古田敦也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヤクルトスワローズで長年にわたって捕手として活躍し、プロ野球界を代表する選手のひとりである古田敦也氏がプロ野球の観方を自身の観点を交えて解説した一冊。
投手、打者、守備、監督と4つのカテゴリーを球界でも屈指の名選手として挙げられる氏の解説は大変参考になることが多いものでした。
読んでいて、配球や守備シフトなどはデータによる傾向などから緻密に計算されていることを知り、これからプロ野球を観戦する際のワンプレーに注目する視点が生まれました。
アマチュアとプロとの違いを指摘されている部分も多くありそちらも参考になりました。
特に守備のシフトの部分に関しては球場でしか味わえない醍醐味であり興味深いもの -
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Posted by ブクログ
ワンランク上の観戦方法を紹介した本。
ピッチャーの観方、バッターの観方、守備の観方、監督の戦術の観方の4つの章からなっている。
私のように野球観戦はするけれど、そこまで詳しくないという人にも、野球経験のある通の人にもためになる面白い内容だと思う。
特に興味深かったのは「三浦大輔の積極的バッター対処法」や「サードランナーの基本的スタンス」の項である。
三浦投手と対戦する左バッターが打つ、一塁線、あるいはライトスタンドへの強烈なファウルボール。これは、ボール1個分インサイドに入ってくるため、芯で当てるには投手寄りでさばかなければならなくなり、バッターがボールを思い切り引っ張ってしまうから起きる。つ -
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Posted by ブクログ
野球の本というよりはビジネス書かな。
やっぱり古田さんは賢いなぁ。
チームや人を強くする、成長させることは、自分の仕事にも大きく関係している。畑違いの方の仕事に対する考え方を知ることで、本当に大切なこと(どの仕事にも大切なこと)が明確になるんだな。
※印象に残った、学んだこと。
成功体験はアマチュアとプロでは違う。変わっていく勇気が必要。
何かを得たいなら、まず相手をほめ、何かをアドバイスしたいなら、相手が尊敬している人の名前を使え。
100%の力をだすがケガでちょくちょく休む選手ではなく、80%でも毎日出てくれる選手。
本を読む。
こだわりでストレスなら鈍感の方がいい。
個 -
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Posted by ブクログ
ネタバレヤクルトスワローズで活躍した古田選手が、選手・監督時代の経験から自分そして組織の力の引き出す方法を心理面から記載された書籍。
全体的に野球に限定された考え方も多いが、一般的にも活用できる点もあったり、野球を観戦する際にも選手や監督はこんなことを考えているのかということが分かった。
以下、本文引用。
・ルーティンがクローズアップされているが、それも日々変化を取り入れながら、少しずつ進化させていくことが重要。また自分の適性(才能)を見出し、新たなチャレンジや習慣を変えることを恐れないこと。
・常に全力100%でやっていてはケガのリスクも増えてしまうので、いい意味での手抜きが必要。その際に、どこで手 -
Posted by ブクログ
野球をより深く観戦するための着眼点について、投手、打者、守備、など大きなテーマごとに説明した本。野球はテレビや球場でよく観るけど、より深い視点で(投手と打者の駆け引きや心理、打者と守備体系の関係など)観てみたいと思っている人には丁度いいレベルの内容。
ピッチャ―のタイプの違い(オーバーハンドとスリークォーター)による変化球の違い、右打ちと左打ちの有利不利、守備における利き手の関係など、野球のルールは知ってるけどそれは知らなかった、といったトピックスが分かりやすく解説されています。私的に一番「なるほど!」と感じたのは「何故以前よりもカーブを投げる投手が減ったのか」という部分。確かに最近は変化球と -