桜井信一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中卒ながら娘を難関中学に入学させた桜井さんによる算数、国語の教え方。
まさに、目からウロコ、コロンブスの卵的な発想が連発で面白い。
基本的には桜井さんがかなり賢い。
・受験の本質を射抜き(出題者の意図)
・子どもに分かりやすいように噛み砕き
・どのように定着できるかの方法もあみだし、サポートしている。
算数は、大人が常識とおもっているような感覚が子供にはないので、なんでこんなミスするのというのが連発する。
(例えば少数や分数はお金に日々関わっている大人にはリアリティのある考え方だけど、子どもには抽象概念でしかない)
はー、なるほど、子どものリアルわかってるな。
そしてそのためには、子ど -
Posted by ブクログ
ネタバレ・中卒の両親が娘を超難関私立中学校の受験に挑んだとき様子をブログ及び書籍化した後に、受験生の親から届いた質問や自身がぶつかった壁の乗り越え方の実体験を伝えている。
・父親が娘と一緒に塾に通わずに5年生から取り組んだ生々しい内容になっているので、他の中学受験本よりも近い感覚のノウハウが書かれている。
・子供を塾に通わせているだけで成績が上がることはない。子供の頑張りによるちょっとした成長に気づき、認めてあげることが次の日のやる気につながる。
・休日を有効に使えない人は、そこで大きな差が生まれてしまう。
・中学受験を子供がしたいと言ったからといって、途中でだらけたり他のことが出来なくなったりしても -
Posted by ブクログ
著書はとても小学校受験未経験者の父兄とは思えない着眼点を持っていることに驚かされる。算数については、生きる力があるというか、学問と感覚の擦り合わせを大切にしているというか、知識から知恵に昇華している感覚がある。これは、小学生に理解しやすいようにということは分かっているが、中々大人にはそれができない。
一方、国語に関しては答えから解答するための作業の流れや約束事を子供に学ばせる下りは参考になった。また、長文を読む際は、まるで水に息を止めて潜るような集中力が必要という話は、他書にも同様のことが書かれていて、国語の能力として必要なことなのだと理解しました。 -
Posted by ブクログ
中卒だけれども、娘を桜蔭に入れようと頑張った父親が書いた中学受験についての本。
私は1作目の『下剋上~』を読んでいないので、そちらの本も気になりました。
桜井さんは中卒とのことですが、なんで??というくらい勉強家で努力家です。私には真似できない……。
私の考え方と違うなーというところが何点かあったので、こういう風に考える人もいるのだな、という参考程度にするのがいいのではないでしょうか。
桜井さんは桜井さんの考え方があると思いますが、受験に「正解」はないと思っています。みんな子どものためを思ってやっていることですが、何が子どもにとって一番大切か、ということを私も考えていきたいと思いました。