皆藤黒助のレビュー一覧

  • ことのはロジック
    これはいい。「四猿の間違い」からして、これでもかっていうくらいの話の展開にワクワクさせられる。さらに「ことのは」に絡めた4つの異なるテーマの選択、その話の展開に密接に関連したキャラクターの配置がすばらしい。青春ミステリってジャンルはやっぱりいいね。次作があるのならサブの二人の活躍を見てみたい。直前に...続きを読む
  • ようするに、怪異ではない。
    日常の怪異的な謎を妖怪のせいにしたがる妖怪オタクのハル先輩と、妖怪が嫌いで妖怪のせいではないと謎解きをする冬目少年。謎自体は難しくなく、日常でもありそうな(最後のお話は相当な変態じゃないとありえなさそうだが)簡単なものだが、とても面白く楽しんで読めた。妖怪研究同好会の残りの二人もいいキャラで良かった...続きを読む
  • やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女
    雨の雑学がたくさん出てきて面白かったです!
    主人公と先輩の会話のテンポも良く、さくさく読み進められました!
    憂鬱に感じる雨に対する見方が変わりました!
  • ことのはロジック
    2019年18冊目。ライトな設定なのに、内容はとても濃厚。幽霊文字の⌈彁」とか寡聞にして知らなかったけど、もう読み方これで良いのではってぐらいハマっていた。⌈月が綺麗ですね」を越える告白とかえげつないハードルをこの作品なりにしっかりクリアしていく。言葉の素晴らしさを噛み締められて、爽やかな青春も感じ...続きを読む
  • やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女
    雨の豊富な知識が、自然と物語に組み込まれていて、スッと染み込んでくる。ストーリーの広がりも見事で、清涼感のある読み心地。読めばきっと雨が好きになる、素敵な作品。
  • ようするに、怪異ではない。 お祭り百鬼夜行
    よう怪シリーズ3作目
    今回は百鬼祭(いわゆる文化祭)のお話し
    妖怪を模した事件が4つ
    そしてその事件の発生した真相は・・・ というお話し

    こんな小さい事件がそれぞれ繋がっていて、実は大きな陰謀というようなお話しは好きだ
    事件一つ一つの謎はそんなに難しいものではない
    でもその本当の真相は気づけなかっ...続きを読む
  • ようするに、怪異ではない。 お祭り百鬼夜行
    今回も面白かったけど、最後はモヤモヤが残ってしまった。善悪の観点だけではなく、罪の観点が必要に思えた。
  • あやかし民宿の愉怪なおもてなし
    メインの従業員が高校生二人と言うのは、なかなか物理的に厳しいなぁ。
    ダンディなハムちゃん、相棒に欲しいなぁ。
  • ことのはロジック
    主人公の元天才書道家で今絶賛スランプ中の肇とブロンド少女のアキとの恋愛要素ありながら日常謎を解いていく物語なのですが、、、
    幽霊文字のお話がとても心に残りました。最近子供の名前がキラキラネームとかで、読みにくいこともありますが、背景には色々とパパママの想いがあったりするのかなぁと。
    そして最終章の「...続きを読む
  • あやかし民宿の愉怪なおもてなし
    「ようするに、怪異ではない。」のスピンオフ作品なんだけど,ミステリー要素はあまりない(一応,終盤に明かされる謎はあるけど).後半になるにつれて盛り上がっていく感じ.いわゆるご当地作品(たぶん)なので,地元のうんちく(例えば,地元の伝承に根ざしたエピソードとか,ソウルフードなど)があるといいかも.
  • ようするに、怪異ではない。
    氷菓やハルチカシリーズのような青春ミステリー。怪異のようにみえて実は...なストーリーが展開されていく。最終的には警察沙汰にまで発展するレベルの話が登場するなどミステリーとしての側面としてもとても面白い。また彼らの苦悩や見え隠れする心の闇などもあり、青春面も充実していて面白い。続編もあるようなので読...続きを読む
  • やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女

    最後がいい!

    雨嫌いな主人公が色んな解明を経て好きになっていくのですが最後の方がすごく面白かったです。
  • ことのはロジック
    主に言葉にまつわるミステリー。おおむね某古典部のような感じで、好奇心の強い女子が中心にいて、主人公が謎に挑むという感じ。最終話で少し雰囲気が変わる。結末は気持ちがいい。
    この先の物語も読んでみたい気がしますね。
  • ことのはロジック
    言葉って面白い!そのシンプルな喜びを噛みしめる事ができた良作だった。

    ぎなた読み、掛け言葉、誤変換、幽霊文字、手話、そして留学生であるヒロインの謎。幅広い「言葉」の在り方を知り、その謎を言葉で解くのが痛快。

    日常系ミステリーの言葉特化型で、天才少年書道家だった主人公は、かつて書のために貪欲に言葉...続きを読む
  • ようするに、怪異ではない。
    2019年5冊目。身近で不思議な出来事が起こる度に、妖怪の仕業だと騒ぐ先輩とそれを否定する主人公。個々の事件の精度が上がってくれば更に良くなる。黒髪切の事件はいろいろと引いてしまうのがちょっとなぁ。
  • 真実は間取り図の中に 半間建築社の欠陥ファイル
    なかなか面白い。間取りからそれを書いた人間の意図はよめるもんですね。この設定は面白いので、続いて欲しいな。
  • 真実は間取り図の中に 半間建築社の欠陥ファイル
    面白かった〜〜。建物にまつわるアレコレ。謎解き、というほどのものではないかもしれないけど、読み応えはある。
  • 真実は間取り図の中に 半間建築社の欠陥ファイル
    2018年111冊目。謎自体は小粒だけれどその分ライトに、キャラクターの良さと相まって楽しく読める。
  • ようするに、怪異ではない。 ある夏の日のがらんどん
    皆人の小学生時代の話が良かった!いじめを受けている皆人と一緒に遊んでくれる友達がいないなか、偶然出会った隣の小学校の生徒と謎解きをしたのは現実だったのか、想像上のことだったのか。皆人は昔から変わらないのね。
  • ようするに、怪異ではない。
    妖怪。青春ミステリ。
    ライトノベルのようなコミカルな作風。
    ゆる〜く日常の謎を解決するミステリかと思ったら、後半は意外とブラックだったり。
    軽いだけの作品ではなかった。よい青春もの。☆3.5。