野村総合研究所イノベーション開発部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野村総研が毎年発表しているITロードマップは、5年先のITトレンドをつくるキーワード先進事例についてまとめられている。アメリカを中心とした先進市場のトレンドや事例をもとにしている。
まだソリューション化されていないが、コンセプトとして盛り上がりつつある…、というキーワードをざっくり知る目的では貴重な本である。
今年の傾向としてはクラウドの普及期が目前にきており、その活用に向けたキーワード・課題が増えていることと、ソーシャルCRMに関する扱いが多い。評者が気になったキーワードは下記。
<クラウドの利用拡大>
・パブリッククラウドの利用は、米・中ともにここ3年で急速に普及。
・セキュリティも基準整 -
Posted by ブクログ
昨年、2011年度版を読んで有用だと思ったので今年も買ってみました。
本書はITの現在の動向と将来の展望を読むには必須本と言えると思います。2012年版は、トピックとしては自分の項目とあまり変わりはなかったですが、内容としては「そういう見方や考え方があるのか」と考えさせてくれる本です。
本書を読んで一番感じたことは、日本は遅れているということ。米国に比べると数年遅れています。下手をすると、発展途上国の方が、一から技術を導入する分良いかもしれません。
日本の商習慣は眼前にあるので無視できませんが、携帯だけでなくIT分野でもガラパゴス化しているように感じます。グローバルを目指すなら、本書を紐 -
Posted by ブクログ
5年後、ITが世界をこう変えます。
様々なデータ(水や電力の使用量、交通渋滞の状況等々)が「見える化」され、クラウドへ情報が集中します。そのような膨大な情報(ビッグデータ)は、リアルタイムに分析され、人々に対して新たな知恵を提供します。
重要なワードは以下の通り。
・スマートグリッド
・ソーシャルCRM
・LTE(3.9G通信システム)
・モバイルWiFiルータ
・ワイヤレス給電
・ハイブリッドクラウド
・スマートメータ
・MDM(Meter Data Management)
・DWH(Data WareHouse)
・Hadoop、アナリティカルデータベース
・ストリームデータ処理システ -
Posted by ブクログ
1年の恒例、NRIレポート技術編。これは正直、評価が難しいと思った。
まず構成が微妙。2章「今後5年の重要技術」にある4節のうち3つが「クラウドコンピューティング」関連で、住み分けされてるわけでもなく、内容も被ってる。どうしてこうなったとしか思えない。
あと、過去の内容からの連続性も意識せざるを得ないのだろうが、賞味期限切れの情報も多い。Web2.0という言葉は久しぶりに見たが、意地になっているのか、拘りがあるのか、それとも天然なのか。
ボリュームについても、全体200ページで字も大きめ、アンケート結果の表や図も多いので物足りなさを感じる。更に上記のような「どっかで見たことある」記事は大