著者のあべ まさい さんが、ご自身がコーチングをしている方で、お子さんが小学校2年生(復刊時は高校3年生)の時に書かれた本だそうです。
まえがきで書かれているように「ハウツー本」ではなく、個人的な日々の取り組みを書いています。そこにコーチングとは 何かが織り交ぜられているので、読みやすかったです。
...続きを読む同じく まえがきの ”コーチングというスキル、そしてそのスキルを支える考え方を、ぜひ、紹介してみたいと思います。コーチングの中には、人とかかわるときの大切な智慧がたくさんつまっていると思うからです。そして、私自身、これを書くことによって ふだんの子どもとの関りを見直し、少しでも正直で暖かな関わりのできるお母さんになれたら、と思います。”
と、”正直で暖かな関わり”の書かれており、警戒心を解いて読み始めることができました。
子どもを受け止めるスキル:聞く、見る、ペーシング(ペースを合わせる)
子どもに働きかけるスキル:質問する、アクノレッジする(承認する)、リクエストする、相手のために求める
視点を増やすスキル:コミュニケーションのタイプを知る、優位感覚を知る、意識して視点を動かす、宝物(リソース)を見つける
筆者自身のエッセイのような本でもあるため、娘さんに素直に謝れなかった事、子どもの要求を受け入れられない時に壁になっていたという事実、ありがだいと思った事。
愛のある姿と、母親としての姿が、垣間見られ、暖かい気持ちになる本でした。