井上由美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今や世の中はハラスメントだらけ。
「昔は良かった、こんなつまらないこともハラスメント、なんて言われると人間関係が作りにくくってならないよ」
なんてぼやいて、いませんか?
「あなたは」、親しみを込めていたかもしれない、でもその陰で泣いていた人もいたかもしれない。
私はこう思う、でもあなたは?
そこに想いを至らせることが、成熟というもの。
他人の気持ちなんてわからないから、想像し、歩み寄り、尊重する努力をしたい。
とはいえ、だ。
本書中には、パワハラ、セクハラはもちろん、パタハラ、ハラハラ、モラハラ、カスハラ、もはやなんのこっちゃいな、なハラスメントだらけ。
うーむ、人間関係って難しい......。
パタハラは印象に残った。
時短(じた)ハラというような嫌がらせには、転勤前の職場であった。
上司ではなく、先輩、後輩からだった。
嫌な思いは確かにしたが、これ以上やったら出るとこ出るぞ、法的にやってやんぞ、と戦闘態勢整えつつあったので、大きな悩みにはならなかった。
でも、人は自分が被害者になったことはよく覚えているけれど、加害者の時は「そんなつもりなかった、ふざけてた、信頼関係があると思った」など、覚えてればマシ、という認識の差がある。
つまり誰もが加害者にも被害者にもなりうる。
物語のような極端なことはないとしても、自分ごととして省みる教材にしたい。 -
Posted by ブクログ
人類悲願の癌特効薬『パンドラ』。
その新薬を巡って、様々な人間の欲がうごめくストーリー。
これまで存在しなかった何かを生み出す時
必ず何かしらの痛みを伴うもので
癌患者にとって、待ち望んだ特効薬にもかかわらず
その薬が例えば手術をする外科医にとっては
また、医療制度にとって、必ずしも100%喜べることではないということ。
光があれば、必ず影が存在し
影になりたくないモノが抵抗すれば
必然的に戦いが発生してしまう。
実際、影の強い力によって
表舞台に出ることなく葬られてしまった
たくさんの発明があったのではないだろうか・・・
そう考えずにはいられません。
『パンドラの箱』
決して開けてはならない禁断の箱を
パンドラという一人の少女が開けてしまったため
この世にはありとあらゆる災難・苦悩が飛び出してしまった。
パンドラは、箱を開けてしまったことを悔いて
慌ててその箱を閉めたという。
しかし、一つを覗いては全ての災いは飛び去った後だった。
最後に箱の中に残った一つは
希望だったという説もあれば、絶望だったという説もあるという。
私は・・・
希望だったと思いたい。
これまで読んでいたミステリーとは
また違った雰囲気の作品で
ドラマのノベライズだからなのか
長編ミステリー小説としては、少々物足りなさを感じてしまいました。
ノベライズの相田冬二さんに今後注目してみたいです。