石崎とものレビュー一覧

  • せかいは今日も冬眠中!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     世界寒冷化現象に見舞われ、エネルギー資源が枯渇しかけているという世界観でありながら、シムという妖精さんのほんわかした雰囲気や、主人公のササののんびりした印象で緩く読めました。

     研究メンバーが癖のある人ばかりでしたが、ササやシムののほほんとした空気に絆され、最後に皆んなで大きな事を企画してしまうほど仲良くなってしまうなど、世界観に似合わず平和な雰囲気がとても良かったです。

    0
    2022年07月24日
  • せかいは今日も冬眠中!

    Posted by ブクログ

    今の所1巻のみ。良いラストです。4人の関係に嬉しくなった。最後の大作戦シーンは感動した。

    シムが人の繋りに反応するのなら今の寒冷化をもたらしている人の断然を楽しむ存在がいるはず。その存在と対決する4人を見たかった。
    そしてササの出自から学園での仕打ち等の境遇にただのほのぼの系では無い苦さを感じた。で、ササ自身も控えめ過ぎる所を、勇気を出して他の3人にぶっかって局面が打開されて行く所、人間をもう一度だけ信じて見ようかな、と思った、最後に。
    続きが出て欲しいな

    0
    2022年04月27日
  • 嘘つきは探偵の始まり ~おかしな兄妹と奇妙な事件~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     かつて母を捨てた探偵であった父を恨んでいる大学生で泥棒の神條久人はある日、母の形見を取り返そうと父の家に忍び込む。しかしそこで棚を漁る少女 柳野花と出会う。彼女は久人に対して「自分はあなたの妹だ」と名乗る。そして久人もその場をしのぐためにその嘘に乗ることになる。
    二人はひょんなことからある事件に巻き込まれ、仕方なくその真相を追うこととなる。しかしこの事件には予想もしない事実が隠されていた。

     この作品は泥棒である青年が探偵として活躍するというなんとも皮肉な設定でおもしろかった。あと久人と花の性格が上手く噛み合っているのも読んでいておもしろかった。でも個人的には最後の方で尻すぼみのような感覚

    0
    2016年04月23日