佐保里のレビュー一覧

  • 座敷娘と料理人 2巻

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    ほっこりさせてくれるなぁ、佐保里先生
    『永遠娘』を読んでいるってのもあるんだろうが、人間の青年が、見た目からは想像できないほどの年月を、和装少女の状態で存在している座敷童に、淡い恋心を抱き、側にいるってストーリーが、自然に受け入れられる
    改まって言う事でもないんだろうが、食系とファンタジーは、相性が良いんだろう
    もっとも、その相性の良さを、しっかりと活かせているのは、佐保里先生に、努力に裏打ちされた実力があるからに他ならない訳だが
    柔らかさを感じる一方で、なよなよはしていない絵柄が、ストーリーのテンポを乱さず、多緒の心が成長していく様を、ハッキリと表現してくれている
    料理そのものの描写は、まあ、「普通」なんだが、多緒の料理を食べた時の、ファンタジー世界の住人らが見せるリアクションが、実に良くて、ほんと、美味しそうに見えるのだ
    この(2)では、姫さんは勿論として、先の巻で、多緒と、ほんの少しだけ仲良くなれた金華も美味しい顔をしている
    そんなヒロイン陣に負けず、いや、ある意味、勝っているのが、金華の弟・小鐘だ
    少年態も、子狐態も、可愛すぎて、プルプルしてしまう私
    例に漏れず、多緒も小鐘のキュートさに、メロメロとなってしまっている
    新たに、小鐘の餌付け(笑)にも成功した多緒は、不思議な屋敷の中で、様々な経験をしながら、姫さんとの絆を強めていく
    年齢や種族の差はあるけど、多緒には「頑張れよ」とエールを送りたくなる誠実さっつーか実直さがある
    家族に対し、ちょっと、壁は作ってしまっているが、今後の展開では、その壁が取り払われることもあろう
    多緒の精神がタイムスリップ&憑依しちゃう、『幽霊になった料理人』も「読ませるなぁ」と感じさせるだけの質だが、個人的には、9品目「クリスマスはたこパーで」の方が和んだ
    和系の存在が、クリスマスを楽しんでいいのか、とツッコむほど、私は野暮じゃないし、時代錯誤を拗らせてもない
    楽しい事は、立場に関係なく、皆で楽しめばいいのだ
    たこ焼きを楽しみ、熱さと味、ちょっとのスリルを楽しむ姫さん達は、マヂに可愛いなぁ
    久しぶりに、タコ焼きが食べたくなった。ちなみに、私のお勧めだが、ケチャップも美味しい
    この台詞を引用に選んだのは、グサァァッッ、と来たので
    私以外にも、ダメージを受けた漫画読みもいるだろうな
    偏見かも知れんけど、漫画読みってのは、コミュニケーション能力が高くなくて、人付き合いで、ちょい失敗を繰り返している事が多いので、この手の失敗もあるんじゃないだろうか
    「本物の愛」と同じくらい、「対等の友情」を見つけるのも難しい、今日この頃
    「罪悪感から、何かをするのは、相手のためではなく、自分のためじゃからな。する方も、される方も、あまり気分のいいものではないんじゃ」(by姫さん)

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    2019年09月21日
  • 座敷娘と料理人 1巻

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    何気に失礼な気もするが、佐保里先生は、私の中で、地味に凄いな、と感じている漫画家の一人
    出る作品全てが、私の心にヒットするってのは、嬉しい
    『宇野家の人々』、『大人子供のカルテ』、『神様ごはん‐小料理 高天原へようこそ‐』と、ちょっと不思議、でも、心が温かくなる青年漫画を描く佐保里先生
    どれも、本気で「良い」と、他の漫画読みにお勧めできる作品だが、この『座敷娘と料理人』は、これまで以上に力を入れてお勧めしたくなるクオリティ
    挑戦、そんな二文字も浮かんだ内容だった
    『神様ごはん‐小料理 高天原へようこそ‐』と同じ、食系の青年漫画だが、色味はこちらの方が強い
    なおかつ、この『座敷娘と料理人』には、種族と年齢の差がある、ちょっとした片想いが香る、ラブコメ要素も付け加えられている
    佐保里先生のファンであるなら、「おっ」と軽く驚いただろう
    「永遠娘」でロリババァとのイチャラブHな作品を読んでいるからか、一層にピュアな気持ちで読める作品だ
    見た目は美少女で、中身も明るく、元気、それでいて、経験値の豊富さを醸す言動が多く、寂しがりやな一面もある。これは、中々に、男心がくすぐられるヒロインじゃなかろうか
    無気力とまでは行かないにしろ、自分の進むべき道、辿り着きたい目的地が見えていなかった主人公・菅波多緒が、姫さんの可愛さにコロッとやられちゃうのも納得だ
    実際、多緒のように、通帳の預金残高が増えていくのが楽しいから、って理由で働いている若者も多いだろう
    それが悪いとは言わない。理由は、どうあれ、定職に就いて、長く勤められるのは立派だ
    その上で、やっぱり、甲斐を感じられる仕事で、自分を磨く方が楽しいぞ、と言ってみたい
    私だけかもしれないが、この『座敷娘と料理人』で楽しんでいる点は、多緒の心情の変化だ
    姫さんとの交流や、彼女が重ねてきた楽しさや辛さを、少し不思議な体験によって知る事で、多緒の生き方にも変化が生じていき、人間力がちょっとずつ上がっていく過程は微笑ましい
    また、姫さんのリアクションも可愛いんだ、これが
    大人ぶるようでいて、基本的にかまってちゃんで、興味津々の塊
    多緒が作ってくれる、知らない料理に驚き、喜び、燥ぐ様は、ある意味、神様っぽい
    どの姫さんの顔も可愛いけれど、私的に一推しなのは、ナポリタンのケチャップで、口元が真っ赤になっている状態で笑っている所だ
    良い意味で子供っぽく、優しい気持ちになれる。きっと、この後、多緒に鏡を見せられて、恥ずかしさで真っ赤になったんでしょう。もしかすると、多緒は口元を拭かされる事になって、彼も赤くなったかな?
    次の巻で、姫さんは、多緒の料理で、どんな表情になるのか、楽しみ
    それに、新キャラも出るようだし、ますます、賑やかになりそうだ
    多緒と姫さんの距離も、健全な意味で縮まればいいけど
    どの回もお勧めだが、最もグッと来たのは、4品目「呪いのかき氷」だ
    サブタイトルこそ、つい、苦笑しちゃうほどおっかないが、内容はハートフルだ
    ちょっとした気の緩みから、体調を崩してしまった多緒を、心の底から心配し、看病をしてくれる姫さん、尊い
    この台詞を引用に選んだのは、多緒への、元より低くない好感度が、更に上がったので
    自己評価が高くないとこは、ちょい気になるにしろ、彼は彼で、カッコイイ男だ、と思う
    何故って、惚れた女を喜ばせたい、と願い、その気持ちを行動で示せる、そんな男が立派じゃないはずがない
    「あんたは、姫さんの友達だし、姫さんがピクニックやりたがってたから。俺のかわりに、姫さんのピクニックにつきあってもらえて、良かったよ。俺は、あんたのいうように、社長さんみたいな夢も志もないし、家柄も学歴も、地位もない、しょぼい人間だけど、姫さんを喜ばせてあげることは、できてるかなって思うよ」(by菅波多緒)

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    2019年02月03日
  • 神様ごはん-小料理 高天原にようこそ- 1

    癒やされます

    某漫画アプリで読んだ「座敷娘と料理人」が面白くて検索してたどり着きました。試し読みだけでもほっこり。良い漫画家さんを見つけました。

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    2018年06月06日
  • 神様ごはん-小料理 高天原にようこそ- 2

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    よかった、(2)が出た、と喜ぶのは、さすがに失礼だろうか?
    でも、本気で嬉しい。どんくらいよ?と尋ねられたら、ももたん先生の『本屋の鬼いさん』の(2)が出た時と同じくらい、と答えられる
    リアルタイムで読んでない作品は多いけど、連載継続中ってコトが確認できる作品は、そんな不安はない。だが、情報を調べ辛い作品もあるので、心配になってしまう
    それが大きいほど、最新刊が出た時の幸福感がたまらないもんだから、ついつい、わざと調べない私も悪いんだろうなァ
    まぁ、反省は後にして、今は(2)が出て、読めて、感想を書ける喜びに浸ろう
    佐保里先生の作品は、全般的に優しい雰囲気で満ちている。中でも、この『神様ごはん~小料理屋 高天原にようこそ~』は顕著なように思える
    人と人を繋ぎ、良好な関係のものにできる一つが、美味しい料理
    佐保里先生自身が、毎日への食事に感謝を持っているからこそ、こんなにも温かい中身になるんだろう
    人は食べなければ生きていけない。そんな当たり前を蔑ろにすると、体だけじゃなく、心まで飢えてきてしまう
    一度、飢えてしまった心ってのは、そう簡単にゃ、満腹感を得られなくなる
    心身にゆっくりと染みわたる「美味しい」、それを知るのは幸せだ
    各々の話が、あからさまではないけど、読み込むとリンクしているのが分かるのは、実に嬉しい。こういう遊び心は大事だと思う
    さすがに、今年中は難しいだろうから、来年の6月くらいまでには、(3)が出て欲しい・・・・・・まだ、連載してるよな
    さすがに、今回はマジに不安だから、調べてしまおうか・・・いや、佐保里先生と、支えている編集さんを信じよう。きっと、(3)は出る!!
    どの回も、読み手に色々と考えさせるものばかり。個人的に、強く印象に残ったのは、第7話だった。何っつーのか、心に余裕を持つのって大事だな、と。思い詰め過ぎず、あるがままに行動すれば、自分が見えていなかった、己の長所が見え、それを有力な武器に出来るようになる。上手く行かない時は、人生には何度だってある。けど、ずっと、最低が続く事はない。気持ちと行動一つで、流れってのは結構、簡単に変わる
    この台詞を引用に選んだのは、目から鱗が落ちたので。楽観的っつーか、逃げの思考と言われちゃいそうだけど、無駄に自分が悪い、と思い込むよりはマシだ。会社は人が集まって出来ているもの、なら、縁がなきゃ仲良くなれないのも道理だな。縁がなかった、そう受け入れた後は、縁を繋げるように努力するか、他の良縁を探すか、それは自分次第だ

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    2017年11月04日
  • 神様ごはん-小料理 高天原にようこそ- 1

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    佐保里先生の作品は、今んトコ、『宇野家の人々』と『大人子供のカルテ』と押さえて、感想も書かせてもらったが、一ファンとしては、この『神様ごはん ‐小料理 高天原にようこそ‐』が最も好きになれそう
    ちょっとフシギな食ドラマ、ざっくり言うと、そんな感じのすとーりーで、佐保里先生の好さが滲み出ている。イイ意味で変わらない漫画家だと思う
    温かい絵柄と優しいストーリーの相性が実に良く、とても読みやすい
    食べ物には神様が宿る、オカルトめいた説ではあるけど、食べる事で体調が改善され、テンションが上がり、なおかつ、運気が自分にとってイイ方に巡るのであれば、あながちズレてもいないんだろう
    基本的に一話完結で、各々の話に登場する人間の悩みがふわっと解決する
    人生の九割九分九厘は財力、権力、体力、努力など、己が持ちうる力を振り絞れば、多少はどうにかなるものばかり。ただ、残りはにっちもさっちもいかない時はある。そんな時は、神頼みしたって問題ない
    願った人間の気構えが、しっかりしていれば、神様も力を貸してくれる
    なので、普段から、神様を真摯に崇める必要はないにしろ、神様の不興を買わない程度に節度ある生活を送っておけばいい
    情けは人の為ならず、巡りて巡りて己がため。利を求めて優しくしろって意味じゃないけれど、ちゃんとした行動は、しっかりとした形で返ってきてくれるもんだ
    高天原を切り盛りする店長ら、ひかりさん、夜一さん、成海も個性的。店名から鑑みても、やはり、三貴神だろうな。けど、神様っぽさはなく、むしろ、人間臭い言動が目立っている。だからこそ、人の心に寄り添い、悩みを解決する力を与えられるんだろうけど
    登場する料理も、とびっきり美味そうって訳じゃないんだろうけど、元気をくれそうってトコがいい
    どの話も好感が持てるものばかりだが、一推しは第3話。ちょっと悲しい要素が入っているけれど、その分、別れを経たからこその人間的な成長に、心の琴線が鳴る。気の持ちよう、考え方次第、言うのは簡単だ、と苦しんでいる人は言う。けど、何もうまくいかない、と自分で自分の可能性を狭めている内は、進むべき道が見えてこない。回り道をしても、目的地を変えてもいいのだ、自分の人生は。辿り着いた先で、自分の歩いてきた道に残った足跡を見て、「うまくいった」と思えれば、勝ちじゃないか?
    この台詞を引用に選んだのは、今の私には結構、響いたので。そうなんだよなぁ、とシブい表情で同意したい。不思議なもんで、下手に年を喰うと喧嘩の仕方と言うか、仲直りの仕方が下手糞になるらしい、人間。ギスギスしている時、相手がぴりぴりしている時は、下手に距離を縮めようとするよりも、少し間を置く方がいいかもな。けど、このやり方で、逆に相手の神経を逆撫でしちゃうこともあるから、男女の仲は儘ならん。こればっかりは、神様だって、どうにもできん。そもそも、神様だって異性に振り回されてばかりなんだしな

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    2017年03月20日
  • 大人子供のカルテ1

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    この『大人子供のカルテ』を行きつけの本屋で見つけた際は、前作『宇野家の人びと』の続編なのかな、と期待していたのだが、どちらかっつーと、設定が同じモノを別視点で描いているような感じだった
    少し気落ちはしてしまったが、面白く、話の深さも以前よりあったので、読んだ後は満足感をしっかり得られた
    私は、どちらかと言えば、文系が得意な方なので、理屈そのものはチンプンカンプンなのだが、不老不死が人間の願望の一つであるように、若返りもまた、人々が望むモノ。その強い願いを持った者が、努力を続ける事が出来たのなら、老人を青年まで若返らせる術式が確立しても不思議じゃないな、と感じる
    この『大人子供のカルテ』では、青年に戻った、を通り越して、子供になっちゃった老人らが、若造どもを振り回している
    主役が、タイプの違う三人の若い研究者ってトコが面白く、ストーリー全体に弾みを付けているな。もし、喜多見、遠山、吉田の内、誰か一人だけが話の主軸になっていたら、作品に抑揚が欠け、折角の独特な設定の良さも損なっていただろう。三人は大体、同レベルだが、精神的に一歩先にいるな、と思えるのは、喜多見先生かな。抱えている悩みに重いも軽いもないにしろ、大事な人の死に責任を覚え、なおかつ、憧れの人と同じようになれなかった負い目を持っている分、人を励まし、支えになる能力に長けているようだ
    しみじみと感じたのは、何歳であろうが、周りと円滑なコミュニケーションを図り、良好な関係を築くのは大変だってコト。さすがに、『古見さんは、コミュ症です』のヒロイン、古見さんほどは酷くないが、私自身も他人と積極的に仲良くするのが得意ではない。それが、いきなり、手術を受けるのは自分の意思であったにしろ、子供の姿になってしまったとなったら、やれなかった事をやれる喜びよりも、また、あの苦労をせにゃならんのか、と途方に暮れるかも知れない
    そんな時、喜多見先生らのような大人(?)が側にいて、フォローしてくれたら実に力強いだろう
    『宇野家の人びと』のキャラも顔を見せてくれているので、今後、二つの作品が絡み合う展開もある、と期待しても良さそうだ。三人の友情や、被験者との関係の変化も楽しみだ。恐らく、私の勘違いではないと思うのだが、みなみちゃんの恋路も応援したい
    どの話も深みがあって読み応えがあるが、私的に推しなのは、掴みとしてバッチリなカルテ1である。だが、強く印象に残ったのは本編よりも、巻末のオマケ四コマだったりw こんな風に、本編だけでなく、オマケまでも充実している作品は嬉しく、次巻も確実に買おう、って気になれる
    この台詞を引用に選んだのは、共感できるから。子供にだって、大人にだって、自分を自分のまま受け入れてくれる「逃げ場所」が必要だ。ある意味、大人になるって事は、子供の避難場所になってやれる事なのかも知れない。子供の味方になってやるってのは簡単そうに見えて、結構、難しいもんだ。子供の頃は、あんなにカッコ良く、頼れる存在に見えていたモノに、いざなってみると、てんで頼りない私・・・・・・

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    2016年06月13日
  • 宇野家の人びと

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    買う時は当たり前だが、面白そうだ、と思って買う
    それで読んで、思った通りの良い内容だと嬉しくなる
    だが、時に自分の漫画読みとしての自信を揺さぶってくれる漫画に出会えるものだ
    この『宇野家の人々』、私のチャチな予想なんて軽々と吹っ飛ばしてくれた、厚みのある作品で、漫画と読み手を引きあわせてくれる神様みたいな存在に、真面目に感謝したくなった
    内容は、ザックリ言うと家族モノに当たるのだろうか
    だが、帯にもある通り、祖母の壱子さんが美魔女どころか、かなり若返っているので、ありきたり感など全くなく、実に斬新で読み応えがある
    その設定が十分に活かされているストーリーは、読んでいて癒されつつも、自身の現在を見つめ直したくなるモノだ。なので、多少、ココロに負荷はかかるが、そこもこの作品の魅力だ
    見た目こそ、実験で若い時の美しさを取り戻しているが、中身は豊富な人生経験に満たされ、しかも、この貴重な体験でますます、魂が輝きを増しているので、言動に年の功ゆえの、押しつけがましくない説得力があって、台詞がストンと心に入ってくる
    ある種の現代病に心身を蝕まれた一希が、そんな祖母や、家族の創くん、家政婦かつ看護士の三郎さんとの交流で、自分なりのペースで前を向いていき、歩き出していく展開も自然で、作品に深みを生んでいる
    また、壱子と同じく、若返っている三郎さんの鈍感さも面白い。傍目からは丸判りなのに、本人無自覚のラブコメと言い換えてもいいかな
    技術が日進月歩で発展を遂げているとは言え、ここまでの若返り技術はまだ確立されていない(ハズだ)。今、私は二十代なのでピンとは来ないが、やはり、イイ人生を送ってきて悔いは特に無い老人も、若い時に戻れるとなったら、そのチャンスを掴んで、一回目でやれなかった、今だからこそやれる「何か」に挑むんだろうか?
    どの話もイイが、個人的に推しなのは、一希と創くんの距離感が縮まる「よにんかぞく」
    この台詞を引用に選んだのは、今の私に最も響いたから。今、私にはどうしてもなりたいモノがあるけれど、その夢を叶えて、望んだ「何か」になった実感を得た時、どんな風に思うんだろう。頑張っている、今この瞬間に自分を支えてくれている大事な物を持ったままでいられるだろうか

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    2015年06月02日
  • 宇野家の人びと

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    想像していたよりもほんわか心温まるお話でした。
    肝心の「若返り」の部分にはあまりつっこまれません。ただ実験して若返り出来たんだよ、その若返りの事後経過を観察してますよー、みたいな感じです。
    恋愛の面では若返ったお婆ちゃんとそのお婆ちゃんの昔馴染みのお医者さん(こちらも若返ってます)の2人がメインかな?でも、お話は恋愛メインというよりもどちらかというと「家族」に焦点を合わせているかな。
    特に、お婆ちゃんに育てられて東京で暮らしていた一希と、現在お婆ちゃん家に預けられて育てられている創の2人。お婆ちゃん家で偶然出会ったけど、二人の関係は偶然ではなくて、関係だけみればめちゃくちゃドロドロにもなりそうなのに二人ともいい子でひたすらに和む。
    肉まんを食べながらボロボロと創が泣く所がとても好きでした。
    1巻で終わりなのが本当に勿体ないなぁ~。

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    2015年05月30日
  • 座敷娘と料理人 4巻

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    ネタバレ

    完結巻。何を願うのかと思っていたけど、タオの願いはみんなをしあわせにできるものだった。慶太郎をはじめ、おかあさんたちをも繋いだのがよかった。おかあさんの助言はすごい。大塚さんのお料理食べてみたい。チーズ入りつくね…

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    2020年05月06日
  • 座敷娘と料理人 1巻

    つづきが気になるゆるやかな物語です。

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    2020年03月25日
  • 座敷娘と料理人 2巻

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    ネタバレ

    姫様、「夢」が叶ってよかった。少しずつにぎやかになっていくのもいいね。たこ焼きとスイートポテトが食べたくなって仕方ない。表紙のおにぎりも素敵。金華の上司へのおもてなしはどうなるのか。

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    2019年05月01日
  • 座敷娘と料理人 1巻

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    田舎にある屋敷に霊感がある人が来るまでアルバイトを募集して見事当たりを引いた主人公が座敷童子を世話する話

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    2018年11月27日
  • 白蛇様の花嫁 1巻

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    生きる事があまりに難しい時代、そのような時代では命の価値よりも想いの価値の方が重くなるのかな?
    そのような事を考えてしまう作品だった


    1話と2・3話では話の毛色が異なっているけれど、その分1話では本作がどのような世界観でありどのような方向性であるのかを示すものになっているね

    特徴的な点は本作の舞台となる島が生と死の狭間に在り「向こう側」へ行く前に未練を断ち切るとのことだけど、あまりそちらを主にしていないようにも思える

    あくまでもあの島は中継地点でしか無く、どちらにせよあの島に船で着いたなら船で旅立つしか無い
    なら、何が出来るかと言えばあの島で想いの整理をするというその一点に尽きるのかもしれない

    自分は既に死んでいると認識する、大切なかんざしを取り戻したい、最後の船に乗る前に楽しみたい
    そういった人々を前に天真爛漫な依子は明るく接しているね。訪問者のように生と死を彷徨っているわけではない依子。だからこそ、最後のひとときを島で過ごすことになった人々を持て成せるのかもしれない

    その中で辰彦は特異な存在かも
    妹との約束を守れず生ある場所に自分の居所を作れず。かといって生と死の狭間においてもどちらへ向かうと決まっているわけでもない。宙ぶらりんな状態

    だからこそ、他の訪問者のように島を行き過ぎるのではなく、依子の為に島に留まるという選択が採れる


    第1巻はほぼ作品世界の紹介に終止されたけど、この後はどう展開するのだろうね?
    今のところは超常的な存在に思える「しろ様」はどのような人物か判らないし

    因みに最も心に刺さった存在はおまけ漫画のみけだったりする。人の都合を良い感じに曲解するみけさまは良いキャラしてますわ

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    2022年04月13日
  • 座敷娘と料理人 1巻

    購入済み

    料理が美味しそう

    座敷わらしの女の子に料理をふるまう話ですが、話に出てくる料理がどれも美味しそうです。
    主人公が料理上手なので座敷わらしがうらやましいです。

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    2020年12月31日
  • 座敷娘と料理人 3巻

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    ネタバレ

    カレーとハンバーグとグラタンが食べたくなる。お雛様はちょっとホラー。タオと母の関係が改善されたのはよかったけども、このままいくとお屋敷に取り込まれてしまうの…?

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    2020年05月06日
  • 座敷娘と料理人 1巻

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    神様ごはんの作家さんだった。このお話もやさしくてほんわかしている。屋敷神な姫さんがかわいい。タオと出会えてよかったね。バナナカレー、甘いかな。おいしくてしあわせな日々がずっと続けばいいのにって思えてくる。ナポリタン食べたい。

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    2019年01月06日
  • 神様ごはん-小料理 高天原にようこそ- 2

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    ネタバレ

    生田と江島と廣田が高天原を通じて繋がったのか。江島の話は時系列行ったり来たりすごいな。あのあと、生田に会えたかな。高天原のおにぎり食べたいなー。帯のアイスキャンデーも素敵。ほうじ茶と珈琲牛乳!

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    2017年08月05日
  • 神様ごはん-小料理 高天原にようこそ- 1

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    その店で食事をすると願いが叶うと言われている小料理屋さん「高天原」には不思議がいっぱい。必要な時にだけ現れるとかいいな。それにしても、氷川さんにはどうしてシロの正体がわかってしまうのか。みたらしだんご食べたいなー。

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    2017年01月03日