小松原周のレビュー一覧
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なぜお金持ちになりたいかを考えよう、という視点は新鮮。確かにそれを考えてから投資の世界に足を踏み入れることで、自身の投資戦略やゴールも大きく変わるだろう。
また、個別株の投資といえばなんとなくギャンブル的で、短期間でトレードを繰り返すものだという偏見を持っていた。しかし本書を読み、個別株投資といえど長期保有が基本であり、必要なのは自らの信念を信じる忍耐力であることを学んだ。
さらに、偏見続きにはなるが、個別株の投資はチャートとにらめっこし、相場の上下を常にウォッチする必要があるとも思っていた。確かにそのような側面もあるだろうが、それよりも必要なのは、企業の将来を描く想像力だった。決算資料 -
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・相場の局面ごとに勝てる投資法は変わる。自分のスタイルを見つけることが重要。そのために、様々な手法を試してみること。
・日常の中からトレンドを見つける。メガトレンドの流れに乗る。
・マクロデータはあまり重要ではない。機関投資家でも来月の相場を予想することは困難。
・やはり長期投資。短期で見ない。自分の判断を信じ抜くこと。信念と忍耐。
・まずは会社の組織を見る。社長の力量、オープンでフラットな組織かどうか。
・テクニカル分析は選定した株をより良い価格で株を取得するための手段で、株の購入自体の決め手にしてはいけない。
・会社の根底に流れている価値観を分散して投資する -
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二人の著者が、それぞれの投資手法について解説されていますが、私的に非常に共感できたフレーズが、片山晃氏の「この自分に最も適した投資のやり方とは、実は投資を始める前からすでに定まっている」という部分です。
私も、株式投資でテクニカル分析や短期トレードなどをだいぶ以前に試したことがあるのですが、どれも頻繁に売買するため忙しくなりすぎるのと、企業価値とは程遠いものを扱っているのではという違和感があったため、現在の割安成長株の長期投資というスタイルに落ち着いた経緯があります。
そのため、片山晃氏の言いたいことが非常によく分かりました。
反面、小松原氏の解説パーツは、株式投資の教科書的な解説に終始し -
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絶対に負けない投資は、投資しないことです、って身も蓋もないてアドバイスをされます、この本。
ネトゲ廃人から株式投資で会社四季報の大株主欄に何度も名前が登場するほどの資産を築き上げあげた個人投資家の星・片山明の「勝つ投資」と、
徹底した企業分析に基づく精緻な運用で「不敗の投資家」の異名をとるファンドマネージャー小松原さんの「負けない投資」。それぞれのスタイルの投資哲学を1冊で比較した一冊です。
変に両者を比較するような構成にしていないことで、二人の違いがより分かりやすくなっている点が面白い。
例えば投資とは切っても切り離せないリスクに対する考え方。
片山氏はリスク分散を重視せず、ハイリスク -
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・ファンダメンタルズベースで投資を行うのであれば機械的な損切りはいらない。株価の大きな方向性に間違いがないかに注意を払い、それ以外の個人的な理由でポジションを手放す必要はない。
・株価が予想以上に上下している場合はその要因を調べ上げる。掴みきれていない悪材料により株価が下落している可能性がある。
・大きく勝つには緻密な調査と分析に裏打ちされた割の良い勝負に相応のリスクを取るべき。
・投機とは確率にお金を投じること、投資とは価値にお金を投じること。投資においては価値のギャップにお金を投じる。
・情報が非効率となっている市場や銘柄に注力し、大型株になったときに売却する。非効率な市場にこそ本当の価値 -
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投資家として活動する片山晃氏とファンドマネージャーの小松原周氏が投資について勝ち方と負け方の両目から書いた一冊。
本書を読んで相場の世界で成功を収めている2人の理論はとても勉強になりました。
片山氏からは投資に対する心構えや自分に向いた投資法を見つけることや想像力を働かせて未来を予測すること、自信のある時やうまくいっているときは大きく勝負することなど投資家として大きく結果を出すための心構えを学べました。
そして、小松原氏からは理論株価からのファンドマネージャーの目線から見た株価形成や投資すべき会社の特徴など専門職ならではの知識を知ることができ勉強になりました。
両氏に共通していることは自分