大塚将司のレビュー一覧

  • 回想 イトマン事件 闇に挑んだ工作 30年目の真実
    ある程度は知っているつもりの事件だったが、当事者の一部である銀行の方の情報や当時深く調査していた記者の言葉と仔細なメモに基づいた内容には深く感情移入できた。自分ならどういう行動をとったのだろうと考えさせられるし、実際こういったは取れなかっただろう。しかしフィクションかのように大手銀行、上場大手商社で...続きを読む
  • 回想 イトマン事件 闇に挑んだ工作 30年目の真実
    これは凄い!住銀が闇勢力の実質的なお財布になってしまったイトマン事件を、世に知らしめるための策略の数々に圧倒された。スクープの裏の戦い(中には自分の所属する日経新聞も)がかなり詳細に書かれていて、バブル時代のことを思い浮かべながら興奮して読んだ。
  • 回想 イトマン事件 闇に挑んだ工作 30年目の真実
     住友銀行秘史の國重氏と二人三脚でイトマンスキャンダルを世に送り出した大塚記者の回想記。秘史よりあとに刊行されているので突き合せて時系列を追っていくとわかりやすい。

     なぜあの事件が起きたのか。それを住友銀行がなぜ許したのか。磯田派、反磯田派の勢力争いが背景にあった、とする。

     磯田会長(当時)...続きを読む
  • 謀略銀行
    実話に基づいて脚色された作品らしい。小説としては異様な手触りだが臨場感は確かにある。実際に銀行の経営トップはこんなにヒマな意思決定の仕方をしてるのかが疑問だが。
  • 謀略銀行
    1986年に旧住友銀行(文中では加山銀行)に吸収合併された平和相互銀行(東都相互銀行)がモデル。
    平和相互銀行内部での四人組と平和相互銀行の創業者の息子との対立を描いたノンフィクションのようなフィクション作品。
    政界、財界に隠された陰謀が沸々と…

    作者は、日本経済新聞の元記者。
    日本経済新...続きを読む
  • 謀略銀行
    思って退場に骨太な作品でした。盛り上がりは少なく淡々と進んで行きますが、非常に生々しくまるでノンフィクションっぽい仕上がりに。どっかの銀行で実際にありそうな話しです。