしか?」恐れと判断に場を支配されてリアクションするのではなく、その瞬間に、自分や周囲の人々が彼に求めるものに従って反応する。「沈黙を恐れなくなった。かつては何を言うかも決めないうちに答えに飛びつき話を始めていた。今は、話す前に、とっちらかった思考を整理する余裕がある」
・同僚と意見がぶつかったとき、自分の立場を考え、どれが一番かという自己中心的な計算に基づいた衝動的な反応をするよりも「なぜ相手はその結論に達したのかをちょっと考えてみることはとても建設的だ。どんな状況が彼にその立場を取らせたのか?彼は最善の決定を下せるだけの経験を積んでいるのか?まだ表面化していない何らかの結果を恐れているのではないか、というようなことだ」 -
Posted by ブクログ
マインドフルネスが社会でどのように実践されているかの事例集。著者自身も米国の瞑想センターで受講したり、インドを旅して瞑想を経験し、実生活での折に触れて実践している。経営者自身がマインドフルネスを実践したり、企業内に瞑想タイムを設けているところもある。また大企業でもグーグルやフォードはマインドフルネスを経営に取り入れているそうだ。有名になると本質が忘れられる危険性も警告している。本来のマインドフルネスから能率向上施策でしかないものも現れ始めたという。Mindfulness in plain Englishをダウンロードしたので読んでみようかな。
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Posted by ブクログ
ロバートキヨサキ氏が書いた「金持ち父さん」の訳本を初めて読んだのが、結婚して間もない頃の20世紀の最後の方だと記憶しています。あれから多くの本を読みましたが、私としてはシリーズの中で一番印象に残っているのは、この本でも何度となく解説されている、クワドラント、の図です。
あれから30年になろうとする今でも素晴らしい図と思っていますが、あの時から、キヨサキ氏が書かれた米国とは投資環境が異なる日本で、どのように適用できるのか、ずっと模索してきました。
そのような私にとって今週(2017.12)の初めに、品川の駅ナカの本屋さんで偶然に見つけた本に惹かれてしまいました。この本ではこの30年間で、お金の価値が下がってしまいましたが、不動産の価値は何度か浮き沈みがあるものの回復していることを述べています。飽くまでも米国での話のようですが。
この本を読んで、良い資産・良い借金を活用するために、税制もよく研究し、一人で全部はできないので、専門家の知恵を上手に活用することの大切さを痛感しました。
以下は気になったポイントです。
・政府が紙幣を印刷すると、不換通貨は大量に発行される(1995年に0.5兆ドル、2010年:0.8、量的緩和第一弾:2.0、第二弾:2.5、第三弾:3.5兆ドル)、連邦準備銀行が創設された1913年から金本位制撤廃した1971年までに米ドル価値は90%下がった、それから2016年までにさらに90%下がった(p44)
・1943年には米国で当期税法が作られた、第二次世界大戦で戦費がかさんだため、これは暫定的な税制であったが、一時的ではなかった(p52)
・もしBクワドラントか、Iクワドラントで生きたいのならば、金持ちになるための借金と税金の使い方を知らなくてはならない、BとIの側の人間は、税の優遇控除のために働く(p62、65)
・人間は4つの基本要素からできている、心(Mind)、肉体(Body)、感情(Emotions)、精神(Spirit)、現在の教育は従業員になるための4要素を学生にプログラムするように作られている、従って、クワドラントを移行するには以上の4つの知性が必要である(p77、81)
・米国を倒す一つの方法はオイルダラーを挫折させること、中国とロシアはパイプラインをつくり、自国の通貨で石油取引を行っている、オイルダラーを生んだ1974年の合意は破綻しかけている(p93)
・多くの企業のCEOは現金よりもストックオプションで報酬をもらっている、このためCEOたちは借金をして自社株を買う(p101)
・たとえ5-6%の利子を取られたとしても、借金は40%の課税をされる純資産よりもはるかに安い、つまり借金は課税を低め、預金は課税を高める(p104、119)
・金持ちは、借金で資産を買って誰かが代わりに返済してくれるが、中流層は負債(家、クルマなど)を買うもので自分で返さなければならない(p107、118)
・銀行はあなたの預金が欲しくない、銀行にとって負債になるから、銀行が欲しいのは借り手・お金を借りる方法を知っている人々である。金利が低いのもそのせい(p109)
・収入の範囲内で生活し貯金をすることは、もはや経済的に賢い方法ではない、貧困層と中流層をもっと貧しくしてしまう。これは、金ドル交換を停止して、銀行・政府が紙幣を印刷することを可能にした以降のこと(p120)
・資産は、働いていようがいまいが、あなたのポケットにお金をいれてくれる、負債はたとえ価値が上昇するとしても、あなたのポケットからお金をとっていく(p136)
・借金による幽霊所得は、働いてそのお金を得るのに比べて、時間とお金を大幅に節約する。税金がかからず貯める手間もないため、2万ドルの頭金は勤労所得にすると、実質3.5万ドルである。この差額の1.5万ドルが、お金と時間を節約する幽霊所得である(p165)
・住宅担保ローンを使うと、資産価値が上昇した部分(つまり幽霊所得)は、借金としてあなたのポケットに入る。賃貸物件の入居者がその利息を払ってくれること、不動産を好むのは、入居者が私の借金を返済してくれるから、更に減価償却は真の幽霊所得でもある(p166、167、168)
・ある種の教育は、EからSクワドラントに移行するのには役立つ(p186)
・2週間後に覚えている割合:読んだこと(10%)、聞いたこと(20%)、見たこと(30%)、見たり聞いたりしたこと(50%)言ったこと(70%)、言ったりやったりしたこと(90%)、言ったことにより、関わり方が能動的になる(p211)
・現実社会で必要なもの、1)学びたいという意思、2)賢く師を選ぶ、3)練習(p213)
2018年5月4日作成 -
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2007年『金持ち父さん 貧乏父さん』を出版し、ミリオンセラーとなった、言わずと知れたロバート・キヨサキさんの新著。『金持ち父さん 貧乏父さん』がファイナンス教育の小学校だとすると『金持ち父さんの こうしてお金持ちはもっと金持ちになる』は大学院と位置付けられている。
ファイナンス教育の大学院と位置付けるだけあって、前作(と言っても数多くあるが)の考え方や、投資家マインドの重要性を補足、強調している内容だった。
世の中の働き方は、サラリーマンとして会社で働く従業員(employee)と、自営業等のスモールビジネスオーナー(small self business)、従業員500人以上のビッグビジネスのオーナー(big business)、プロの投資家(investor)の4つのクワドラントに分けられる。
その中でも、EとSのクワドラントに属する人たちは、自分の時間を切り売りしてお金を稼ぎ、貯金することこそ最善の方法だと考えている。米国では、その先に株や投資信託、債券、国債につぎ込み、そんな投資方法こそ分散投資で素晴らしいと思い込んでいる。
しかし、自分でコントロールできず、ひとたび大暴落が起きると全てを失ってしまうような投資の仕方では、ロバートが近年中に起こると予想している大暴落が起こると、多くの人は一気に貧困層に突き落とされてしまい、政府は自分たちを助けるべきだと騒ぎ出す。
そこで本当に必要な教育である、ファイナンスに関する教育を受けることで、学校では教えてもらえないようなお金の知識が身に付く。
例えば、日本でも一般的な考え方の主流である「身の丈に応じた生活をし、借金をしない生活を送る」という考え方ではなく、「借金はお金を産み出すひとつの方法であり、良い借金をすることで資産を増やしていく」ことに注目する必要がある、というもの。
借金には良い借金と悪い借金があり、多くの人が口にする「住宅ローンを組んでマイホームを買うと資産が増える」とか「マイカーも資産の一部だ」というお金が出ていくばかりの負債のことではなく、お金を生み出してくれる賃貸不動産やビジネスを所有するための借金こそ良い借金であり、お金持ちは借金を味方につけた資産形成を行っている。
ロバートは人々に、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることをモットーに、著書やゲームを開発し、ファイナンス教育を広めている。経済成長期に通用したような貯金や長期投資ではなく、現代の情勢や経済に対応できるお金の知識を身に付けておくことは、経済的な自由を手に入れるだけでなく、自立して生き残っていけるかにも関わる大切な知識だと思う。 -
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マインドフルネスの効用と米国での受け取られ方を知るための本である。宗教ではなく科学に基づくツールとしてのマインドフルネスとそれを支える慈愛のココロの大事さについて米国の企業での導入の例を通してレポートしたのが本書である。
仏教と切り離されて広まる事で様々な解釈が生まれているヴィパサナー冥想とマインドフルネスであるが、本書の定義はキリスト教をベースとした人々から見た見方であることには注意が必要である。サンガというものの存在自体に全く触れていない。無宗教と言う名前の神道と形ばかりの葬式仏教からの視点に比べれば分かりやすいとも言えるのだが。
第三次産業のさらに上を行く第四次産業とも言えそうな、クリエイティブ産業では、より深いコミニュケーションがその成功の鍵である。第三次産業では、ブラックボックス化してコミニュケーションを減らす方向で対処していたのとは全く逆のアプローチである。その効率化のためにマインドフルネスに目をつけるというのは発想としては正しい。
一点気を付けなければならないのは、この取り組みには終わりはないということである。常に学ぶ姿勢が必須である。良くなったからもういいというスタンスではより悪くなる可能性すらある。釈尊もこの点には言及しており、間違い易い点でもあり、私もこの間違いをしたので書き記す。
ビジネス書としても今までにはないアプローチなので面白いはず。 -
Posted by ブクログ
「瞑想」というと、どうしても宗教的な”胡散臭さ”を感じて、一部の著名な経営者やスポーツ選手など、激烈なストレス環境下にある人だけが行う「特別な世界」のものだと思っていた…本書を読むまでは。
瞑想によって得られる「マインドフルネス」とは、過去の呪縛や未来への不安から自己を解放し、思考を保留して「今、ここにいる自己」をありのままに許容することによる「心の気づき」である。マインドフルネスは様々な研究機関によって、ストレス低減や集中力向上、さらには他者への慈悲の心を育むことが科学的に実証されており、Googleやパタゴニア、フォードといった名だたる企業が社内研修として組織的に瞑想を取り入れ、生産性向上だけでなく社会的責任にも役立てているという。
一方で、マインドフルネスをお手軽な自己研鑽商品として売り込んだり、単なる「従順な社員」の育成を目的に導入する動きへの批判もあり、著者は、急速に拡大する需要に対して、供給サイドに一定の質的・量的な安定をもたらす必要性を説く。ジャーナリストの立場から極めて中立的に書かれていて納得感が高く、誰でもすぐに実践できる解説つきで実用性も高い一冊。