あらすじ
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【誰にも等しく訪れるもの、それは死。生と死の狭間にある島にやってくる人々。彼らの未練を描く感動の和風ファンタジー。】
大きな川の真ん中にあるその島。その島では、失った大切なものが見つかるという…。船でやってくる人々は、決して同じ方向に引き返すことはない。何かを見つけ対岸へと渡っていく。その島で飯屋を営む少女と、少女を助ける青年の物語。激動の時代を生きる人々の驚きと感動の和風ファンタジー。
(C)2021 Sahori
感情タグBEST3
切ないグルメ
作中の大きな鳥居、うちの地域の神社の鳥居とそっくり。ひょっとして、作者様は地元の方なのかなーと思ってしまいました。
訳ありの他人同士が、さながら家族のように支え合う姿に、ほっこり。だけど、背景には生と死の別離があって、切ないです。だからこそ、最期の晩餐が染み入る程に美味しそう。
Posted by ブクログ
生きる事があまりに難しい時代、そのような時代では命の価値よりも想いの価値の方が重くなるのかな?
そのような事を考えてしまう作品だった
1話と2・3話では話の毛色が異なっているけれど、その分1話では本作がどのような世界観でありどのような方向性であるのかを示すものになっているね
特徴的な点は本作の舞台となる島が生と死の狭間に在り「向こう側」へ行く前に未練を断ち切るとのことだけど、あまりそちらを主にしていないようにも思える
あくまでもあの島は中継地点でしか無く、どちらにせよあの島に船で着いたなら船で旅立つしか無い
なら、何が出来るかと言えばあの島で想いの整理をするというその一点に尽きるのかもしれない
自分は既に死んでいると認識する、大切なかんざしを取り戻したい、最後の船に乗る前に楽しみたい
そういった人々を前に天真爛漫な依子は明るく接しているね。訪問者のように生と死を彷徨っているわけではない依子。だからこそ、最後のひとときを島で過ごすことになった人々を持て成せるのかもしれない
その中で辰彦は特異な存在かも
妹との約束を守れず生ある場所に自分の居所を作れず。かといって生と死の狭間においてもどちらへ向かうと決まっているわけでもない。宙ぶらりんな状態
だからこそ、他の訪問者のように島を行き過ぎるのではなく、依子の為に島に留まるという選択が採れる
第1巻はほぼ作品世界の紹介に終止されたけど、この後はどう展開するのだろうね?
今のところは超常的な存在に思える「しろ様」はどのような人物か判らないし
因みに最も心に刺さった存在はおまけ漫画のみけだったりする。人の都合を良い感じに曲解するみけさまは良いキャラしてますわ