林民夫のレビュー一覧

  • 糸

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    ネタバレ

    高橋漣
    北海道で生まれ育った。平成元年生まれ。中学生の時に行った美瑛の花火大会で葵と出会う。チーズ工房で働いている。

    園田葵
    花火大会で漣と出会う。中学生の時に家族で夜逃げのように出て行った。弓とは小学校からの友人。

    竹原直樹
    漣の友人。中学生の時に行った美瑛の花火大会で後藤弓に一目惚れした。

    後藤弓
    直樹と八年間、付き合ったり別れたりを繰り返しながら結婚した。が、一年で終わりを告げた。

    村田節子
    葵がよくご飯を食べさせてもらっていた家のおばさん。子ども食堂と呼ばれている。

    桐野香→高橋香
    漣が働くチーズ工房のガサツな先輩。

    山田利子
    直樹の2番目の妻。

    高木玲子
    葵が働いていた

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    2023年07月10日
  • 糸

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    ネタバレ

    映画を観たくて読んでみた。
    蓮と葵のすれ違いは切なく、もどかしい思いの連続だった。
    人が人と人を繋げていくストーリーの中に幾つもの切なさがあった。
    死を覚悟した香の強さには心打たれた。
    テンポ良く進んで行くし、シンプルな言葉、表現が多かったので1日もかからず読み終わった。

    結ちゃんの章も感動的だったな。
    早く映画が観たい。

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    2022年06月09日
  • 糸

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    人は繋がりという糸を絶えず持っている。
    時には解けてしまったとしても、何処かでまた繋がる。
    そんなことを深く考えさせられるお話でした。

     登場人物によって移り変わる視点も様々で、それぞれの人生観や考え方が混じり合い、人は出会い、糸を紡いで行くんでしょうね…。

    人は何故めぐりあうのか…その巡り合わせの縁を大事に生きていきたいと思いました。

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    2022年03月07日
  • 糸

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    映画を見たいけれど、映画館には行きにくい状況なので読んでみる事に。

    菅田将暉さんと小松菜奈さんが、人物のイメージにぴったりで、映像をイメージしながら読みました。

    悲しさ、寂しさ、逞しさ、そして愛情。登場人物それぞれの幸せを願いつつ読みました。

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    2021年11月04日
  • 糸

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    出会うべき時に出会うべき人に出会う。
    なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない。

    出会いと別れには全て意味がある。縁があればいつかまた会える、っていう素敵なお話。

    自分にも忘れられない人、思い出というものがあり、引きずっている訳ではないと言いつつも心のどこかでは忘れていない、引きずっているのかも…と考えてしまった。でも、忘れる必要はなくて、ずっと心の中に留めておいてもいいよねと思えた。初恋ってとても重くて切ない…。一生、心に残る。

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    2021年09月12日
  • 糸

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    ネタバレ

    初 林民夫 作品。

    「泣いている人がいたら、抱きしめてあげるのよ」この場面から、涙が止まらなくなってしまう。

    二人の物語では、印象的なフレーズがいくつも出てくる。
    「ただ、守りたかっただけなのに」というフレーズが何回も飛び交う。きっと、誰もがそうなんでしょう。そして、気づく。”誰かを守る”ことなんて、誰も出来ないことなんだと。とても傲慢なことなんだと。たぶん、自分を守ることだってできないのに。

    「この町で、普通に生きていく」都会に出てきた若者は、いつしか、根無し草になってしまう。拠って立つ自分を見失ってしまう。”今日”と”明日”の重さに耐えかねて…。何が「普通」なんだろうか。なぜ「普通」

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    2021年08月30日
  • 糸

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    縦の糸と横の糸、一人と一人の想いが織り重なって布になるんじゃなくて、それぞれの人生に、それぞれのストーリーにいろんな想いを抱えたそれぞれの縦の糸と横の糸が編まれて、厚みのあって温かな布を作り出しているんだと知った。

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    2021年08月02日
  • 糸

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    今まで読んだ本の中で1番感動した。

    人の出会いと別れは唐突に起こる。
    後悔が無いように、大切な人との時間を過ごしたい。

    感情移入し過ぎて、最後は小松菜奈になりました。

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    2021年07月11日
  • 糸

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    読み始めはよくあるケータイ小説的な小説かと思っていたけど、ちゃんと面白くて引き込まれてあっという間に読み終わった。
    私も今、たくさんの人の糸が織り成す中で、奇跡のように存在している。
    まさに「仕合わせ」だなあって思う。
    この本から、中島みゆきの「糸」は壮大な「物語」になった。

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    2021年04月01日
  • 糸

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    人生という流れのなかで自分にとって大事なことはいくつかあって、ときが流れてもそれを忘れない、ということは大事よね
    もとが脚本?だからか読みやすかった。それぞれの目線から物語が進むので、この人このときどう感じてたんだろ?という疑問がない。
    最後はどう捉えていいかわからなかったけど

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    2021年01月08日
  • 糸

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    ネタバレ

    ずっと重たい感じ。
    最後の結は感動した。
    人間性がそれぞれ描かれていて分かりやすかった。
    登場する回数少ないひとの一人称が
    結構グッときた。

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    2020年12月20日
  • 糸

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    北海道で育ち、12歳の時に離れ離れになってしまった漣と葵が再び巡り会うまでの物語。
    そこに行き着くまでに2人が出会う周囲の人たちがそれぞれの価値観と背景を色濃く持っており、漣や葵に影響を与えていく。
    (弓の「なるようにしかならない」や玲子の「やさしい人になること」)
    最後に2人の糸が交差するのも思いもよらない人と偶然が重なった結果だったり。

    人と人の関係はその間だけで結ばれるものに見えるけどそんな単純なものではなく、これまでに出会ってきた人や経験、偶然によっても左右されるということを改めて感じました。

    所々に「平成→令和」や「東日本大震災」などの出来事が描かれていたけど、敢えて描く必要ある

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    2020年10月11日
  • 糸

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    ネタバレ

    映画が泣けるいい話だったので本も買って読んでみた。この人はこういう背景があったのかと再発見でき、映画の北海道の雄大な景色、沖縄の人情、東京、シンガポールの洗練された風景、中島みゆきの歌、感動がよみがえってきてよかった。美唄から函館には簡単に行ける距離じゃないよと相変わらず思ったけど。。小説だけ読むと登場人物がごちゃごちゃするかも。両方楽しむのがいいかな。

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    2020年10月04日
  • 糸

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    こういうの読むと「運命」ってあるのかな、と思う。
    出会いと別れを繰り返しながら、
    切れたりもつれたりしながら、再びめぐり逢う。

    18年の時を経て、
    2人の糸が繋がってほんとよかった。

    "逢うべき糸に出逢えることを
    人は仕合わせと呼びます。"

    〈結〉っていい漢字だな。
    むすぶ、ゆう、つなぐ、たばねる。

    悲しでる人や泣いてる人がいたら、抱きしめる。
    守りたい人がいたら、全力で守る。ただそれだけ。

    出逢えてよかったなと思える人。
    自分がそう思う人を大切に、生きていきたい。

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    2020年10月03日
  • 糸

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    すれ違いと別れを繰り返す漣と葵。

    それでも互いに思いを寄せ合いながら生きていく。

    運命の糸は本当にあるのかなぁ。

    感動とまではいかなかったけれど、漣のラストは良かったです。

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    2024年11月27日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    理不尽な戦争物語で本当に実話なのか?と疑いたくもなる内容で夫婦愛、捕虜仲間との友情の感動よりも戦争そのもの特に不可侵条約を破って勝ち馬に乗り満州日本人をシベリアに過酷な捕虜として抑留したロシアに対しての反露感情が募る。過酷な捕虜生活を10年以上耐えて帰国した人、英霊に対して敬意を抱く。シベリア抑留は耳にはしていたがその時代背景、対象となった人達を学べたと同時に捕虜として戦後も生きた人達の苦しみ、悔しさを強く感じる内容。今も世界で戦争が起きており同じ様な理不尽な世界が有ると思うとやるせ無い気持ちになる。

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    2024年06月02日
  • 糸

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    葵の育った家庭環境の描写などは共感しましたが、全体的なラブストーリーはラストに行き着くまでが長い感じがして、感動するほどは盛り上がれなかったです。

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    2024年02月27日
  • 糸

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     人の縁というのは不思議なものだなと感じる。人生のある時期に繋がった誰かと切れてしまうこともあれば、何年かの時を経て再び繋がることもある。それはいわゆる運命の赤い糸であったり、友情の糸であったり様々である。
     そして人はそうした運命に翻弄されつつも生きていく。そのような物語を様々な登場人物の視点から描いた作品。感動よりも不思議な巡りあわせに心惹かれた。

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    2022年07月19日
  • 糸

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    中島みゆきさんの糸の小説。
    自分もいつかは逢うべき人に巡り会って幸せになりたい。


    「時代とは関係なく、人間は死ぬ。
    いつかは死ぬ。
    厳然たる事実だ。
    人生は思ったより短く、はかない。
    大切な人もやがて失う。
    生きている限り、誰もがいつかは誰かを失うのだ。
    誰もそこからは逃れられない。
    それならなぜだろう。
    なぜ失われるとわかっていて、人はめぐり逢うのだろう。」ー本文よりー

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    2021年11月18日
  • 糸

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    想いを寄せる人がいても現実な生活はいとなわれていく中で普通はあのような事は起こり難いけど、そこはまぁいいとしましょう。
    DV絡みの過去を物語に入れるのは反対派です、コレがあるとどうしてもDV被害者目線で物語に入ってしまうことになる。

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    2021年05月23日