矢部武のレビュー一覧

  • ひとりで死んでも孤独じゃない―「自立死」先進国アメリカ―

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    上野千鶴子もおひとりさまの老後をお勧めしていたが「金がある人はなんでも言えていいわね」と顰蹙をかった。
    老後は金がいるのだ。当たり前なのにね。
    米国は1人で生きることを前提とした社会であり、それゆえに人々は子供夫婦や孫たちと一緒に住もうとはせず、自立した生活を送ろうという意志が強いという。しかし、オバマ大統領の医療保険改革への反応をみればわかるとおり、米国において医療制度や老人介護システムが手厚いのか。答えはノーでしょ。個人の自由と自己責任を重んじたい人たちなのだから。
    でもこの本を読むと、アメリカってのはものすごい介護システムが整っていて誰もがよき余生を送れるよ的な書き方でした。
    アメリカで

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    2013年04月21日
  • ひとりで死んでも孤独じゃない―「自立死」先進国アメリカ―

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    「アメリカに比べ日本は・・・」みたいな調子が全編続くので、あまり素直に読めない。ただ、単身者を前提にした社会づくりが必要、という点には同感。

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    2012年06月06日
  • ひとりで死んでも孤独じゃない―「自立死」先進国アメリカ―

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    筆者の孤独死に対する捕らえ方自体がやや古臭いが、後半から面白い。特に第四章平均年齢74歳の会社についてと、第六章コーハウジングについては、ビジネスヒントとしても興味深い。
    よりよい高齢化社会の到来を望みます。

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    2012年05月03日
  • アメリカ病

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    アメリカには憧れがあります。いつかは住んでみたいと思っているのですが・・
    しかし、表面から見た「ほわぁーん」としたイメージだけではなく、実際のアメリカはどうなのかというのが気になります。
    銃、性、健康、訴訟、etc。アメリカ一筋15年のジャーナリストが書くだけあって、アメリカの実態がよくわかります。
    ちょっと行くのをためらってしまうなぁ・・・(笑)

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    2012年01月02日
  • アメリカ病

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    ネタバレ

    最初の方は、いかにもアメリカらしいという部分の話で気楽に読んでいたが、銃社会の話になると、やはり日本との差に愕然とした。「民主主義を守るには銃で武装することが必要」という考え方は、とても先進国の発言とは思えなかった。「武装しなければ、政府が好き勝手を始めた時のチェック&バランスの機能が果たされない」という理論だが、日本であれば別の考え方をすると思う。もちろん、そこがアメリカの特徴、と言ってしまってもよいが、どうも納得はできなかった。
    良くも悪くも振り切ってる人が多い、これがアメリカなのかなと思った。

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    2011年09月24日
  • アメリカ病

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    友人のおじさんが書いた本だというので、昔読ませて貰った。

    アメリカの過激な現象を報告していて、読んだ当初は面白いと思ったけれど、日本人視線から見た「過激さ」なので、アメリカのこの異常さの原因に肉薄するような内容ではありません。なので、最近出た「ポジティブ病の国、アメリカ」の方がアメリカ病というものをきちんと指摘できていて良いと思います。

    だけど、politically correct やら 向精神薬への過度な依存という現象についての報告は当時そういうことに関してはあまりに無知だったので、大変興味深かったという思い出があります。
    さらに、本職はジャーナリストなので、その友人の家にお邪魔してい

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    2011年04月20日
  • アメリカ病

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    今から8年前に書かれたアメリカの問題点。マッチョ信仰と言葉狩りに恐怖しました。差別をがなりたてる人間ほど差別してるという顕著な例にも見える。今、病はどうなった事やら。悪化してそうです。

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    2011年04月17日
  • アメリカ病

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    日本人のアメリカ観がこれを読めば覆るのかもしれない。
    しかし、アメリカに住む私にとって、やや誇張された表現も多いように感じられた。
    アメリカは巨大な国だ。本の内容がすべてではなく、それもまた一部でしかない。

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    2011年04月14日
  • アメリカ病

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    アメリカ嫌いの人は周りにはたくさんいるし、昨今の情勢からも絶えずアメリカ批判の声は聞こえてくる。したがって、「アメリカがおかしい」というのは別に目新しいものではない。この本は、特にその時々の政治的、社会的な問題に関わる部分よりも、日々アメリカで暮らしている白人アメリカ人の日常の姿の裏に隠された問題を分かりやすく明らかにしている。特に個人的にはPCの話は社会言語学の一部でも話題になることなのでもともと関心のあったことだが、他の部分も面白く読める。しかし、健康志向や銃社会、日本人への人種差別など、時事問題オンチのおれでも予想できることなので、この本を読んで特に何か新しく知った、とかとても驚いた、と

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    2009年10月04日
  • アメリカ病

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     ごく当たり前のアメリカの現状が書かれています。特別驚くことではないのですが、知らない人もいるでしょう。悲しい現実です。

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    2009年10月04日
  • アメリカ病

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    アメリカ病、のタイトルから分かるように現代アメリカの問題点を具体的にあげている本です。この本は一番初めにアメリカにも良い所がある事を述べ、後はずっとアメリカの問題点についてかなり否定的な事ばかり書かれてますので、これからアメリカに行く人はあくまで悪い点に一面的にスポットをあてている本と踏まえた上で読まないと鬱になります。
    内容は例えば、物事は楽天的に考えなくてはいけない、円満な家庭を装わなければならない、という意識から歪みが出ている、とか。「日本人は外で妻を殴り家で妻にキスするが、アメリカ人は家で妻を殴り外で妻にキスする」と聞いたことがありますが、アメリカでは日本とはまた違う人目の気に仕方が問

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    2009年10月04日