蜂八憲のレビュー一覧

  • こうして魔女は生きることにした。

    Posted by ブクログ

    「滝くんはどこでても生きていけそうね」
    「まあね。俺のいるところが、世界だ」
     薄ら笑いにしっとりと滲む、傲慢。たった一言であっても、むせ返りそうなくらいに匂い立つ、自信。
    (P.124)

     つたえたい、と思う。つたえられる、と確信する。
     己が何者であるか、を思い出す。
    「瑞季野の魔女は、――嘘は吐けども約定を違えはしない」
     授けられた流儀のままに、俺は俺として在ればいい。
    (P.325)

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    2016年05月18日