普通に読んで面白い本ですが、著者が本当にいいたいことは最後になってやっと表れているように思います。
男も女も、相手を、家族を幸せにして「あげる」こと、そこに「幸福」を見出せはしないだろうか? 自分の存在意義をそこに見つけたとき、世界の見え方や相手の見え方が変わりはしないか?
結婚に限らず、本当に幸せになれる人とそうでない人の差はここにあるように思います。
もっといえば、相手からして「もらう」ことばかりに執着して、相手に何かをして「あげる」ことをおろそかにするような人物は、まだ結婚する資格はないのです。