デイビッド・パールマターのレビュー一覧
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とてつもなく勉強になりました!
腸がどれほど大事なのか、そしてどれほど軽視されてきたのか。
食生活を改善しようと思っても、朝はパン、昼は少しサラダ、夜は一杯くらいのビールならと晩酌、そのルーティンとなっている。
ただ、その生活では腸内環境は良くならないし、引いてはメンタル面にも影響が出てしまいますよっと。
子供のADHDは炎症と食事が原因の可能性があるとかなんとも。実際にADHDの子がいるとその子の性格だと思ってしまうが、それが無意識に与えている食事のせいというのが本当ならやるせない。
とにかく抗酸化・腸に効く食事を進めていくしかない。抗生物質はとったらあかん。
自閉症の子供もも便秘の子が多い -
Posted by ブクログ
ネタバレ腸の働きを良くすると、脳の働きも良くなり、アルツハイマーや精神疾患なども予防できるという本かな。
腸の働きを良くするには…
・帝王切開ではなく、自然分娩で出産。
・母乳で育てる。
・抗生物質はとらない。
ADHD(注意欠如・多動性障害)と診断される子ども達は、帝王切開、人工乳、抗生物質の場合が多い。
ただ、食事療法で改善される可能性も高い。
ADHDの治療に、薬物治療が行われているが、副作用が多いし、治療効果もほとんど解明されていない。
幼児が、ADHDと診断されて、薬漬けになっているのを危惧している。
ADHDは単に、グルテンや病んだ腸内のフローラの悪いはたらきをきっかけに、炎症がひ -
Posted by ブクログ
副題に「一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法」とあるが、具体的な食事法については最後の方に触れられているだけである。
半分以上はその食事法の根拠が示されている。
であるから、専門的な内容が続く。ただし、読みやすい。
腸は第二の脳であるというのは、知っていたような知らなかったような。それに関して、再度しっかりと学べた。
腸の健康により、脳の認知機能が改善され様々な病気に効果をあげている。
例えば、ぜん息、アレルギー、糖尿病、肥満、高血圧である。これらは何となく理解できるが、自閉症や気分障害などの改善も見られることもあるというから驚きだ。
腸内にある細菌のバランス(腸内フローラ)がとても大切 -
Posted by ブクログ
プロバイオティクス、プレバイオティクス、発酵食品、低炭水化物、グルテンフリー、体にいい脂肪。
ギリシャのイカリア島=コーヒーとワインで長寿の島。
腸の敵は、抗生物質、水の塩素、環境化学物質、ストレスなど。リーキーガット症。
コーヒーのポリフェノールと食物繊維が腸内細菌の餌になる。
FMT=糞便微生物移植で、難病が治療できる。
リポ多糖類(LPS)がうつ病の症状を発生させる。
ADHDはGABAの欠乏による可能性がある。
コルチゾールのレベルが朝に上昇すると、腸内細菌がサイトカインの分泌を抑制し、そのためにノンレム睡眠からレム睡眠に移行する。
フィルミクテス門はカロリーの吸収を高める。 -
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書かれていることすべてを実行すると、ビーガンのようなかなりストイックな環境を作って自分を追い込んでしまうと感じた。現時点でそこまでの息苦しさは勘弁。
肉を食べる回数を減らす、大豆食品を積極的に食べる、水道水は塩素除去してから飲む、断食してみるなど、意識や実践できていなかったことを一つずつチャレンジしていこうと思う。
という話を友人にしたところ、日本人の腸は牛乳やヨーグルトを受け付けないようにできているからあまり意味がないよ、との助言。
真偽はともかく、著者がアメリカ人なので、たとえ本に記載の情報が正しいものだとしてもそのすべてが我々日本人にも合致するか不明であるという事実・視点に気付かされた -
Posted by ブクログ
個人的には、腸の特に腸内細菌の大切さを補強する一冊だった。脳よりも先ずは腸内細菌を整えることが気分や体調、脳の活動レベルも正常し、人生のパフォーマンスを向上させてくれると更に思わされた。現在プロバイオティクスのサプリを検索中。しかし、期待したよりも読み物としては読みにくかったのが残念。
◆メモ
・マイクロバイオーム
微細な.大きな住みか
・腸内細菌叢(腸内フローラ)
叢(クサムラ)
・ミトコンドリア
青木厚著「空腹こそ最強のクスリ」でのオートファージによってアポトーシスを司るミトコンドリア。そのミトコンドリアのことがこの本にも。
細胞に存在する細菌でマイクロバイオームのひとつ。体重の10%を -
Posted by ブクログ
ネタバレ腸と関係する免疫系についてはとても勉強になった。
所詮素人の自分が読んでいるので(とにかく腸が免疫=あらゆる病気の予防にとって大切、腸によい菌を取ること、菌の餌をとること、抗生物質の過剰摂取はさけること)というすでに知っていることを、理論的に強化してもらい、自信を持ったいう感じ。
アホな自分が読むにはやはり(ではどうしたら良いか?)の部分も欲しく、その部分はアメリカの生活に基づいて書かれているので、実践的なことはやはり日本人の本が良いかなと思う。化学物質の摂取回避については急に非科学的というか雑な説明だったのが少々残念でしたが、本書のメインテーマではないものね。しかしこの部分は日本は遅れてい