あべまさいのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
子育ては子どもの時間に付き合うことや子どもの視点で世界を共に味わうこと。これが苦手だったり、本当は子どもと一緒の時間をもっと持ちたい人におすすめです。
子どもとうまく付き合えない、大人が陥ってしまう考え方の偏りが、著者の愛らしい失敗エピソードとともに語られます。それでいて、コーチングの基本的な考え方も書かれています。私の考えが広がったのは、相手と気持ちを合わせるペーシングの大切さ、相手を認める承認の効果です。承認には結果承認だけでなく、行動承認、存在承認もあること。著者の言う通り結果承認ばかりしていました。これは子どもだけでなく、大人同士でも役に立つ考え方でした。良い本と出会えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコーチング三つの原則
双方向
個別的
継続して関わる
話し合う内容のチェックポイント
クライアントの望む目標をはっきりさせる
現状をはっきりさせる
現状と目標とのギャップが何によってもたらされているのかをはっきりさせる
ギャップを埋めるための行動計画をはっきりさせる
定期的にフォローする
答えはすべて自分の中にある
相手から返ってきたコミュニケーションは、自分が相手に伝えたコミュニケーションの結果である
ペーシング
相手の言うことや気持ちを受け止める、もしそれが自分にとっては都合の悪いものであったとしても、できるだけの忍耐と思いやりを動員してしっかり受け止める
ペーシングには、相手の -
Posted by ブクログ
コーチングの観点から子育てを振り返ることができる一冊。新たな気づきが得られるとともに、子育てによってコーチングの技術まで学べていることに気付かされました。
“私は娘によって
こだわりを脇に置く練習
ありのままの相手を受け入れる練習
ちょっとは人のために生きてみる練習
をさせてもらっているのかもしれません”
という一文が特に心に残りました。
子育てでしか得られない貴重な練習は毎日休みなく続きます。子どもを産んで育てながら、徐々に大人になっているような気がするのは、人のために生きることを知ったから。
子育て経験は自分を強くしている。決してキャリアの足かせではない。そんな勇気をくれる本でした。